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新社会人・新入社員はお花見で、「会社見」と「人見」をしよう

(※2013/4/29追記)4月になって、興味深い記事が出てきたので追記・紹介しておこう。記事の感想を簡潔に。新社会人で、この記事のことができなくても、全く気にすることはないです。

2013/4/27
新社会人は、飲み会で差をつけろ! ソムリエが教える酒の席で上司に可愛がられる5つの方法

ライフハッカー[日本版]より)

ちょうど今日で3月が終わり、明日から新社会人の人、また既に研修等で新社会人・新入社員として新生活を送っている御仁も多いことでしょう。今回はお題「お花見」にかこつけて、新社会人・新入社員のための「お花見で、「会社見(かいしゃみ)」と「人見(ひとみ)*1」」の話をしたいと思います。


社会人がお花見に行くのは、四季折々を感じるため? お酒が飲みたい? いやいや会社の先輩諸氏はそれだけが目的でお花見をやっていませんよ。彼らの大きな目当ては花でも団子でもなく、「会社」と「人」です。それならば、新社会人の皆さんもこの機会に「会社」・「人」を見て、会社・社会人とは何かをぜひ観察してみましょう。

ということで、会社のお花見を準備編から、翌日までの一連の流れで、ありそうなことを想定して解説してみました。新社会人でない御仁にも楽しんで頂ければ幸いです。

私自身の偏見・経験不足もあるかもしれませんが、これからの社会人生活に不安のある方、また社会人ってこんな感じなのかな、とふと思った方のために、20代を管理部門で過ごした私の記事が少しでもお役に立てばと思います。私はちなみに、新卒時は就職氷河期経験世代です。ですので、このテーマに関して、ここ最近の世の中の傾向とのズレは少ないほうかな、と思っています。

また、こういう記事を狙って書きそうな○○コンサルタント、なんて公開するような肩書もありません。個人的に、"自称"そういう人の書いた記事が眉唾もので胡散臭く感じることも多々ありましたし、参考にする・しないは社会人・これから社会人になる皆さんにご判断頂きたいと思います。

想定した会社は日系で、オーナー企業、グループ・関連企業問いません。会社の歴史としては、比較的新しい企業から歴史のある企業(創業5〜60年くらい)までです。会社規模としては、中小企業から、社員数が万単位の大企業に当てはめても、あまり問題はないかな、と思います。

・・・まあ想定というか、要は私が経験してきた会社の特徴を、会社名を伏せて並べているわけですな。あ、別に苦労はしてません。試行錯誤の結果ですダハハ。

※新社会人のために、「中小企業」の定義をはっきりさせておきます。私の言う「中小企業」の定義は「中小企業庁の定義」に拠ります。
そもそも、「今どき会社でお花見をやっていること自体・・・」というツッコミもあるかと思いますが、大丈夫。お花見以外の歓迎会、飲み会、忘年・新年会等にも応用できます。早い話が「会社の飲み会の上手い過ごし方」でもあるわけですからね。あ、外資系企業には対応していないかもしれません。というのも、最近外資系の会社で働きだしたばっかりでして、私自身がまだよくわからんのです。わかったのは、「ヒゲOKでネクタイ不要の会社って本当にあるんだ!」ってことくらいです。世間は広いですからね。

■お花見準備編

・入社早々準備を(当然のように)任される
これから最低1年は、何か社内行事があるごとに、「準備は新人」である可能性が高いでしょう。これは中途1年目でもよくあることです。任される行事は飲み会(忘年会・新年会)の準備に限りません。特に社内行事でお花見をやる会社は、社員旅行や運動会といった、今どきやらなくなりつつある、慰安・懇親を目的とした行事も行なう可能性が高いので、その心積もり*2でいましょう。

また行事の準備をすることで、その会社の仕事の段取り、社内の指揮・命令系統が見えてくる(=いきなりその会社の良い所・悪い所が見られるわけです。ラッキー!)ので、それを知るつもりで真面目に、かつ気楽にやりましょう。大丈夫、失敗してもまだそんなに怒られたりはしません。いきなり辞められたら困りますからね。これからもっと馬車馬のように働いてもらうのに。

