デジタルエンタテイメント断片情報誌

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クリスマスと休養

やはりどちらかが休みの日でもないと、なんとなく特別な気分にならないものだ。この12/24と25のことである。

そんなものだから、ケーキは25日か、26日に買って食べようと思っていた。イブの方を楽しみにして生きてきたので、今年の25日にはすっかり盛り下がっているのではと考えていたのだ。そうしたら、これが違った。

仕事帰りに、ケーキ屋の行列を見てしまった。24日はわかるが、25日も並んでいた。並んでいる人達は、いかにも仕事帰りといった様子である。

ここまでして私はケーキにありつく気はない。そそくさと家に帰って、本でも読んだ。『社内政治の教科書』(著:高城幸司 ダイヤモンド社)である。

社内政治の教科書

社内政治の教科書

  • 作者:高城 幸司
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/11/10
  • メディア: Kindle版

世に「社内政治」を題材にした本は案外少ない印象だが、どうだろう。実際社内政治というものは、仕事の考え方や仕事術、各種の成功体験談に織り交ぜられることが多いように思う。

本書もいわゆる権謀術数の限りを尽くし、いかにのし上がっていくか、というテクニック本ではない。究極に辿り着くであろう、自分と周囲のマネジメント心得を示した本である。”「課長」から始める”とあるが、別に課長職でなくても想像に難くない内容である。業種も問わないだろう。

自分と他人の働きぶり、それを普段から見つめていれば、「あの行動はああいう意味があったんだろうな」とか、「〇〇がやってたな、そんなこと」「俺もそういえばしてた」という事例が正直多いと思う。新たな知識を得るより、確認という意味で読むなら損はない気がする。


なぜこんな本を話題にしたか。それはこの本の最終章、”「政治」に勝つより大事なこと”が目に留まったからだ。以下引用:

熾烈な社内政治に身を置くと、会社での出来事が頭を離れなくなります。
(中略)
 だから、必ず、週に最低1回は、「質の高い休養」をとるようにしてください。「質の高い休養」とは、完全に会社のことを忘れ去るような時間をもつことです。

かくいう私は、ケーキ屋の行列を横目に見つつ早々に帰宅して、仕事にまつわる本を読んで、ブログなぞひねっているのである。なんとも中途半端な休養ではないか。普段が窺い知れる、というわけである。


そもそも素性を、普段の仕事ぶりを赤裸々に公開しているわけでもないのに。いくら御高説を垂れても、現実世界では何とも冴えない人物だった、その可能性も大いにあるではないか。そんな戒めを込めながら文章を書き、巷に溢れる仕事系の記事を読むことがある。

ともすれば、だ。仕事の話題なぞついぞも出さない、各種レジャーから芸能・スポーツ、ドラマにアニメにゲームといった”一本槍”の話題を貫いている御仁の方が、普段よほど「デキる」のかもしれない。羨望すらある。それも穿ち過ぎか。

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それにしても、この2日間帰りに見た行列は、会社や仕事のことを一瞬でも忘れて、家族はじめ大切な何かのために並んでいたのだろうか。


私も明日はケーキを買うのを楽しみに仕事しよう。あれ?

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