デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

今でも忍者『忍者増田のレトロゲーム忍法帖』

あるレトロゲームを扱った書籍の話をするのをすっかり忘れていました。なにせかなり読む人を選びそうな本でしたので。まあこのブログで言えた義理ではないのですが。今回は『忍者増田のレトロゲーム忍法帖』(著:忍者増田 インプレス)の話です。

かつて「ログイン」というPCゲーム雑誌があり、編集者が誌面で積極的に顔出ししたり、「コタツでみかん」を禁止されたり、富士の樹海に行ったりしていました。そんな(どんな?)雑誌の編集者の中に、大抵忍者装束で登場し、今ではお寒い感のある「~でござる」という語尾で文章を書く編集者がいました。それが忍者増田さんでした。後にファミ通にも在籍していたので、ゲーム好きなら案外知っているかもしれません。

いやあ、つくづく思いますが、当時は珍しかった「ログイン」という用語のアクセントも一般的になりましたね。当時は「ロ」にアクセントか、それとも「グ」か「イ」か、なんて記事もみたなあ。「ロング陰茎」の略称説もみたなあ。関係ないか。今や毎日見かけますからね。ロング陰茎のことじゃないですよ。

まあそんなノリの雑誌だったのですが、忍者増田さんはログイン誌面ではもっぱらRPG『ウィザードリィ』関係や、「バカ記事」と言われるおふざけ記事で活躍している御仁でした。そのノリそのままに80年代を中心に自身のゲーム遍歴を語っています。

紹介されているゲームは『ウィザードリィ』はもちろん、『ディグダグ』や『いただきストリート』といった、そういえば増田さんが誌面でネタにしていた気がする作品ばかりです。もう記憶が定かではないのです。そんなことより、ロバート・ウッドヘッドとか川村ハルトなんて名詞にビンビンきてしまいます。要は80年代のゲームの話はそこそこに、忍者増田さんと当時のログインに興味がまだ残っている人向きの内容です。それ以外の御仁にはなんのこっちゃ、という本です。そういえば私自身、ログイン誌面のノリを面白いと思っていたら、後年「つまらない」「寒い」と複数から言われて(こっそり)ショックを受けたこともありました。今はよくも悪くも人との関わりが広がって、思うところが多くなりました。まあそれでも、元でも一応でもモドキでも”ログイン投稿者”の端くれでありたいのですよ。ニンニン。

ページ構成は本文に対してページ下部に注が入るスタイルです。ログインでもよく見たスタイル。ここで用語説明をしたり、くだらないダジャレや他の編集者の悪口を仕込んだりするんです。私もブログをこういうスタイルにしたかったのですが、いつの間にか忘れてました。注釈で出てくる『テクノポリス』や『ポプコム』は表紙のせいで家に置いておけませんでした。そこでログインだったなあ。


それにしても忍者増田さんの容姿は変わらないですね。「良い人」らしい評判以外にも、期待を裏切らない御仁です。忍者装束がトレードマークかと思ったら、イベントでは普通に私服で登場したりする食えない一面もあり、そういうところが業界で長く「忍者増田」を続けられる秘訣なのでしょう。褒めてるのかこれは。『ウィザードリィ』のコーナー「WIZでござるよ」もファミ通各誌で度々復活しましたしね。おかげで私のような後追い投稿者が投稿することができました。投稿が載った号はまだ持ってます。掲載の記念品はまだ届いてませんが。ンモー。

ちなみにこの本ではゲームボーイの『ウィザードリィ外伝』がオススメになってますが、私は『外伝2』が好きです。あとPCで『リルガミンサーガ』を途中で放置しています。連卵円形さん根性なし!

⋯私『マイトアンドマジック』シリーズの方が好きなもんで。ツフフ。

あ、でも忍者増田さんが紹介していた「ロードランナー」が、実は私の初めて遊んだアクションゲームです。HIT BIT(MSX1)にカートリッジ挿して遊びました。これは懐かしいな。マニュアルがなかったけど、あるボタンを押すと他の面に飛ぶのよ。HIT BITはしまっておいたら、キーボードがカチカチになって使えなくなりました。


ゲームの話題をしたのだから、最後に最近何かゲームやってますか? という話を。そこまで新しいものにハマってないかな。そう言えばマッチー松本大王がアイマスにハマった、なんて記事を前見かけたな。それなら私もポプマスやってたんだなあ。

やっぱり男女の交わりがあるってだけで興味が湧く。え、違う? その辺りの性的嗜好に基づく感覚は中学生の頃から変わらないんだなあ。


スポンサーリンク