・準備をテキパキ行なう先輩(上司)がいて、当日会場に行くまでに、準備はほとんど済んでいた
いっしょに準備をする先輩がこういう先輩かもしれません。この先輩から教わることは多いはずです。部署が違う等の理由で、今後一緒に仕事をする可能性がないのなら、なおさら今(新人)のうちに、仕事の話をしたり、質問してみると良いでしょう。仕事が早い・できる人には必ず理由があります。「こういう仕事は誰々に頼むと早い」「この準備物は在庫が何処にあって毎回準備しなくて良い」など、教えてくれたらすぐできることを会社は案外教えてくれません。じゃあこちらから聞いてしまえ、というわけです。些細なことで仕事は上手く回るものなのです。

ただし注意が必要です。稀に自分のやっている仕事のことを教えてくれない先輩がいます(「そんなのは自分で考えろ」などといわれることもあります)。そのときはその先輩ではなく、会社に要注意です。後輩や仕事の効率を考えず、自分さえ仕事ができればよい、という考えの人を雇っている会社だからです。その先輩が同じ部署などで、一緒に仕事をやる先輩だと、後々仕事上で存在が邪魔になることがあります。

またそのできる先輩が、総務(管理部門)だったりすると、そんなのできるのは当たり前だ、と思う方もいるかもしれません。いやいや、総務でもこういう仕事(段取り)が全然できない人はたくさんいます。それはなぜか。これは私自身の経験からですが、管理部門は「(様々な理由で)使えないヤツの墓場」になっていることがあるからです。あ、だからって配属されても気を落とさないでくださいね。新人で管理部門に配属されるのは、期待されている場合が大です(良くも悪くも)*3

・準備が終わったと思ったら、次から次へと追加の準備が発生、(上司・先輩から)依頼される
いきなり馬脚をあらわした例です。先輩の指示通りに準備をしていたのに、さらに準備物を追加で持って行くことになった、準備が終わったと思ったら○○(上司)が焼酎が飲みたい、と言ったのですぐに買いに行かされた・・・等々。これは、会社(行事担当者)の仕事の段取の悪さがまず理由の一つです。こんなことをやっていては何のための「準備」だかわかりません。人によっては臨機応変と言うかもしれませんが、これは「行き当たりばったり」のケースが多いです。

また、上司の一言で部下が慌てて(本来必要のない)対応・準備をする会社は、会社全体がワンマン体質である可能性が高いです。課長は部長の一言で慌てて対応し、部長は常務の一言で慌てて対応し、常務は社長の一言で・・・、というわけです。そうすると、どこに一番負担がくるかは、わかりますよね。

・準備は全然しなくてよかった。時間が来たら集合、の連絡だけだった。
まだ新人は「歓迎」という意味合いで扱っている会社だと思われます。新人にはやらせない、という意味で業務分担がカッチリしている会社かもしれません。ただし、新人でなくなった後の保障はないです。「最初だけ」かもしれません。冗談でそんなことを言ってくる先輩がいたりするのよね・・・。

■お花見(宴会)がはじまってから編

・上司、先輩に酒を注いでまわるように指示された、または先輩達がやっている
自分の周囲だけでなく、ビール瓶なりを持ってお酌をしに行くケースです。これには大きく二つのパターンがありますが、両方のパターンも多いです。

一つは上位下達な会社で、「こういうときはこうするものだ」という暗黙のルールが脈々と受け継がれている会社である場合。要は、「新人が顔を覚えてもらうために、新人なんだからやれ」ということです。体育会系、ないしはそれに近いものがあります。このルール発動は新人だから、お花見だから、に限りません。なので先輩達もやっているのです。中途社員も同じです。あ、念のため言っておきますが、このお酌して回るのって、「社会人の常識」ではないですからね、狭量な先輩諸氏。

もう一つは肝臓の強さが今後の仕事・出世に影響してくる会社である場合。入社前の面接・面談で聞かれませんでしたか? 「酒は大丈夫なの?」なんて。そういうことです。酌をする度に自分のコップにも注がれる、と。

