デジタルエンタテイメント断片情報誌

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『ガールズ&パンツァー最終章』第2話 Dolby Atmos上映の感想(池袋グランドシネマサンシャイン)

昨日から上映開始されている、『ガールズ&パンツァー最終章』第2話のDolby Atmos(ドルビーアトモス)上映を観てきました。場所は池袋のグランドシネマサンシャイン。Dolby Atmos上映のガルパンは初めて。グランドシネマサンシャインの上映期間は~8/22まで。

実は同時に開始されたDTS:X上映を早々に観てきたのですが(こちらも初めて)、何というかこう、期待しすぎたというか、当てが外れたというか、「満を持して上映開始の割に⋯」という印象だったのです。そこで急遽Dolby Atmosも体感することにしました。近場というわけでもないので、割と通うのは痛恨です。


※この記事はネタバレ全開です。

Dolby Atmosって何?

一応詳細をリンク。DTS:Xも念のため。どちらも設置されたスピーカーを基にサラウンド環境を計算し作り出すのですが、特にDolby Atmosは天井に設置されたスピーカーも重要な役割を担うようです。

またDolby Atmos上映については、ガルパンの公式がスタッフによる紹介動画を公開しているので、そちらを参考にしても良いでしょう。※私は体感前に先入観があっては、と思って長らく見ていませんでした。関係者のツイッターも同じく。

※画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。

グランドシネマサンシャインのDolby Atmos(ドルビーアトモス)上映で観る『最終章』第2話

ではDolby Atmos上映の感想。今回比較もあって、DTS:Xと同様に座席(シアター6)はG・I列の中から中心寄りを選んだのですが、J、K列くらいでもスクリーンは見やすいと思います。

体感重視の音響で戦車戦が映える

自然音よりも、弾着や戦車の駆動音に迫力を加えるのが上手い。荒々しくて、ときに頭に響くような音をあらゆる方向のスピーカーから再現している。メリハリがある音の陰影づけは、シーンを自然に再現するというより、体感を意識したものだと思う。家庭では再現できない、映画館だからこそのアトラクション的な楽しみなら、Dolby Atmosイチオシ。

7.1chその他の上映形式と違う点は?

戦車戦に関しては、7.1chより音が鋭く、激しい。違いは分かりやすいと思う。傾向としては立川シネマシティの【極上爆音上映】に近い。既に肉薄しているのではないか。これからの進化が楽しみな上映形式だ。ただ、歌や台詞の再現は普通。場面によっては、台詞がやや混濁気味の箇所もある。もちろん聞き取れないなんてことはなく、迫力を削がないよう調整した故だろう。歌や台詞に関してはDTS:Xの音場感が優れていた。


褒め過ぎかもしれないが、公開初週にこの形式で上映してくれたら、優先的に選択したい。全国的に広まっている様子なので、ガルパンなら現状はDTS:X上映よりも、Dolby Atmos上映を薦めたい。公開から時間が経ったとはいえ、行った甲斐があった。

『ガールズ&パンツァー最終章』第2話の感想・雑感 Dolby Atmos上映編

DTS:X上映編に続いて、ダラダラと。感想は一度総括しているのですが、まあせっかくなので。

愛里寿が参戦・再戦するのは、何となく『劇場版』の焼き直しになりそうなので、「どの学校に編入するかはお楽しみ」か、後日談で「みほさん、〇〇に決めました!」で終わって欲しいのは私だけか。

個人的にこの”一騎当千”扱いのキャラクター・車輌というのは、あんまり出しゃばると、どうも白けちゃうのね。キャラに何の恨みもありませんが。みほ(とあんこうチーム)だって、ともすれば一輌で無双できちゃうわけでしょ? そこへきて団結、チームワークと言われてもなあ、という印象がまだまだ試合描写で拭いきれてないのです。そんな状況でさらに単騎で強いタイプが参戦するのはちょっと⋯。

