いくらクラシック音楽が好きですHAHAHA、と言いましても、何度聴いても、好きになれない、面白くないと思う曲・演奏というのはやっぱりあります。
ましてその曲・演奏が「名曲」「名演」といわれているのを知ると、「人それぞれじゃねえか」という気持ちよりも、「なぜ俺にはこの曲(演奏)の良さがわからんのだ…、聴き込みか? 曲・演奏背景の理解不足か? それとも自分のオーディオ環境か?」という考えがよぎり、いつか目覚めたときのために聴きもしないCDがゴロゴロしていたりする*1。
そんな曲の代表が、リムスキー=コルサコフの交響組曲『シェエラザード』。これは本当にいろんなCDを漁ったが、よくわからなかった。アラビアンナイトをテーマにした音楽絵巻? 退屈だなー、の繰り返し。
ところが最近、カルロ・ ポンティ(※ジュニアです)指揮ロシア・ナショナル管弦楽団の演奏を聴いて、やっと音楽絵巻の何たるかを楽しむことができたと思う。
もっとも、これはSACDで聴いたからかも知れない。楽器の音色・音の広がりが素晴らしく、音楽で展開される場面に浸ることができた。あ、でもこういう録音(演奏)、意外と珍しいかもしれない。これは持っている他のCDを聴き直さねば*2。
ちなみにカップリングの『スペイン奇想曲』は元々好きな曲でして、こちらはもう少しキレキレの緩急激しい演奏が好きです。でも、このCDに収められている演奏も良い。じっくり演奏して、徐々に盛り上げていく感じです。
『シェエラザード』は過去・現在色々な指揮者が取り上げている曲なので、もっとSACD化して欲しい曲のひとつです。
Sheherazade Capricio Espagnol Neapolitan Song
- アーティスト: N. Rimsky-Korsakov
- 出版社/メーカー: Pentatone
- 発売日: 2011/09/27
- メディア: CD
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