百聞は一見に如かず。作品でアレコレ騒ぐのは観てからにします。これだけ間が空いたらね。というわけで10周年イベントの情報がやっぱり先に発表になってしまった『ガールズ&パンツァー最終章』。果たして続報はあるのでしょうか。一旦雑談しようと思います。いやだから『最終章』最新作公開は何時なんだ。
放送10周年を記念した大規模展覧会が開催決定
目ぼしいイベントこれくらいしかないよね、と書いていたイベントが正式に発表。上映会は正直、もう、ね。ハシゴは『最終章』が完結してからでいいかな。気が向いたら1作品くらい観に行くかも。
展覧会は今年の12月開催予定。今のところ東京会場のみ発表。当然入場特典と記念グッズもあり。キービジュアルは大洗女子中心。生徒全員いるかと思ったらあんこうと生徒会以外は車長のみ。集合写真みたいになるから仕方ないか。ページ最下部の麻子さんが良いですね。
概要を読む限りでは、展示はこれまでの振り返りと今後(だってまだ完結してないし)を中心に、作品資料の展示。あとはおそらく最後に物販コーナーがドカンとあるんでしょうな。まあこれは他作品でも同様みたいですね。こう書くと2017年と似たような構成なのでしょうかね。あのときの展示は正直スカスカだったのよ。
当時の記事で最後の物販コーナーをイベントの”化けの皮”が剥がれた、みたいなことを書いていて苦笑。そこまで書いてたか。金を落とすファンが良いファンなのは、多分間違いないのでしょうが⋯。
⋯完結してから集大成イベントまたやるんだろうな。10年で『最終章』まで終わってたら1回で済んだのになあ。
『ガールズ&パンツァー』関連物落ち穂拾い その21 劇画ガールズ&パンツァー
ちったあ活気づいてきた様子なので粛々と。『劇画ガールズ&パンツァー』(著:小林源文 小学館)。ガルパンのコミックとしては一見、異彩を放つ作品。
一見と書いたのには理由があります。まず著者のファンを楽しませつつ、ガルパンファンにも優しい構成であること。これまで著者の漫画を読んだことがなくても大丈夫。でも読んでいると一層面白いという。丁寧な戦車蘊蓄アリ。自分のワールドに強引に引っ張り込むだけではない、懐の深さを感じるところが流石です。そして何より、作品の端々にあるガルパンネタに、実はガルパン本編の魅力に係るヒントがたくさんあるような気がしてならないのがミソです。
例えば走行中に車輛がガクガクして頭をぶつけたりする。血が出なくてもいいけど、そんな臨場感、最近すっ飛ばしてませんか。せっかく複数名で乗車しているのだから、いつもと違う車内描写がアクセントになってもいいのにな、と思うわけです。『最終章』でも登場した寒い試合会場では生足でなくてもいいんだよな、むしろ衣装チェンジの大チャンスなのに⋯。寒さ以外にも、お肌が傷つかないようガードされた格好で戦車戦に臨む生徒がいてもよいでしょう。これなら動きで魅せることができそうです。イベントだけ、グッズだけ盛大にお着替えではなんとも寂しくはないですか。
『劇画~』の中で既に「アニメは全部妄想の産物」「ファンタジー」と書かれてしまっているものの、そういった些細な事柄が積み重なって臨場感ある作品になりうることを改めて反芻したいと思います。
そうそう、あんこうチームの面々が「私たち、ガルパンが終わったら忘れられちゃうかな」「町の活性化につながったし、大丈夫なんじゃない?」なんて雑談する様子も出てきますが、私は地域の話題にとどまらないエポックメイキングな作品だと思い続けて、僭越ながら10年経ってもまだ追いかけています。大丈夫かどうかは、これから次第でしょう。