デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

読書

平日に行く大洗とガルパン 前編

今週は茨城県は東茨城郡、大洗町に行ってきました。アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台、大洗です。これまでも訪れたことはあったのですが、今回は久々、こうしてまとまった記事にするのは初めてです。これから前編・中編・後編の構成で、「平日」にガル…

ムック『大洗フィーベルNEU 2.0 大洗ガルパン・トラベル・ガイド4』の感想

9月頭に熊本でイベントがあり、10月には『最終章』第2話の4DX、MX4D上映、11月にはあんこう祭。とまだまだイベント目白押しの『ガールズ&パンツァー』。あとは次話の公開日が決まれば言うことなし⋯は置いておいて、今回はそんなガルパン人気で盛り上がり続…

サンリオキャラクターで強く生きる

”流行りの”名言集、見開き1ページに1つず名言が載っているような、『〇〇の言葉』みたいな本をよく見かける。だがあまり食指が動かない。まず知識、情報としてはもう少し体系立てて習得したいので、出典を読みたくなるからだ。そうでなくても、解説が詳しく…

『スタンフォードの自分を変える教室』で自分の意志力は変わるのか 第2回

巷で話題になった(らしい)書籍の文庫版を今さら読んで少しでも血肉に変えようという、いわゆる学習報告記事の第2回目です。今回は「意志力」のエクササイズ、『スタンフォードの自分を変える教室』(著:ケリー・マクゴニガル 翻訳:神崎 朗子 だいわ文庫…

『「分かりやすい説明」の技術』があると、モテるのかもしれない

内容もさることながら、本の帯に納得してしまった。 『「分かりやすい説明」の技術』(著:藤沢晃治 講談社ブルーバックス)を読んだ。目的は仕事だけではない、自サイトの体裁を見直すためだ。はてなブログに移行して、ちょっとアクセスの具合が良くなり、…

いつの間にか音楽が聞こえていることに寄せて

休みが明けた次の日、仕事に行こうと駅に向かう。休み明けの気だるさと、それでも時間通り電車に乗らなければならないせせこましさ。そこに暑さで吹き出た汗を拭いながら、いつも通り抜ける商店街を急いでいると、音楽がかすかに聞こえてきた。おそらく有名…

『スタンフォードの自分を変える教室』で自分の意志力は変わるのか 第1回

話題の単行本が文庫化・新書化するのを待っている。一時の話題で終わったのか、それなりに読まれ売れたのか判断するに丁度いい。書籍という媒体の性質から、すぐ飛びついて損をするより、様子を見て⋯という戦法が功を奏すことが少なくない。最近は文庫化する…

派手でなく、素朴に、身近に、真面目に転職を考えたいときに読む本

会社を辞めたい、別の職場で働きたい、と考えたときに、身近な人間に話したりSNSで発信する人がいる。だが誰もが相談相手がいて、意思表明する場所を持っているわけではない。何より、「自分のことは自分が責任持って決める」と真剣に考えたときに、そういっ…

漫画で気軽に人体と医学についての知識を得る

仕事をするようになって、先輩・上司、そして同期・同僚と話をする機会がある。 そのときの、鉄板トークといえば何か。 いわゆる”就活生必読の書”みたいな本の話題はあまり出てこないのではないか。では具体的に仕事術・仕事論をぶつけるかというと、そうで…

遊んで学んで活かす数学と論理

クイズを楽しんだことがありますか。なぞなぞ、でもいいでしょう。子供の頃、家族や友達と他愛もなく種々のクイズやなぞなぞの出し合いをした経験がある人もいるかと思います。もちろんそれだけでなく、TV番組からゲームアプリまで、クイズは今も昔もエンタ…

戦いを知る:古代から現代まで 『戦術と指揮』

戦国時代が好きで歴史SLGをよく遊んでいたが、他の時代の戦いにも興味があった。中国にヨーロッパ、そして第二次世界大戦⋯各々の歴史を知ったら、PCでそれらをテーマにしたSLGを遊ぶのが楽しみだった。実生活につながる思想的なのめり込みはなく、「あの戦い…

ビジネス書の古典から見直す”生き方”、”自叙伝”の捉え方

教科書にも出てくる歴史的な自己啓発本、誤解を恐れず書けばビジネス書の古典と思われる本が現代でも読める。 スマイルズの『自助論』(竹内均訳 三笠書房 知的生きかた文庫)である。スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫作者:サミュエル スマイ…

『マーラーを語る』指揮者のマーラーを聴く ダニエル・バレンボイム

現代の代表的な指揮者がマーラーについて語った、『マーラーを語る』(編:ヴォルフガン・ シャウフラー 翻訳:天崎 浩二)という本から、今回は、ダニエル・バレンボイム。マーラーを語る: 名指揮者29人へのインタビュー作者:ヴォルフガング シャウフラー発…

休みが明けるので、切り替えるべく残業と休日にまつわる本

休みのときに仕事のことは考えない方針なのだが、厳密にはそうでもない。こうして記事を書いたりするからだ。正直に書くとするなら、自分が今、本当に苦しんでないことは話題にできる、ということか。もちろん、苦しんだことはある。 働きだすと、残業や休日…

戦いを知る:日本軍・日本兵編 突撃と玉砕だけなのか

第二次世界大戦・太平洋戦争を戦った、日本軍と日本兵にどのようなイメージを抱くか。記事タイトル通り、”バンザイ突撃”や玉砕に追い込まれた悲惨さと、種々の愚かさとでもいう感情的なものか。また、史実に基づく戦記・戦史やドキュメンタリーから、映画で…

