デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

音楽

年の初めに『空の大怪獣 ラドン』(1956)4Kデジタルリマスター版の感想

現在開催中の「午前十時の映画祭12」で『空の大怪獣 ラドン』・4Kデジタルリマスター版を観てきました。本作は久々の正月興行でしょうか。『モスラ』に続いて楽しみにしていた作品。空飛ぶ怪獣の作品が続きますね。まあ、ゴジラも空を飛べますが⋯。今回は映…

2022年の話題雑談 音楽と日常 ウクライナ国立歌劇場管弦楽団の「第9」

音楽が好きでたまに記事を書いているが、実は音楽に救われた、支えられたという感覚や経験は、あまりない。精神的、身体的につらいとき、正直そういうときは音楽鑑賞や演奏どころではない。やはり趣味に没頭するには、安定した日常生活や社会の安寧がある程…

ちょっと知らないシューベルト

こういうプログラムが、普段着の演奏であり、実は聞き逃せないものではないか。そんなことを思わせてくれる演奏会だった。10/21にブロムシュテットが指揮するNHK交響楽団の定期公演(Cプログラム)を聴いた。曲目はシューベルトの交響曲第1番と第6番である。…

新年音楽始め2022

毎年この時期は、私撰ニューイヤーコンサートと称してクラシック中心に好きな音楽を聴いていたりします。コンサートや番組を心待ちにする気持ちは理解する一方で、サブスクリプション隆盛の昨今、ちょっと検索すれば既知・未知の曲がうじゃうじゃ出てくるの…

『ガールズ&パンツァー最終章』第3話の感想 Blu-ray発売に寄せて

12/24に『ガールズ&パンツァー最終章』第3話OVAのBlu-rayが発売されたので感想です。セル配信も同時で、レンタル配信はまだ。公開からディスク発売が年を跨ぐより心証はよいです。ガールズ&パンツァー 最終章 第3話 (特装限定版) [Blu-ray]バンダイナムコア…

年の瀬に『モスラ』(1961) 4Kデジタルリマスター版の感想

クリスマス・イブに映画『モスラ』(1961 東宝)を観てきました。4Kデジタルリマスター版の発表と上映が予告されており、記事タイトル通り楽しみにしていた作品。4K版の上映情報や制作過程は下記リンクやYouTubeが詳しいのでどうぞ(※2022/1追記:YouTubeの…

『日本映画音楽の巨匠たち シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー 12』を聴く そして観る

芸術の秋、と意気込まなくとも年中容易に芸術に触れることができるようになった。殊に音楽や映画は種々の配信・DLサービスが充実してきた。ホールや映画館に行かなくとも、ディスクを購入しなくとも、自宅で楽しめるケースが少なくない。そこで私などは最近…

映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』の感想 邦画と特撮、アニメに寄せて

7/22公開のアニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観たので感想です。詳細にストーリーを書いたりしませんが、一応ネタバレありです。予告で知って鑑賞することにしました。例に違わず、見所を予告で文字にしちゃうタイプですが。※画像をタッチ・…

生誕でも没後でもショスタコーヴィチ その4 Spotifyで聴ける音源雑談

ショスタコーヴィチの音楽を日々聴いていく4回目。今回は予告通りサブスクリプション、Spotifyで聴ける音源の話題です。CDとレコードも集めつつ、便利なものは使い倒す、それでいいじゃないの。こうして様々な楽しみを家で、と言われるご時世だし。今だから…

Spotifyでオクタヴィア・レコード(エクストン他)の音源が聴ける

クラシック音楽を語る上で外せない日本のレーベル、オクタヴィア・レコードの音源がSpotifyでも気軽に聴けるようになりました。これまで全4楽章中第2楽章のみ、といったお試し配信になっていた音源が今年になってフル配信されるようになったのです。残念なが…

邦画と特撮、アニメに寄せて 映画『竜とそばかすの姫』の感想

7/16公開のアニメ映画『竜とそばかすの姫』(公式サイト)を観たので感想。一応ネタバレはあり。作品の話題性から、種々の寸評入りの記事タイトルや短文の感想が目に入る前に鑑賞することにした。このご時世、鑑賞前から既に先入観と小競り合いしていると言…

『ガールズ&パンツァー最終章 Episode1~3 オリジナルサウンドトラック』の感想

5/12に『ガールズ&パンツァー 最終章 Episode1~3 オリジナルサウンドトラック』のCD、音源が発売・配信されています。待ちに待った『最終章』のサントラ第1弾です。今回はこのサントラの感想と雑談です。アニメ『ガールズ&パンツァー 最終章』オリジナルサ…

『ガールズ&パンツァー』関連物落ち穂拾い その16 プラウダ高校他雑談

ついに公開の『最終章』第3話。楽しみにしてますか。初日は平日なので、いつもよりはゆったりした雰囲気かもしれません。まあ設備が売りの劇場はそうでもなさそうですが。初日の記事をどうするか、今だに悩み中。やっぱ土曜日かなあ。 今回ちょっと楽しみな…

ちょっと「良い話を聞いた」気分になる読書

日常生活で、自分から見て先輩・年長者と言われる人たちと会話をする機会がある。昨今の状況から、そんな機会はだいぶ減ってしまったかもしれないが、バイト先・会社での宴席や各種レジャーの集まり、家族・親戚づきあいといったものだ。そこで食事をしたり…

Spotifyで『ゴジラ』シリーズの音楽が聴ける

東宝ミュージックが映画『ゴジラ』シリーズの音楽を配信開始しています。ついにやってきたサブスク解禁です。もちろんSpotifyでも聴けます。公式アカウントでも宣伝しています。 「ゴジラ」シリーズのオリジナル・サウンドトラックがついに配信開始!第一弾…

