デジタルエンタテイメント断片情報誌

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『ガールズ&パンツァー最終章』第1話 公開記念舞台挨拶(横浜ブルク13)と感想・雑談

公開初日から一週間経った『ガールズ&パンツァー最終章』ですが、やはり休日の盛況ぶりは凄いですね。私などは平日帰宅前の楽しみにしてしまうのですが、休みを待ちに待った御仁も多いことでしょう。そんなわけで私も16日は横浜ブルク13の舞台挨拶・上映に行ってきました。

ちなみに公開初日の挨拶をパスしたのは、舞台挨拶まで行って6話構成の初っ端がつまらなかったら、いたたまれない気持ちになりそうだったからです。映画は一度観たら話としては完結するので、内容がどうあれ、もうしょうがない。それにぴあのチケットなら正規にリセールできますからね。今回は、それも杞憂でした。ホントよかった。

横浜ブルク13は、系列の新宿バルト9に匹敵する上映設備でありながら、フロアがゆったりとしたつくりで好きな映画館。この方面に用事があれば、公開初日もここで観たいくらい。バルト9は、話題作の公開初日に混雑しなければ悩まなくていいのに。そんなブルク13ですが、カフェもガルパンコラボで、テンション上がりました。1周目の入場特典はすでに終了。そういえば、パンフレットも売切が出てるみたいですね。入場特典は5週目くらいまで予定があるみたいですが、品切、売切は色々と残念。

『最終章』第1話 公開記念舞台挨拶(12/16 横浜ブルク13) 簡易メモ

ということで、レポートと言うにはおこがましいのでメモ程度に、列挙します。

・当日はJRが遅延していましたが、挨拶は予定時刻通り16:05に始まりました(上映前挨拶)。第一声はそのことを掴みにして、カモさんチームの中の人(井澤さん)が司会。登壇はあんこうチーム。

・今回は沙織役の茅野さんが全体的にハジけた感じの挨拶でした。初っ端の自己紹介も井澤さんの挨拶を真似してみたり(客席の反応が微妙で「なんか違う」と少しブゥな感じでした)、服装からイベントの話まで話題の中心になってました。個人的に、SWをネタにした「戦車と共にあらんことを」が面白かったです。あ、原画展のキーホルダーの話も。
そういえば、渕上さんと中上さんが意外と静かな感じでした。まあこの2人は何かとイベント露出も多いので、語り尽くしている・またいくらでも話を聴く機会が多いから無問題。

・服装の話といえば、相変わらず井澤さんが校則違反っぽいのにキャラクターに近い着こなし。全員で「服装の話はネタバレになっちゃう」と和やかにお茶を濁してこの話は終了。

・小さいお子さんの客を発見してはしゃぐステージ。メンバーから「ファン層も広くなった」みたいな話も。⋯⋯そうかなぁ~?

・挙手アンケートをしたのですが、『最終章』第1話を観るのが初めての観客が全体の半分くらいいて、個人的に驚きました。私は公開初日を指折り数えていたので、初日に観ないなんて⋯みたいな驚きです。テヘヘ。でも舞台挨拶に当選したらそれもアリか。それもあって、ネタバレを面白おかしく避けていくトークでした。

・そのため登場する戦車の話も「新しい戦車? 出るの?」「あ、BC自由学園なら」みたいな感じに。うーん、バレバレ。

・OPは映像・歌ともにやはり演じる側からも要注目とのことです。(これは既出の情報ですが)歌っている佐咲紗花さんが作詞にあたってシナリオを教えてもらったエピソードを紹介していました。そう言われると、歌を聴いて『最終章』を深読みしたくなるなあ。

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  • アーティスト:佐咲紗花
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※画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。


全体として、『劇場版』の頃より数段リラックスした感じが印象的でした。やはりまだ『劇場版』の頃は、イベントとして成功するかしないか、みたいな緊張感もあったのでしょう。大変なのですね。お疲れ様でした。

⋯これ第2話以降も挨拶やるのかしら。そもそも第2話っていつ頃なんでしょうか。せめて四半期ごとくらいで公開して欲しいですが⋯うーむ。

『ガールズ&パンツァー最終章』第1話の感想・雑談(その2)

ガルパン記事にかこつけて、また放談しておきましょう。舞台挨拶の簡易メモでも書きましたが、やはりまだまだ完全にネタバレして書く時期ではなさそうなので、それなりに配慮した上での感想です。今のところ私が別記事で書いている感想は概ねそういう内容の⋯はず。

・前半ギャグ調で展開される、大洗女子が大会で優勝を狙う動機である桃ちゃん個人のあの問題と、BC自由学園が大会に出場する”大義”って、もしかして対比させるのでしょうか。コミックス展開は参考程度にして、あくまでアニメ本編中心で考えると、正直大洗女子の動機が不純なので⋯。

以前の感想で、「対戦相手にも引くに引けない事情があって良い」と書いたのですが、試合前から試合中の様子をみると、大洗女子の”廃校阻止”程ではないにせよ、BC自由学園も大会に勝ち進むことで心願成就するのかもしれません。そうなると普通なら、第2話ないし後半は大洗女子の攻勢・勝利を予想してしまいますが、これは大番狂わせの結末を持ってくる可能性もありそうです。やはり続き物はこういう予想する楽しみもあるから良いですねぇ。

自分の願いと大洗女子の行末、そしてBC自由学園の戦う”背景”。ここで桃ちゃんと大洗女子をじっくり描く、なんてことも考えられます。始まりでギャグ調・ギャグ担当を目立たせて、その展開なりキャラをグッとシリアス寄りに持ってきて視聴者を惹きつけるのはシナリオの常套手段ですわな。

こんなことを考えるのは理由(と願望)があって、TV本編と同じ「大洗女子対ライバル校」・”勝ち進む”大洗女子だけを描くのは展開として正直ワンパターンかな、と。敗者復活戦を入れたり、別の試合・大会でタッグマッチやバトルロイヤルなんてやって欲しいわけですよ。第1話の他校キャラの新たな大会に対する反応も、そのためのブラフなのでは⋯考えすぎか。

・これも公開前の記事で、BC自由学園の音楽ネタはナポレオンだろと書いて、映画『ワーテルロー』の音楽(ニーノ・ロータ)を予想したのですが、半分当たって半分外れました。まだ第2話がどうなるかわかりませんが。ああそれにしても、BC自由学園には「くそったれ」で終わって欲しくないなあ。

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TV本編・OVA登場キャラに負けず劣らず、愛着が湧くライバル校のキャラが出てくるというのは本当に嬉しいですね。TV放映で続編が観たかった、という願望は置いておいて、これもTV放映よりも1話の時間構成・製作期間に余裕がある故なのでしょうか。『最終章』は、俗に評価が下がると言われるアニメの続編(2期)として、成功例になって欲しいなとつくづく思います。


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