デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

『ガールズ&パンツァー劇場版』イベント・関連グッズ他、これからの雑談

色々書こうと思ったら3月になってしまった。『ガールズ&パンツァー劇場版』のことである。正直、この時期まで話題性を保ちながら劇場で公開されているとは思わなかった。瞬間風速だけソコソコで、今頃は粛々とBD発売や今後のイベントに思いを馳せているはずだった。4DX(R)上映を観に行くか迷う、なんて考えもしなかった。そんな『劇場版』だが、映画公開以外に気になるトピックが溜まり始めたので、ここらで少し整理・放談しておきたいと思う。


<大洗春まつり海楽フェスタが2016年3月20日に開催>

映画公開後初の海楽フェスタになる。まだ詳細は不明だが、2013年の水戸オールナイト上映カーニバル後以上に盛り上がりそうだ。そしてまた『劇場版』公開という区切りがついた今、「今後のガルパン」についての発表が気になる。まあドラマCDの発売とか、その辺りの穏便なものだけ公表するのだろうが。ただ、"次回作"の話は今後避けては通れないだろう。

<『月刊戦車道 特別号2』が2016年5月27日に発売予定>

バンダイビジュアル公式サイトで既に予約が始まっている。この冊子はこれまでガルパンに対する飢えをしのぐために読んできたのだが、情報も後追いが多く、何となく物足りなかった。今回はどうだろうか。映画も無事公開された上に、『ガルパンFebri』(一迅社)の充実した内容を受けた後なので、お茶を濁さず、読み応えのある誌面を期待したい。

<『ガールズ&パンツァー劇場版』Blu-ray & DVD 2016年5月27日発売・発売前雑談>

まだまだ劇場で公開しているというのに、あと3ヶ月足らずでBDが発売される。店舗特典は、いつもは正直迷わないのだが、Amazonの限定がちょっと目を引く。個人的に、スタッフや関係者のトーク・発言については、汲み過ぎると作品が不要な独り歩きをしてしまうことがあるので、少し構えて聞いている。また、やはりファンとは異なる"お仕事感"も多少感じるため、作品に対して思わぬところから熱が冷める場合があるのもネックだ。とはいえ、ガルパンの話をしたときに「これを知っていれば理由がわかる」みたいに言われるのも癪なので、多分Amazonの限定を買うのだろうなぁ。

そういった限定仕様・特典も含めて、まだ商品の発売前なので、ここでは劇場で観た本編の寸評、特典に期待することを書き連ねるまでにしておこう。総合的にお薦めするかどうかは、発売後の話である。映像や音声だって、修正が入る可能性もある。商品のレビューはそれらを確認してからにしたい。

『劇場版』本編:見所・良い所

・これまでTV本編やOVAを観て「ハマった」ファンが楽しめる内容であり、相当、マニアックな作品であること。戦車描写からキャラクターの一挙手一投足まで、注目するものが尽きない。これがあるから何度でも鑑賞できる。観直して、調べて、語りたくなるはず。この魅力を安直な流行りの一言で済ましてしまうのは、惜しい。濃い世界の語り部になって欲しい。

・実写映画でも見る機会が少なくなった「戦車」の動きとアクションが堪能できる。アニメの中でも、1ジャンル足りえる映像・音響を観て・聴いて欲しい。エンターテイメントとして、ファンタジーとリアルの境目を上手く走行しているのが実感できる。

『劇場版』本編:ここはイマイチ

・展開、ストーリーと新キャラクターに急場しのぎ感があり、観れば観るほど粗が目立ってくる。TV本編全話やOVAがこれらを最低限から最大限まで、振れ幅は大きくとも作品として成り立たせていたのに比べると、完成度は落ちる。新たなストーリー、魅力的な味方・ライバル、といったものに前のめりで期待して観ると、多少なりとも興奮が冷めるだろう。整合性を求めて、ガルパンの"世界観"を疑い始めるからだ。キャラクターが特徴、役割をないがしろにして戦車の数減らしの都合で勝ち負けしているように見えたのも残念。

・戦車のアクション・戦い方は派手になったが、バリエーションにひと工夫欲しい。そこに戦車の特性も活きるはず。個別の技量で飛んだり跳ねたりも良いが、魅せ場として静と動をもう少し使い分けて欲しい。作品の雰囲気を壊さない程度に、待ち伏せたり、息を潜めた緊張感のある戦いも観たい。そんな”作戦”があれば、また作品の魅力になると思う。

<映像特典>「新作OVA(劇場版本編の後日談)」に期待するもの

これはもう新キャラクターメインの話で考えるなら妄想も簡単(正直、補填は本編でやって欲しかったが)。今から作るならそのくらいだろう。『劇場版』がアレだけ時間かかってあの展開・ストーリーだし⋯。おお、言葉が過ぎたか。

まあそれは置いておいて、キャラが(元ネタ始め)分かりやすいのは、この作品の良いところである。まず、他キャラとの交流がなかったミカあたりはぜひ他のキャラと絡ませて頂きたい。案外ミカにカチューシャが懐いていて仲が良い、なんてどうか。それを見て静かに嫉妬でビキビキするノンナさん、と。もうプラウダ対継続はノンナ無双ですよ。⋯カチューシャってホント料理しやすい、美味しいキャラだな。


『劇場版』公開でこれだけヒットして、おそらくBDも売れるだろうから、あと欲しい情報は、やはり次回作の話だなあ。人も時期も未定も何もないだろうが、やらざるを得ない、やれと言われるでしょう。『劇場版』が次回作の布石なら、みほの家族絡みだが、シンプルに代替わりかな、などとまた妄想が尽きない。あと、そういえば、オーケストラ・コンサートのBDの感想を書いていなかった。あれ、イベントディスクが想像以上のボリュームなので、また後日書きたい。イベントもまだまだ続くのだろうな。

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