生誕でも没後でもショスタコーヴィチ その3 最近購入したCD雑談2

ショスタコーヴィチのメモリアルイヤーでなくとも音楽を聴いていきましょう、の3回目。前回はサブスクリプションの話題を予告しましたが、もう少しCDの雑談をします。CDとレコードの記事に案外アクセスが多い様子ですからね。俗にいきましょう。ショスタコー…

ベートーヴェンの交響曲と日常04:ヴォルフガング・サヴァリッシュ

1月は比較的ベートーヴェンを聴いているように思う。12月に第9や全曲演奏でも馴染みあるベートーヴェンだが、私は年末にそこまで入れ込まない。むしろ年明け、家にいるとき、取り敢えず聴きたくなる作曲家の一人だ。日常はまだまだ不確かな状況が続くが、幸…

『ガールズ&パンツァー』関連物落ち穂拾い その15 『最終章』第3話公開情報・他雑談

公開まで2ヶ月を切った『ガールズ&パンツァー最終章』第3話の雑談を久々に。もちろん予定通りの運びとなるかは、昨今の状況からまだまだわかりません。本作はOVAとは言え、劇場公開前提の作品ですからね。個人的には配信に舵を切っても面白い作品であって欲…

ベルリオーズ 幻想交響曲Op.14の名盤

ベルリオーズの幻想交響曲で、私イチオシの録音の話をしたい。そろそろ”名盤”を記事タイトルにするのも慣れてきた。まあ元々「名盤」から「決定盤」、「推薦盤」に「特選盤」と百花繚乱でしたからね。このクラシック音楽愛好界隈は。私もご多分に漏れずそう…

生誕でも没後でもショスタコーヴィチ その2 最近購入したレコード雑談

ショスタコーヴィチの音楽を聴くならサブスクリプションが手っ取り早いです。楽曲が好みに合うか、試聴したいのなら尚の事です。今どきCDを買ってまで「よし、ショスタコーヴィチを聴くぞ」と意気込むことはないと思います。これまで発売された各種音源は、…

チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調Op.64の名盤

チャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調Op.64のお薦めしたい録音の話をしたい。モーツァルトの交響曲の記事に”名盤”と銘打ったら、細々と読まれる記事になった。なので性懲りもなく。「名盤」、「決定盤」、「推薦盤」に「特選盤」と分けて、ついでに星の数と…

新年音楽始め2021

元旦は毎年、私撰ニューイヤーコンサートと称して景気づけに良さそうな音楽を聴いている。⋯のだが、どうも今年は気分がのらない。せめて自分くらい景気づけたいものだが、実はこういう状況で特別音楽を心の支えにする性分でもない。あまり気分と関係なく音楽…

生誕でも没後でもショスタコーヴィチ その1 最近購入したCD雑談

今年はコンサートに行ってどうこう、という年ではなかった。CDを買いに行くことも一時期ままならなかった。一方で、ネット通販の、サブスクリプションの力をまざまざと感じる年であった。私も何かにつけて「配信サービスが便利だから使え」と書いてきたが、…

CD『伊福部昭の純音楽』を聴く

伊福部昭はまだまだ知られていない、と思っている。ひたすら知名度があればよい、というわけではない。それは承知の上で、それにしても、という意味だ。数々の蘇演から新音源、新作の発表、80年代から数えても40年経とうとしている。2014年の生誕100年もファ…

ベートーヴェンの交響曲と日常03:小林研一郎

今年はいつもの年末とは違う、と残念ながら思う。日頃から世を取り巻く問題に自分が何かしら影響を与えているとは、記事の発信頻度から考えても到底あり得ないことかと思う。一方の私は世の状況に、大いに影響を受けた。特に日常で、趣味の音楽を聴きたいと…

ベートーヴェンの交響曲と日常02:レナード・バーンスタイン

音楽でもその他趣味何でもよいが、”定番”から入って、”定番”から離れ、”定番”に戻ることがないだろうか。クラシック音楽を聴き始めた頃は、まずラジオで聴くか図書館でCDを借りていたと思う。インターネット上はまだショップはおろか音源の情報も乏しく、今…

オーディオ物欲雑談その7 USB DACに繋ぐスピーカー

数年前にPCオーディオ移行を決めて以来、音楽の聴き方が変わった。音楽がグッと手軽になった。サブスクリプションの隆盛も大きい。いまだに未知の音源を求めてCD・レコードを漁ることがあるが、「知らない音源はまずネットで探す」が通常手段になった。少な…

ベートーヴェンの交響曲と日常01:ヴァーツラフ・ノイマン

クラシック音楽で、刺激を求めることが少なくなってきた。かつては「激烈」「白熱」とか、「空前絶後」「この演奏を知らずして〇〇(曲名、演奏者名)は語れない」⋯この手の宣伝文句がついた音源(特にライブ録音で見かけた)を積極的に聴いていたと思う。い…

音楽と現実と夢 漫画『マエストロ』の感想

ようやく、遅ればせながら『マエストロ』(著:さそうあきら アクションコミックス 全3巻)を読んだ。映画化もされたというのに、繰り返すが本当に今更という気がする。電子書籍化されているが、新装版が既に投げ売り状態だったので手に取った。マエストロ …

ベートーヴェンの交響曲と日常:序 スウィトナー

2020年はベートーヴェン(1770-1827)の生誕250周年にあたります。実は正月にささやかにお祝いする記事を書いたのですが、そのときは今年がこんなことになるなんて、思ってもみませんでした。音楽の話題をしている場合か。音楽記事を更新しつつも、そんな気…

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