TV版、『劇場版』を経た今、そろそろこういう別格・特別扱いを打倒する存在が欲しいかな。対戦相手にも、味方にも。できれば集団競技であることを生かしてね。本来は『劇場版』で大学選抜にそういう存在・キャラを配置して、「まだまだ上がいる」世界を広げていれば済む話なのですがね。ところが実際の『劇場版』では「大学生より強い高校生、特待生」みたいな描き方をしてしまいましたから。描いたものは仕方ありませんが、個人的には今だに『劇場版』を評価したくない理由の一つです。まあスピンオフやメディアミックスのはしゃぎっぷりを見る限り、『最終章』でも厳しいかな。私は限界、人間味を感じる話作りが今作の妙味になると思っています。


サンダースが行進間射撃をド派手にやっていたが、この辺りはリアルさとの匙加減が難しいところ。そんなに目くじらを立てるものではないが、命中させるのね、という印象。車輌のスペックについては、新しい車輌が登場する度にファンが注目する一方で、どうも作中では副次的な要素になっている感があります。楽しいウソ、心地よいウソ、という具合に。

とはいえ2回戦でマーク4がさっさと片付けられたのは、さもありなんという感じで、やはり納得感がある。マーク4は比較的有名ですからね。それ故にあまり目立った活躍をされても戸惑いそう。サメさんチームの車輌変更は、私はあっていいと思う。

「珍しい戦車が出ればそれで満足」かと言うと、そこだけを楽しんでいるわけではないので⋯。各校の試合に出てきた車輌の戦いぶりを腐すわけではないですよ。


聖グロリアーナ女学院の試合で決着直後のオレンジペコが一瞬怪訝な顔をしていたのは、やっぱりクルセイダーの挙動(ローズヒップ搭乗か?)のせいですか。そういう関係性はぜひ作中で見せて欲しい。別に不仲でも気軽に悪態をつける間柄でもいい。そういう公式なりの味付けは、もう少しあってもいいなあ。キッチリ公式設定・本編準拠で語るのも息苦しいときがありますが、妄想だけも虚しいものです。

そうそう、大洗女子のメンバーも他校の試合観戦すればいいのにね。対戦相手には慎重になっていますよ、と。その回は解説役で。次の試合に活かしたりね。黒森峰(エリカ)の様子を見る限り、そんな回があってもおかしくなさそう。さすがにスピンオフはやらないだろうから。やってもいいけどね。


2回戦については何度見ても、初見時に「第2話はギャグ回かぁ」と息を抜いたのを思い出す。いや、正直に言うと相手が知波単とわかって萎えた。みぽりんが慎重な発言をしていたが、「いやいや、そんなこと言ってあっさり殲滅しちゃうんでしょ?」ってね。それが毎回、時間を忘れて見入ってしまうようになるとは。

福田とバレー部の交流でちょっとだけ仄めかせて、知波単と西隊長はさらっと登場なのがズルい。展開を予想する暇がなかった。この辺りの構成はしてやられた、と思った。西隊長の「ぶち倒します」が度量の広い、有限実行の台詞だとわかって後々感服した。

これだけ息つく暇ない戦いを繰り広げているのだから、いっそこの戦いが大洗女子の転換点になっても良いな、と思っている。転換点っていうのは、それこそ大洗女子敗北レベルのね。話数を見ても、そういうタイミングでしょうから。それくらい第2話の知波単戦はのめり込めた。西隊長の「戦いは機を見て時を懸けて~」の台詞通り、次話は再び知波単の攻勢を期待しますよ。ここから大洗女子に一方的にやられては、多分1回戦と同じ後口になるでしょう。

戦車道は生死をかけた戦いではないのです。勝っても負けてもその後の話は、いくらでも面白く描きようがあるでしょう。”引き分け”でもかまいません。それが本作の強みかなと思っています。⋯トーナメント戦以外もちょっと見たい、でしょ?


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