マンネリと定番と 志村けん一座第14回公演 志村魂

手元に残している日刊スポーツ2004年1月4日版の切り抜きに、コメディアン・志村けんのインタビューが載っている。以前はネットでも見かけたが、現在は閲覧することができないかもしれない。その中で当時から言われていた、芸の「マンネリ」化についてこう答…

「早すぎた」老老介護と家族についてのボヤキ 

まず、今ならもう少し話題になっていた新書なのではないか、という感想である。20年前の新書である。『どこまで続くヌカルミぞ 老老介護奮戦記』(著:俵孝太郎 文春新書)は、老老介護における身体的・精神的苦労、そして家族との絆や愛情あってこそ、とい…

大人になって読む伝記 『奇っ怪紳士録』

この時期、”伝記”を読んだ記憶が蘇ってくることはないでしょうか。人物伝、偉人伝でもいいでしょう。今は”偉人”と銘打ってしまうと、定義づけが議論になるかもしれませんね。議論された偉人の定義に当てはまらない人々によって。一言多いか。 ある人物の生涯…

『マーラーを語る』指揮者のマーラーを聴く クラウディオ・アバド

現代の代表的な指揮者がマーラーについて語った、『マーラーを語る』(編:ヴォルフガン・ シャウフラー 翻訳:天崎 浩二)という本がある。当初は一度きりの記事で感想を書いて終わりにするつもりだったが、インタビュアーの質問に工夫が凝らされており、各…

もっと音楽との時間を 『名指揮者との対話』

今でこそ自宅ですぐに音楽が聴ける環境がある。配信やダウンロードサービスは年々便利になり、作曲家名や演奏家名で検索すれば、目当ての演奏がヒットする確率が高くなった。私がクラシック音楽を聴き始めた頃は、まだそこまで便利な状況ではなかった。買う…

『「編集手帳」の文章術』の恐怖体験

ボケ防止に今から勉強しようと書店で”ボケにならない”ハウツー本を買って帰ると、同じ本が家の本棚に既に並んでいた。まったく同じ本は買わないにしても、「文章術」の類の本を買うにつけ、そんな笑い話が脳裏によぎる。 個人がSNSで毎時のように発信できる…

今さら池上彰の本を読んでいく

今さらなのは、わけがある。その著作量である。新品・古本、もちろん電子書籍でも溢れきっている。「どれを読めばいいか」の前に「どれか読んでみよう」というものだ。個人的には古本で格段に手に入れやすいのが嬉しい。そしてレクチャー形式で構成された本…

戦いを知る:戦国時代編 『戦の作法』

今だに戦国時代を題材にしたゲーム、特に歴史SLGを遊ぶことがある。だが元々戦国時代に興味があったかというと、私は逆だった。『信長の野望』や『天下統一』というゲームがあって、それらを遊びたくて日本史を紐解き、とりわけ歴史小説を読み漁ったのだ。ち…

令和に『霊はあるか』

住んでる地域の暑さにやられてくだらない記事タイトルにした。もう誰かやってるか。毎年この時期といえば、超常現象、霊の話題が旬だった頃を思い出す。書店には1コーナー設けられ、『ムー』に限らず小~高校までの学習誌に一面が割かれていた。テレビ番組で…

アーティストにあって欲しいもの 『フレディ・マーキュリー ~孤独な道化~』

流行は遅ればせながら、くらいが実は楽しいと思っている。後からついていって、ああ一時の喧騒だったのね、となるか、やっぱりこいつは本物だ、と再認識するか。そんな楽しみ方もむしろ”今どき”なのではないか。ましてネットの存在は、大勢で共感・共有する…

映画音楽雑感 武満徹 映画エッセイ集『映像から音を削る』

話題の映画を観に行ったら、疲れてしまった。作品がつまらなかったのではない。疲れてしまうのだ。作品の余韻以上に、何となく頭がガンガンする、体がじっとりとして重い。これはアクション映画に限らないし、今人気の体感重視の上映でなくとも、だ。そんな…

思えばまだ世紀末だった 吉松隆『世紀末音楽ノオト』

クラシック音楽の裾野を広げる、そんな活動が行われているのを生まれてこのかた、ずっとみてきた気がする。種々のファミリーコンサート、少年少女のため音楽会、午後のクラシック⋯パンフレットで演奏家のインタビューを読むと「これがクラシック音楽の裾野を…

引退 そのときに 『土屋耕一のガラクタ箱』から

引退したことはありますか。私は学生時代の部活くらいでしか経験がない。それも青春をかけて一心不乱に打ち込んだわけでもなく、そんな年次がきたから、じゃあね、程度の気楽な活動だった。現在もっとも間近に引退する可能性があるものと言えば、仕事を引退…

『月刊モデルグラフィックス』2019年9月号発売:【巻頭特集】ガールズ&パンツァー最終章 第2話 上映記念

公開6週目になって、そろそろ公式サイトやパンフレット以外に手許の情報が欲しい『ガールズ&パンツァー最終章』第2話。そんなところに『月刊モデルグラフィックス』の2019年9月号が発売されたので購入しました。ワチャワチャしている知波単学園の面々と特二…

ゴジラは「気持ちがいい」 ゴジラ俳優・中島春雄の語る『ゴジラ』

今年のサントリーのコーヒーBOSSのCMで、ゴジラとある人物がクローズアップされている。遅まきながらその話題をしたい。ある人物とは、初代『ゴジラ』からゴジラシリーズ、そして数多くの怪獣を演じてきた俳優・中島春雄のことである。CMでは同氏を顔の映ら…

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