かねてから通知があった「はてなダイアリー」終了に向けて、今月の1/28を以てはてなダイアリーの記事更新が停止されるそうです。今回はそんなわけで、さっさと所感を書いておこうと思います。私自身がはてなブログに移行して1年ぐらい経ち、全く感傷がないわけでもないので、軽くやっておこうというわけです。
本当に今更ながら「ダイアリー日記」って「危険が危ない」みたいでムズムズする。
d.hatena.ne.jp
それに1/28前後や、2月末頃にこの手の記事をやるのは何だか白々しいので。一言多いか。そんな、誰かを攻撃する気概や押し通したい主張があるわけではないです。放談です。
はてなダイアリーを使い始めた頃は、ごく短い文章で更新していた。今で言うTwitterの感覚か。そんな更新の仕方をしている他サイトを見て、「別に長文じゃなくていいんだ」みたいなことを思いながら倣った記憶がある。
ただ「単なる日記(日常)を読んでも・書いてもつまらん」と息巻いて、挨拶代わりに「日記ではない!」というカテゴリーをつくった。ついでに当時よく見かけた、「徒然~」という日記タイトルを皮肉った。息巻いた割には有らぬ反応を受けないか、初更新の際は少々ビクついていた。
www.m-ranenkei.com
反応といえば、はてなのサービスはコメント欄が活発で、2ch(当時)のようなレスの応酬上等、という雰囲気にも惹かれた。実際、更新頻度関係なく、記事に対して情報・意見がつくことがあった。Twitterその他SNSが広まっていない頃だったので、開かれたサービスだなという印象を受けた。今となっては、はてな自体が独特な文化を築いているようにも思えるが。
そういえばウェブリング・相互リンクが盛んだった頃に、トラックバック・リンク元の表示が便利に思えたのも、はてなダイアリーを選んだ理由のひとつだ。はてなブログに移行する際にそれらが廃止されたのを知った。いつの間にか、使わなくなっていた。
それから当時は何といっても「はてなキーワード」のキーワードリンク機能が魅力だった。キーワードリンクで他の記事を探しに行くのが楽しみだった。それが今や、はてなブログのカスタマイズ指南記事を読むと「キーワードリンクは外しましょう」なんて書いてある体たらく。ニンともカンとも。
そんな「はてなキーワード」でとりわけ感動したのが、「バカチン市国」のリンクが表示されることだった。休刊したPCゲーム雑誌『ログイン』で連載されていた、いわゆる”バカ記事”コーナーを知っている人間が「はてな」にはいる。各社のサービスを比較して、はてながIT関係も強そうだなと使用候補に絞っていたのだが、これで一気に傾いた。『ログイン』に読者投稿を始めたのは「つまらない」・「改悪」と糞味噌な評判にまで堕ちた96年のリニューアル以後だが、今でも”あの頃”を思い出して、はてなブログに移行後もネタ記事をやることがある。ブログトップの「プロフィール」を「投稿者」にしているのも、意地というか、愛着である。
とまあ、私なりにくだらない縁があり、今後もはてなダイアリーから引き継いだはてなブログで細々とやっていきたいと思う。