・酒を飲め、飲めと強要される。あるいは強要されたように感じた
無理に飲む必要はないです。最近はそこまで強要する会社は減少傾向にあるかと思います。「吐くまで飲んで一人前」なんていう先輩がいたら、むしろその先輩は希少種です。飲めるならほどほど、で十分。会社の人と大いに酒を飲むのは、もう少し後でも遅くないです。むしろその会社をもう少し知ってからで良いでしょう。

酒が苦手な人は、全部飲む必要はありません。むしろ強要されるなら、飲んだフリをする、本当に少ししか飲まない、と決めておけば大丈夫です。それで先輩(上司)からどうこう言われる会社は、ハッキリ言ってその程度の会社です。気にすることはないです。井の中の蛙と、心の中で悪態をついてやりましょう。

全く飲めないなら事前に宣言しておきましょう。特に体質的にダメな人は、絶対に命と引き換えに酒を飲まないでください。

ちなみに私の経験だと、いかにも大酒飲みそうな豪快な先輩・上司に限って下戸、ということが結構ありました。何が言いたいかというと、酒を飲むだけが出世のツールじゃないってことです。酒が飲めない人はその点、安心してください。ただしそういう人は別の何かを犠牲にしていることがあります*4

・女性で、男性上司の隣に座るよう指示された・席が決まっていた
これは会社が、なんだかんだでセクハラ体質を払拭していないことがわかります。そんな会社に限って、「セクハラ防止委員会」なんて堂々とやっています。しかもその委員長が、新人女性を隣に座らせる男性上司だったりします。これだとセクハラを訴えても・・・。

・宴会芸を強要された、または(新人が)やる芸が決まっている
これから会社で行なわれるすべての行事で、同じことが起きる可能性が高いです。嫌だったら、冷静に将来のことを考えましょう(やったね、いきなり社会人生活の目標ができました)。また、拒否できそうなものはなるべく拒否しましょう。大丈夫、先輩・上司の中にもそうやってきた人は必ずいます*5

そうは言っても、拒否するのはなかなか難しいかもしれません。では、やることになったら適当にやってやりましょう。宴会の場ですし、それでゴチャゴチャ言う会社は最近少なくなってきています。むしろノリノリでやっても、今の世の中給料が跳ね上がるわけではないので、案外ノッた方が損かもしれません。

もちろん、こういったものが好きな人は、大いにやっても構いません。ただやりすぎも逆によくないので難しい。私の同期は合唱をやっていて、一人延々と歌っていたのですが、上手すぎて次からは芸の指名がかからなくなりました。なぜかというと、歌が上手いことが自慢だった上司の目の前で、レベルの違う歌を披露したからです。

・酒の席で、会社のことをやたらと褒めまくる2年目〜中堅の先輩がいる
会社で働いていくと多かれ少なかれ、会社の短所が見えてきます(残念ですが、長所よりも見えてくることが多いです)。会社の愚痴が多くても問題ですが、逆に先輩達が「うちの会社はすごい。みんな優秀」などと褒め称えている会社も要注意です。なぜかというと、会社の充実感を表現する人は、会社の問題点に気づかない・気づけない、またはそれほど重要な仕事をしていない(する必要がない)ことがあります。それはすなわち、この会社の将来性、または仕事のレベルが(世間一般の企業と比べて)低いかもしれないのです。また、後述しますが、そうやって会社を褒め称える社員がいる一方で、彼らに膨大な仕事を押し付けられて愚痴だらけの社員もいることが多いです。

このケースに関しては『ダメだ! この会社(山崎元、小学館)』という本にも同様の項があるので、気になった人はぜひ読んでみてください。別の日に記事にしようかと思いますが、『ダメだ! この会社』は、新社会人が読んでおいても損はない本です。社会人経験が増えるにつれてクスクス笑える本です。

