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『ガールズ&パンツァー最終章 Episode1~3 オリジナルサウンドトラック』の感想

5/12に『ガールズ&パンツァー 最終章 Episode1~3 オリジナルサウンドトラック』のCD、音源が発売・配信されています。待ちに待った『最終章』のサントラ第1弾です。今回はこのサントラの感想と雑談です。

嬉しいことに今回もSpotifyで配信されています(5/12時点)。まずは聴きましょう。

聴いてからハイレゾ音源を買うもよし、CDを購入してコレクションするも個人でアップコンバートに勤しむもよし。楽しみ方学園十色です!
www.e-onkyo.com

『ガールズ&パンツァー最終章 Episode1~3 オリジナルサウンドトラック』の感想

まずジャケットを眺め、改めて「木口小平とクラリネットをこわしちゃったか⋯」と感慨にふける。こういう小ネタは好き。4~6のサントラは、一人はカンテレを持つこと確定だが(いつも持ってるが)、もう一人の楽器は何だろうか。ドイツだったら何? トロンボーンかな。いや歌曲でオペラ歌手風? おっとイギリスの楽器かもしれない。演奏でバグパイプ使うのか⋯。そうだ、どうせなら全員集合でオーケストラできるよね。コンセプトから外れるか。オーケストラ絵はもう一作やるときでいいな。楽しみにしておこう。ん?


CD本体のイラストは「どん底」メイン。サメさんチーム共々、推すなあという印象。ライナーノーツはいつも通り楽曲解説も何もなく、超あっさり。CD・音源購入は歌詞目当てで買う人が多いのではないか。『玉ねぎの歌』はカタカナルビあり。押田みたいに歌ってみよう。

収録曲数をひと目見ればわかるが、『最終章』1~3話で使用された音楽全てを収録しているわけではない。聴いていてもチラホラ「あの場面の曲入ってないな」というのが分かると思う。選集の趣だ。それでも収録された新曲や歌は楽しくて胸が高鳴る。劇中歌も一聴して新録の様子だ。なぜかテープでしか聴けなかった(不服だが買ったのでこう書いておく)『知波単のラバさん』も別バージョンでちゃんと収録されている。

録音は見通しがよく聴きやすい。『交響曲ガールズ&パンツァー』ほど収録会場の響きを活かしているわけではないが、不自然な残響もない。パリッとしたTV版サントラより音の広がりを感じさせる収録。TV版サントラ同様、繰り返し聴いてもくたびれないと思う。

こうして聴いていくと、音楽の全体的な印象としてはシリアスな度合いが上がっている。同じメロディーを使っていても、TV版サントラのようなどこか牧歌的なところが抜け、シーンに合わせた緊迫感や憂いを感じる。これに編成の妙も加わり、楽曲の新たな魅力を引き出している。知波単の楽曲など、『劇場版』サントラと聴き比べてみて欲しい。


収録曲で聴いて良いなと思ったのは4曲目「みんなそれぞれの冬です!」。登場校をバラライカやカンテレといった楽器で表現した、いわばオリジナル「無限軌道杯一回戦です!」(当サントラ3曲目)・「学園十色です!」(『劇場版』)なのだ。本編では第1話で無限軌道杯や卒業を巡る各校生徒の思惑のシーンで使用されていたが、音楽があまり全面に押し出されていなかった。キャラの声に掻き消されるくらいの音量だったと思う。だがこうして音楽のみ聴くと、各校の様子と共に得も言われぬ寂しさと名残惜しさが湧き立つ。本編での使われ方が惜しくなる位だ。個人的に、戦車戦の楽曲を聴くよりも『最終章』に思いを馳せてしまった。

過去の映画や国にちなんだ楽曲や歌も良いが、やはりこういうオリジナルであと1曲、いや1曲と言わず何曲でも耳に残る曲を聴きたい。「戦車道行進曲」など本作の顔とも言える曲だが、是非それに匹敵するような音楽で『最終章』後半を彩って欲しい。五感を刺激する”音”としてだけでなく、かつての”劇伴”からも脱却した、音楽が主役足り得る素地がガルパンにはあると思う。



4~6話のサントラが出た後は、『総音楽集』なんて出るんだろうなあ。

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