プレーし続けていると、遊んでるのか、単純作業しているのか、よくわからなくなるゲームってありませんか? 同意を求めてどうするの? それもそうか。
久々に『ポピュラス』を黙々と遊んでしまった。正確には『ポピュラス2 エキスパート』(PC-98、TOWNS版)。国内PC版は移植に際して最もアレンジしているらしく、販売元のイマジニアが「日本版オリジナル」とまで謳っている。ただ実はどの辺りがエキスパート要素なのかは、プレーしていてよくわからない。テヘヘ。
神となり、信者(人間)を増やし天変地異を起こして大地を征服するゲーム『ポピュラス』の続編。そんなことを書かなくとも、知っている人は知っている、「ああ、あの地面を平らにしていくヤツ」である。
信者の文明・技術レベルを上げるために、どんどんどんどん地面を平らにしていく。山を切り崩し、水面を埋め立て、岩や木は沈める。対戦相手の神(CPU)が天変地異で妨害してくるが、平らにしているだけでなんとなく勝っちゃうことも。
※ヘボヘボプレイでなんとなく勝利できちゃうの画面。CPUの妨害はほとんどしていないはず。
勝利すると経験値をもらって自分の能力(神業)を上げることができるのだが、平らにする力以外は、まだまだ使いこなしていない。ただ”ついカッとなって”竜巻や火災、地震を起こしてCPUに攻撃してしまう。おおらかなゲームだ。とは言え後半はそれなりに激しい攻防になる。
それにしてもこの”ひたすら”感、作業感というのは、今のゲームにも通じる、根幹的な魅力ですわな。『マインクラフト』なんて思い浮かびます。
そしてスマホゲーム、ブラウザゲームを延々と遊んでしまう、あの感覚。「暇潰し」以外にやりたいことがあるのに、シンプルなルール・操作に中毒性があるんだなあ。やるなピーター・モリニュー。日本のPCゲーム誌でもよく見かけた。そう言えばアプリで似たようなゲーム出してたね。
壮大な設定に比してこの取っ付き易さ、GOGの英語版でも大丈夫かな。よくわからなくても、気がついたら地面をならしてますよ、多分。