スマホやタブレットにUSBキーボードを繋ぐなんて、そんな、と思っていた節があった。キーパッドが欲しいなと思うときはあっても、わざわざ別にキーボードを持ち歩くかね、というわけである。スマホの意味がない、大げさだがそんな風にも考えていた。
では外出中にキーボードを使って文書を作成したいときはどうしていたかというと、10年くらい前に流行ったモバイルノートが好きで何台か持っていた。コンパクトなサイズに、機種によってはDVDドライブもついている。OSはLinuxにして、細々と使っていた。ネット閲覧、ビジネス用途くらいなら今でも使える。
だが最近、趣味でブログの文章を考えることが多くなって、ふと外出中に文章が閃くことがある。そこでスマホのメモに保存するのだが、これが煩わしくなってきた。もっと大量に文章が思いつくのである。しかもそうした文章の方がこうして机に向かって考えているときより勢い、キレが良い。後で推敲するにしても文章が残っていた方が何かと便利である。アイデアの瞬間は大事にせねば。
- 作者:ジェームス W.ヤング
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
そこで大変遅まきながら、Android用のUSBキーボードが安かったので購入した。タブレット用みたいだが、もちろんスマホでも使える。
これがまあ便利。PCなんていらない、などと言う発言には慎重になりたいが、スマホやタブレットで文字を打つときはこれを使ってたのねと納得。しかも携帯してもノートPCより余程軽い。ケーブルの耐久性が気になるが、まあ千円位ならば惜しくない価格である。固定するなど補強も簡単だ。Bluetoothではなく有線にしたのは、いざという時電池切れが心底嫌なため。紙がいつなくなるかわからないトイレでは困る。
それはともかく、キーは小さめで、男性ならば大きさが気になる向きもあるだろうが、タッチは遅延がひどいわけでもなく、問題ないと思う。見やすい角度に機器を傾けて使えるのも利点だ。
まだまだ徐々にだが、私もこういうのを使って、カフェで文章なんぞひねりたいと思う。旅先も良いな。そんなときに限ってろくなものが思いつかないんだな。