ダメだ!この会社―わが社も他社も丸裸

ダメだ!この会社―わが社も他社も丸裸

また、個人的には先輩心理として、「後輩(しかも新人)に会社の悪いことを言いたくない(でも実はこの会社、良くないところだらけなのよね・・・)」というのもあります。

■お花見(宴会)終了時編

・酔いつぶれている社員がいる
酒の席で、酔いつぶれるほど酒を飲むことが良しとされている会社です。しかしながら、そういう人がいると周りはたまったもんじゃないです。なぜなら、その人を介護した上に、酔いつぶれた人と帰る方向が一緒だったりすると、その人を送って帰れ、と言われることがあるからです。いい迷惑です。ただ、そのときに率先して介護している先輩がいたら、まだ良心のある会社だと思って良いでしょう。

・お花見後の後片付けをしている人、していない人がいる
誰が片づけをしているか、しないのかで、社内の役割・位置付けがわかります。ズルイ人は宴会が終わる直前に撤収します。逆に幹部クラスの人間でも一緒に片付けをする人がいます。こういう人は人格者であることが多いです。また、テキパキ片付けている人たちがいたら、その人たちは仕事上でも要領が良いことが多いです。ただし、普段からこういう宴会ばっかりやっている会社で、慣れているだけ、ということもあります。

私の経験だと、特に普段外回りで忙しくて、宴会の席だけ参加するような営業の先輩たち(社内でも所謂「デキる」社員)は、片付けのときも動作が機敏でした。また、中小企業だと、だいたい全員で(社長も含めて)飲み残しや食べ残し・皿を片付けていました。社長がやっているのに、というのもあったと思います。

・お花見の後に会社に戻って、仕事をしている人がいる
お花見で、酒を一切飲まずに、終了後会社に戻って仕事の続きをする社員がいます。ひどいときは、酒を飲んでいるのに仕事に戻る社員もいます。どの部署のどういう人か、できれば心に留めておきましょう。自分がそういう社員になるかもしれません。これは、個人の技量よりも、会社での業務分担や業務改善に問題がある場合が多いです。また前述したとおり、仕事をしていない(できない)社員の仕事も引き受けてやっていることもあります。一人にどんどん負荷がかかるわけです。若いうちから仕事の経験量が多いと、後々の転職の際などに有利ですが、これでは体を壊してしまいます。

あと、人事的観点から言えば、こういう社員がいる会社の勤怠管理は、何だかんだでいい加減です。働いた分だけ残業代等がまともに支払われない、なんてザラです。

■お花見の翌日編

・酒を飲みすぎて遅刻・欠勤する社員がいる。
ハッキリ言って、いかにその社員の仕事が重要でないかがわかります。遅刻・欠勤1日くらいで、と思う方もいるかもしれませんが、会社の仕事には「期日が決まっていて、当日余程のことがないと休めない仕事」というのもあります。要はその社員の仕事は、いつでも・誰がやってもいい仕事である割合が高いということです。まあそういう社員を目指しても良いですが・・・。

・逆にいつもより朝早く出社している社員(特に上司)がいる
このパターンも厄介です。こちらも普段より朝早く出社することを強要されることがあるからです。会社を休まないにしても、これはなかなか疲れがたまります*6。しかもそんな会社に限って、飲み会が毎週、毎日のように開催されたりします。

■最後に

いかがだったでしょうか。既に社会人の先輩諸氏からすると「俺の会社は全然違う」、「ウチはもっと良い(酷い)」等々、いろいろあるかと思います。また、新社会人向け、と書いておきながら、新社会人にとっては、わけがわからない内容かもしれません。実はまだ書き足らないこともありますが、それはまた後日にでも。ただこれだけ書いておきますが、私は仕事は楽しいですよ、ええ。

*1:人見(ひとみ)といっても、昭和女子大学の人見記念講堂(クラシック音楽では名指揮者・演奏家が名演奏を繰り広げた場所として有名ですな。)ではありません

*2:最近やらなくなった会社でも、こういった行事を復活させる場合もあります。

*3:では新人が全て期待に応えられるかというと・・・

*4:上司への過度なゴマすり、休日のゴルフ付き合い、残業、度々の異動など

*5:そのくせ新人にはやらせるわけだ。

*6:朝の10分〜1時間はホント貴重なもんです。

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