デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

クラシック音楽:Brilliant Classicsの音源とSpotify

Brilliant Classicsというクラシック音楽のレーベルがある。2000年頃からオリジナル音源だけでなく、ライセンス音源の再発・ボックス化をして販売しているオランダのレーベルだ。

www.brilliantclassics.com

このレーベルの魅力は収録内容だけではない。その安さにあった。例えば国内盤の新品CDで交響曲1、2曲収録されたCDが1枚2千円~3千円程度に対して、CD5~6枚分の作曲家の交響曲全集が1千円台で買えたりした。配信が今ほど充実してなかった頃など、「とにかく聴きたい、集めたい」でまず候補に上がるレーベルだった。

「収録されている演奏がイマイチ」という評もあったが、後々ライセンス音源の販売も充実し、さらに旧ソビエトのマニアックな音源も販売したりして、私自身今だにお気に入りのボックスも手元にある。

このレーベルだけの影響ではないだろうが、後発でメジャーレベールが自社の音源を次々と廉価・ボックス化したため、いろんな「お得感」が薄れていった。オリジナルで販売されているものをわざわざBrilliant Classicsで収集する必要がないというわけだ。

f:id:m-ranenkei:20190819235813j:plain

そんな事情があり、このところ新譜が出てもさほど食指が動かなかったのだが、最近Spotifyを見ると、ガンガン配信しているではないか。メジャーレベールは一部配信化の動きが渋いのに、廉価レーベルが率先しているという。

そんなわけで久々にお気に入りのBrilliant Classicsの音源を聴いていたので雑談。最近は何かにつけて音楽の話題をやりたいのだ。普段クラシックを聴かない向きも、こういう配信サービスならば、まずは流しっぱなしで聴くのもアリだと思う。


リンデン指揮アムステルダム・モーツァルト・アカデミーのモーツァルト交響曲全集。ピリオド楽器のモーツァルトだが、全体的に音の鋭さよりも立体感が心地いい全集。ちなみにこれを一時期SACDで販売しており、これが良い音だったのに、Brilliant ClassicsはSACDの販売をしなくなった。


超絶技巧の凄さだけではない、聴いて楽しいアルカンのピアノ曲中心の全集。良い曲、面白い曲聴いたなグヘヘ、という余韻は有名な作曲家の作品に引けを取らない。もっと聴かれて欲しい作曲家。


ドイツの現代作曲家パウル・デッサウの音源もまとめて聴ける。その音響世界は独特で、ときにけたたましいが、不快でわかりにくいという印象はない。声楽曲もメロディアス。ベルリン・クラシックスや徳間といったレーベルで知った人も少なくないだろう。


指揮者テオドレ・クチャルの録音集。実はBrilliantとナクソスでしか聴いたことがない指揮者。この今年発売の音源も当然聴ける。ナクソス時代は手堅い演奏だったのに、Brilliant Classicsのオリジナル音源で指揮したショスタコーヴィチは、異様に熱い演奏を繰り広げている。スメタナも良い。

スポンサーリンク