デジタルエンタテイメント断片情報誌

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邦画と特撮、アニメに寄せて 映画『BLACKFOX』

今年重点的に観ているアニメ映画で、10/5公開『BLACKFOX』の感想です。一応ネタバレはあり。特にあらすじを事細かに紹介したりはしませんが、既に作品を鑑賞した人向きです。予告編を映画館で何度か観て、鑑賞することに。

予告を観る限りでは、家族の因縁に復讐、忍者と良い意味で定番が揃った作品か? という印象でした。

※PV第1弾。画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。

映画『BLACKFOX』の感想

感想の前にこの『BLACKFOX』、実写版(特撮アクション時代劇『BLACKFOX: Age of the Ninja』)もやるのね。同じ設定を使いつつアレンジした特撮時代劇。こういう展開は大いにやってもらいたい。各種展開が面白ければ興味を惹くところだが。

※特報。画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。


それではアニメの方の感想。PVに違わぬストーリー展開。上記リンク以外に順次アップされたPVを観れば、ほぼ内容がわかる。というか直近のPVになればなるほどネタバレである。なので第1弾を敢えてリンクした。

このことが悪いわけではない。特に序盤はアニメという表現手段の中で、時代劇の要素や伝統を伝えたいのかな、という見せ方だった。家族を失い、復讐へ⋯という流れや、仇との思わぬ邂逅と交流、再戦に和解と共闘⋯それこそ時代劇・芝居の定番である。

ではその定番に昨今のアニメでよく見かける設定・様式を組み込んで凄く面白かったかというと、特段感銘を受ける作品ではなかった。ストーリーに関しても眼を見張る要素はなかったと思う。

女の子だけのメインキャラにあとは成人の男性ばかり、出てくる血縁は父系、主人公の味方はテクノロジーな動物(と人型)。もちろんテクノロジー要素の科学的な考証は気にせず楽しむのが前提。そこに絡むわかりやすい悪役。ブラッシュアップした日本要素。あとはメインの女の子3人を愛でてね、というわけだ。映画ならではの、映画という尺だからこその趣向や、メッセージ性は残念だが感じなかった。よくここまで並べ立てられたと思う。「ああ、そういう設定ね」という既視感に、正直嘆息したくなった。こういう作品を向き合って鑑賞するのは久々。TV放映なら、多分見向きもしなかっただろう。

映像は平凡。昨今のアニメ映画の水準としては並。CGが画面上で浮いているのがやや目につく。

ウリにしていそうな日本要素にしても、最初は殺陣を見せる作品なのかと思ったら、終盤はその魅力を活かさない凡庸な能力バトルだった。しかも「思い」で打破するパターン。終盤にそういう戦いを経て、続きでも制作するのかなという幕引き。出生・母親もネタにする余地がありそうだしね。ただもし劇場公開されても、今作を観る限りでは足を運ばないだろう。観るにしても配信を待つかな。


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