デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

新年音楽始め2022

毎年この時期は、私撰ニューイヤーコンサートと称してクラシック中心に好きな音楽を聴いていたりします。

コンサートや番組を心待ちにする気持ちは理解する一方で、サブスクリプション隆盛の昨今、ちょっと検索すれば既知・未知の曲がうじゃうじゃ出てくるのは大変ありがたいです。慣れ親しんだ音楽、今じゃてんで話題になってない音楽、そんなものを回顧・懐古するにもうってつけです。新たな発見もあったりします。


生誕110年、そして没後20年を迎えたというのに話題再燃という感じでもなさそうな指揮者・朝比奈隆。CDはともかく、ダウンロード販売は順調なのだろうか。1997、98年頃に新日本フィルハーモニー交響楽団と演奏したベートーヴェンはまだまだ充実していると思う。演奏終了直後の手放しブラボーもなく、ちょっと全集を聴いてみたくなった。そのうちSACDかハイレゾ配信してくれるのか。


1月から2月にかけてのニューイヤーコンサートでやたら取り扱われるドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。アノーソフ指揮ソビエト国立交響楽団の演奏をようやく発見。クラシック音楽をサブスクで検索するとなかなか目当ての曲が見つからないのだ。でも使い倒す。録音情報とアノーソフの生没年情報が噛み合わない録音。何だか不安定な第1楽章から、なかなか情緒豊かになる第2楽章、そして冒頭のリタルダンドが「ストコフスキーかよ」の第4楽章。最高。見つけてよかった。


去年の「よかったアルバム」で紹介しようと思ったら記事自体忘れていた、『シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー 12』(竹本泰蔵指揮日本フィルハーモニー交響楽団 キングレコード)。日本を賑わせた映画音楽のオンパレード。正月にもうってつけ。映画『東京オリンピック』の”エンディング”から始まるので、2021→2022の流れでバッチリ。さて2022年は、という気分でここまで。

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