デジタルエンタテイメント断片情報誌

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パーソナルコンピューター情報誌『ログイン』休刊5周年

2008年5月24日号発売から、5年が経った。おいワーイ! じゃなかった、今回は改めて雑誌『ログイン』ネタをやってみたい。多くのブログ・ニュース等が、当時の「休刊」の記事で止まっていることですし。忘れればいいのに、まだゴチャゴチャ言っている唐変木が少しくらいいても、いいでしょう。

LOG IN (ログイン) 2008年 07月号 [雑誌]

LOG IN (ログイン) 2008年 07月号 [雑誌]

まずはAmazonで唯一見つかる、最終号の紹介から。最終号ということで、それなりに売れたのだろうが、最終号としても、雑誌としても、物足りない印象が拭えなかった。もう懐かしくもなく、新しくもない。もうひとつ付け加えると、面白くない。そんな感じで歴史に幕を閉じてしまった。
巻末で予告されていた27年分の集大成『紙のログイン(仮)』も結局発売されていない。それもログインらしい、といえばそうだが、途中アスキーのゴタゴタを挟んでいるし、色々難しかったのだろう。単純に面倒だからかも知れないが。
ログイン(LOGIN)という言葉が、こんなに当たり前の世の中になったのに、雑誌は、メディアは、全盛期が終わっていた。

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そんなパーソナルコンピューター情報誌『ログイン』だが、つい先日、すごい夢を見た。すごすぎて、起きてすぐにメモをとってしまった。今日の記事はこれがきっかけなのね。
そう、ログインが復刊する夢を見てしまった


もはや「何のこっちゃ」と思う御仁も多いのだろうが、今日の記事は分かる人にだけ分かるネタとして、ひっそりと書いておく。ちんこ。


夢の中で見た雑誌の体裁は、近年みたいな(上の最終号ね)感じなの。でも中身が…! 私が夢中になった90年代前半テイスト満載なわけです*1。雑誌の中の色々な情報が知りたくて、読みたくて、面白い。あの『ログイン』なのです。

雑誌の前半は、さすがにPCゲーム以外のゲームも記事にしているのだけど(その辺が妙にリアル)、もう面白そうでしょうがない。「徹底解剖!」のノリ。ゲームの攻略なんて、今ならネットで探して…、となるが、やはりまとまった記事になっていると面白さが全然違う! しかも、記事担当の編集者を予想しながら読むのが、もう最高。 ※夢の中での感想です。

雑誌の後半を見ると、カラーページで、「勝鬨をあげろ」や「ファンタジーアカデミー」、「三国時代」なんて名物コーナーが復活。夢の中だから、具体的な記事内容がどうこうではなくて、「あ、このコーナーもある、ああ、これも・・・!」という感じ。

とりわけ「三国時代」は(諸処の事情で)もう『ログイン』誌上では読めないはずだと思っていたので*2、テンション上がりまくり。もちろん夢の中で。

雑誌の後半に関しては、もう嬉しすぎて、まともに記事を眺めてられなかった(夢らしい処理といえる)。特に「三国時代」の記事は、ニヤニヤしながら、読み物ページを開いて少し読んでは閉じ、みたいなことをやってしまった。内容はいつも通りのテキストだった。もちろん私が夢の中で読んだ記事なので、きっと今まで読んだテキストの記憶が入っているのでしょう。でも舞い上がってしまった。しつこいですが、これ、夢の中での感想ですよ? 

あ、そういえば「WIZでござるよ」は夢に出てこなかったな。あの連載は忍者増田さん含めて、細々と最近まで見かける機会があった稀有なコーナーだったからな。


そして、おたよりコーナーを見たら、投稿を募集してるの。それも、歴代の常連投稿者指名して「投稿しろ」みたいな感じで。いかにも復刊した感じでしょ? もう夢の中で大興奮ですよ。林田林田男さんとか水ヶ江のタカさんとか読者コーナーのページにデカデカと名前が載ってるの。余談ですが、林田林田男さんと並んで投稿が掲載されたときは嬉しかったな*3
それでね、そのページの右下に小さいコーナーがあって「他にもついでに…(送ってこい)」みたいに書いてあって、その中に小さく「連卵円形」ってあるの。それを見た瞬間、もう他の投稿者の名前どころじゃなくなって、自分の名前をずっと眺めていた。


そして、ここまで雑誌を読んで、「そうだ、奥付け見よう(※当時の編集者がどのくらい関わっているか調べたかった)」と思ったときに、夢から目が覚めた。

本当に大げさだが、目が覚めた瞬間は、少し現実と区別がつかなくなっていて、「あれ、ログイン復刊したんだっけ?」と思ってしまった。怖いねー。良い夢だった。

目が覚めて、ログインに投稿が載り始めたきっかけは、夢ネタだったことを思い出した。夢をネタにする、というのは、いろんな創作の原点で、ありきたりの技法でもあるが、当時はそんな御託を並べてやっているわけではなかった。とにかくログインに掲載されたかった。「面白い雑誌で投稿が採用される、面白い投稿者」になりたかった。もっとも、その「面白い」が自分の中で色々崩れていったのが、90年代後半の雑誌リニューアルなのだが…。

そんなログイン投稿者であることが自分のステータスだった頃があって、ペンネームは今でも捨て切れない。稀に自分のペンネームで検索してくれる好事家もいるようで、大変光栄マイコンシステムだが、ブログの記事はそんなにログインネタで頻繁に更新していなくて、チト申し訳ない。ブログ自体ひどい時は3年更新しなかったし。まあ、今後も細々とやっとります。


もう一度ログインのような雑誌を読みたいか、と言われたら、うーん、そうだな〜。記憶喪失になったら読みたいな。記憶を全部思い出すと思う。

今回見た夢の様に、ログインの記事の様に取り留めなく、今回はここまで。

*1:私は80年代中盤の、所謂「ヤマログ」時代からの読者ではないのです。この時代のファンも多かったようですが、私がログインを読み始めたのは90年頃からです。月2回刊の頃ですな。

*2:大澤さん…、読みたい小説の続きが沢山あるのですが…。あ、そうだ。『累卵の朱』はnovelist.jpで読めるんですね。

*3:他にも、もっちゃん逆鉾さんなんかと投稿が並んだときはほくそ笑んだものです。燻し銀の投稿者だったな。

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