デジタルエンタテイメント断片情報誌

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今更電子辞書の魅力を思う

電子辞書をここ最近趣味でも使っている。たまにはPCやスマホを気にせず、読書をしたい。そのときの調べ物用である。ネットで検索して「〇〇ってよく使いますよね? 〇〇の意味について調べてみました」といった定型文から始まる記事を一々読みたくないし、そういった下手な商売には加担したくない。権威主義ではないつもりだが、さすがにどこの輩が書いた記事か、信頼の置ける内容か吟味するのも無駄な時間だ。

もちろん、ジャパンナレッジのような有益なサイトもある。だがそれほどの用事ではない。それは私の記事を見ていただければわかるかと思う。用途別の辞書は既に数種類持っており、趣味で手元に信頼できる便利な情報源が置けるのはありがたい。当然文章を考えるときにも使える。
japanknowledge.com


最近の電子辞書は辞書やコンテンツがたくさん搭載されており、面白機能も多いのに、少し古くなると軒並み安い値段で買える。

私が使っているのはシャープのPW-A9300、9200である。発売から10年は経つので、もはや投げ売り状態だ。状態を気にしなければ数千円位もしないのではないか。搭載されている辞書を古本で買ってもこの金額では全て揃わないだろう。私が持っているのは画面に薄っすらヤケがあるが、それ以外は綺麗で満足している。

この電子辞書を選んだ理由は色々あって、まずタッチパネルがキーボード面にもついていて、使いやすい。タッチペン入力をするときに、手の角度が自然に使える。余談だがこれで漢字の書き取りをやると字が思い出せなくなっており、落胆する。

次にこのモデルまで、標準でテキストエディタ(テキストメモ for Brain)が搭載されている。JIS配列で文章をメモできる道具が欲しかったので願ったり叶ったりである。電子辞書は意外とこの機能がついてないのだ。テキストメモは後発のモデルでもコンテンツ購入することができるのだが、3千円近くかかる。それなら搭載している型落ちのモデルが得だと判断した。
brain-library.com

またPW-A9200はシャープのBrainシリーズで広辞苑を標準搭載している最後のモデルらしい。私はその情報だけで9200をついでに買ったのだが、実際に使ってみると広辞苑は案外使い出がある。古語に強いので、特に近代文語文を読むときに便利なのだ。古語辞典を搭載している学習用モデルだと広辞苑でなくてもよいかもしれない。この時代のモデルでも当然USBでPCに繋げるので、必要なコンテンツを購入して活用することもできる。


他にも使いこなせていない機能満載である。こういった商品は最新の情報を扱っていないと、という考えもあるだろうが、私の趣味の範囲では十分一線級だ。むしろ過去を知らずに昨今、進み過ぎている気がする。基本ネットワークに繋がっていない道具なので、道具が情報操作の悪意を受けることもない。そんなことも少し嬉しくて使っている。

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