デジタルエンタテイメント断片情報誌

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『ガールズ&パンツァー』関連物落ち穂拾い その20 もうすぐ10周年

順調とは言いたくないですが、今のペースだと今年中、いや9月くらいにはOVA新作が劇場公開でもおかしくなかった『ガールズ&パンツァー最終章』。もう9月はないでしょうね。10周年に合わせて発表だとしたら⋯ギリギリ年内になるかな。そんなところで雑談しておきたいと思います。

10周年って何するの?

今年10月に10周年を迎えるガルパンですが、それにしても一体何やるのでしょうかね。カウントダウンからの盛大に公開、でしょうか。そうだと考えないと公式の情報があまりにも少なすぎて、ねぇ。公開できる情報がない、そもそも(現時点で何も・イベントが)ないのでしょうか。

※PV。画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。

今年のイベント・グッズ情報も相変わらずキャラクターの着せ替え大集合で、正直食指が動かない。やっぱり本編に即した盛り上がりが欲しいですね。かといってまだまだ屋外イベントは大々的に発表しづらいでしょうし。さらに戦車を全面に出して盛り上げられるかと言えば、国際情勢的に思わぬ批判を受けかねません。

以前他の記事でも書いたのですが、現実と作品世界の区別がつかないわけでは決してないのです。本編を観てどういう作品かわかっているつもりです。ただ、作品の元ネタとなった国々や歴史から現実世界の出来事を連想してしまい、ガルパンが以前のように楽しめない。この状況は今だ続いているし、いつ終わるのか全くわかりません。

作品の素材はそれだけ近しいものを使っているのがわかっていて、これまでも配慮があったと思います。だからこそ観る方も一層気になるものでしょう。これを「アニメと現実は関係ない」の一点張りで世の人々に問う方が、現況は無神経のそしりを免れないのではないでしょうか。その点で本編含め、公式が今後どういう展開をしていくのか、興味はあります。

『ガールズ&パンツァー』関連物落ち穂拾い その20

ここまでスパンが長いと正直白々しく感じる『最終章』の『10周年です。ありがとうございます。皆様お疲れ様でした本』。まさかファンに制作側の苦心を感じつつ作品に共感してもらいたいのでしょうか。作品世界のああだこうだより、スタッフの名前を挙げつつ映像を語るのが本作の楽しみ方なのでしょうか。ちょっと下衆の勘繰りが過ぎたか。でもそんなことを書きたくなる非公式本。くだらないプレミアがつく前に買うか、公開間隔のせいで値崩れしたときに買うのがオススメ。

知波単学園に関するネタが盛り沢山なのはとても楽しい。ただ各校の勝敗寸評なんて、そんなの戦車の優劣より脚本のさじ加減でしょ、とは言いたい。そうじゃなきゃ主人公側にマーク4なんて出さないでしょう。

うーむ、非公式な本とはいえ、アニメ(OVA)本編が進んでいない状況で関係者の専門的・技術的な話で作品世界の与太話を聞くのは、そろそろ虚しくなってきたかな。繰り返しますが、作品よりスタッフ・関係者の名前や話題が全面に出て欲しいわけではないでしょうから。

内輪で成功と一体感を感じて、とにかくそれを発信する。俺たち(関係者)が楽しんでいるんだからお前ら(ファン)も楽しめ、と。それも今時の作品の売り方なのでしょうかね。彼らが作品の根本的な不満を述べることは決してないというのは、『お疲れ様でした本』に限らずムックやインタビューを読めばわかるわけで。マニアックな話題に夢中になるあまり、作品の本質から目をそらすのはファンとして避けたいところ。まして最近は作品の細部よりストーリーや展開といった大枠に不安を感じているので⋯。そんな不安を払拭する作品の発表を待ちたいと思います。どんな宣伝するのやら。


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