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『ガールズ&パンツァー最終章 4D~第1話+第2話~』4DX上映の感想

10/11から上映の『ガールズ&パンツァー最終章 4D~第1話+第2話~』を観てきました。4DX形式です。

第1話公開時から予告されていたので、ひょっとしたらこの上映形式まで『最終章』の鑑賞を控えていたファンもいるのではないでしょうか。単話の公開が延びればこの上映形式も当然延びる、そんな意味でもようやくという感じです。

私はそんな辛抱強くないので、順次観ました。記事はネタバレしています。もうキービジュアルからして問題ないでしょう。生コマフィルムで玉田が出ました。やらいでか!

※画像をタッチ・クリックするとPV(YouTube)が再生できます。

4DXで観る『最終章 4D~第1話+第2話~』の感想

特にこの上映形式に寄せた感想を。やはり迫力が気になるところだが、『第1話+第2話』では、体がじっとりと疲れるような、エキサイティングな方向で調整はされていないな、というのが第一感。内容に沿った効果を如何に表現するかに徹している。

例えば戦車戦以外の日常シーンで徒に効果がついたりしない。『劇場版』の4DXではバスで座っても座席が振動したりしていたが、そういう「ここで揺れるのか」みたいな箇所はなかったように思う。4DXの機能で言えば、匂いも無理につけていない(つける場面がなかったとも言える)。戦車戦での効果も”上品”だ。それこそ座席から落ちそうになるような感覚はない。各効果を終始リラックスして楽しめる。

それ故に「ガルパンならではの」「絶対に4DXで体感して欲しい」魅力を感じたかと言うと、正直そういうのは今回なかった。まとめて観たくて、近くに映画館があれば行ってもいいな、くらいだと思う。もっとも私など、『劇場版』のアクション要素はやりすぎだと思っているので、あまりこうした上映形式ありきの作品づくりに走って欲しくなかったりする。

最後に4DXの効果で良かったところを。まず『第1話』の1回戦試合前、マーク4が合流するシーン。煙があがるのだが、戦車から吐き出されているように見えて面白い。効果がよくハマっている。あとは『第2話』2回戦で雨が降るシーン。4DXの雨の効果は好きだ。MX4Dとの違いは、うーん、今の所見比べる予定なし。そうだ、エンディングは1+2仕様でひとまとめ。3話の予告はないよ。

『ガールズ&パンツァー最終章』第2話までの感想・雑感 4DX編

その他上映形式での感想含めてさんざ書いているのだが、改めて『第1話+第2話』で観た感想を軽く。

連続で観ると、やはり1回戦のBC自由学園は作中で割を食った感が否めない。観客にも、作中でもBC自由学園の作戦をひた隠しにした『第1話』の見せ方は良い。それだけに、この流れなら『第2話』でBC自由学園の過去エピソードを挿入するか、今度は大洗女子の策を観客に見せない展開なんて観たかった気がする。「第2ラウンドです!」と言ったそばから「どうでもいいことなんだけどさ~」の流れで同士討ちを誘う作戦(しかもそれがハマる)は巻き過ぎだと思う。試合後のお茶会もアンツィオ戦の二番煎じかな。『劇場版』の頃から書いているが、新キャラと対戦相手の造形に苦慮している様子を再認してしまった。

和気藹々が作風なのだろうが、負けたらもっと悔しがる対戦校があってもいいし、廃校賭けて戦う相手が挑んできてもいい。そんな相手をいつものスタイルで倒したときに、私はみほを「冷徹」「鬼」と心から称賛したい。

”私の戦車道”を見つけたみほをどう描くのかも『最終章』のポイントか。家族の問題では、『劇場版』までにまほとの関係は解決しており(それ故に『最終章』でまほは、現時点まで役割を与えられていない)、戦車道で、今作でみほは一体何がしたいのか。河嶋先輩のため? という素振りはどうも希薄に感じる。仲間のため? あんこうチームと旧生徒会、愛里寿位しか接点がないのに? その意味でサメさんチームとの指揮命令系統問題は、河嶋桃のエピソードを挟まず、みほが主体で解決して欲しいところ。あるいはそこが他チームを描く機会になってもいい。サメさんチームも、1年を脅かすシーンばかり天丼してもしょうがないだろう。

そのためには大洗女子の練習風景や学校でのシーンがもっと欲しいところだが、どうかな。話が進むにつれて、そんな余裕はなさそうだが⋯。でもそれが些細でも作品の魅力として積み上がっていくと思う。

極爆やDolby Atmosといった音響、そして4D⋯体感の魅力は捨てがたい。しかし決して大きな画面でなくとも、優れた音響設備でなくとも、まずはTV放映やスマホ・PCで気軽に観ても面白い作品、そんな作品作りもガルパンは忘れないで欲しい。それが一過性でない、アニメの古典になる近道ではないか。最後はファンの贔屓目で書いて、次話を楽しみにしたい。


<関連:第2話と各種上映形式の感想>

※極上爆音上映の感想:

※DTS:X上映の感想:

※Dolby Atmos上映の感想:

※記事時点での第2話総括:


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