デジタルエンタテイメント断片情報誌

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『スタンフォードの自分を変える教室』で自分の意志力は変わるのか 第3回

巷で話題になった(らしい)書籍の文庫版を今さら読んで少しでも血肉に変えようという、いわゆる学習報告記事の第3回目です。

現在は「意志力」のエクササイズ、『スタンフォードの自分を変える教室』(著:ケリー・マクゴニガル 翻訳:神崎 朗子 だいわ文庫)の3週目・4週目です。1週目のおさらいですが、「意志力」というのは自分の「やる力」「やらない力」「望む力」の3つのこと。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)


私が1週目でテーマにしたのは、「ブログの更新はなるべく午前中にしたい」でした。

ブログ運営・更新雑談を兼ねているのですが、2週目のエクセサイズがアレだったので、隔週か不定期更新にすると思います。

当面の「やりたいこと」は順調か

「ブログの更新はなるべく午前中にしたい」、今週は木曜になってようやく達成。それもこれも、大洗に旅行に行ったせい。旅行記なんか初めて書いた。

とは言え、検索流入は上々で、やっぱりそれなりに気張った記事は読まれるのね。だからしょうがないや、と。⋯実はこの感覚、今回のエクセサイズにも関わってきたりする。

第3章・第4章 意志力の増減とモラル・ライジングへの対策

2回分をまとめたが、今回のエクセサイズは割と得心が行く。実際にエクセサイズとして進めていると、ちょうどここらで引っ掛かる内容を紹介しているため、背筋を伸ばしたくなる。第2章はきな臭かったが、今回は「目標挫折あるある」の解説として読める。

第3章 意志力の増減

意志力は筋肉のように鍛えられるし、疲れもする。大事なことをしようと思っても、他にやることや一度に多くのことをやろうとすると、自制心が失われて、我慢していた食べ物に手を出したり、勉強するつもりが遊んでしまう。そこで、朝一番に手をつける等々、やることの優先順位を変えてみたりする。

意志力に影響が出てきても、目標が達成できたときのことを考えたりして、まずは「限界」だと思わない。本書ではこれを「望む力」をつくりだすこと、と表現している。体力的な原因だったら、甘いものだけでなく、脂肪分の少ない低血糖食品(ナッツ等)を口にしてみる。根本は「空腹は良くない」なのね。疲れたときは甘いものが良い、などと言ってお菓子やジュースだけでは持久力が維持できない。

ナッツが話題になっているのはこれか。今更ながら。

第4章 モラル・ライジング

道徳的によいことをした後は、つい悪い・ダメなことをやってしまったり、やっても気にならない。これをモラル・ライジング効果といって、”世間一般にモラルが高いと信じられている人たちがひどい下品な行為を行ないながらも自分に対してそれを正当化する”、本書では政治家や司法長官の例を挙げています。ニュースや身の回りを振り返っても、なるほどの一言です。

ヒトは自分の行為は「達成した・している」と思いたくなりがちなのね。特に道徳的な行為をした後は。そしてその感覚が、自分の目標や価値観にまで影響が出てしまう。ブログの更新なんて道徳的な行為でもなんでもないのに、「順調にきてるからちょっとサボってもいいや」がズルズルときちゃうと。耳が痛い。そこで、目標を達成しようというときは、進捗だけでなく、日々の反省と継続できるように考えていくことが必要。


第4章はいわゆる「やることリスト」の弊害を書いてたりするんですね。今日やることをメモに書き出して、やった毎に横線で消していく⋯よくある仕事術ね。そうして達成感を得るだけではなく、その「やること」をやった後はどういう目的・目標につながり、何の改善が必要かを考えて行動しましょう、というわけです。

最後に

第4章は単独でもよかったかも。職場の仕事術に対する警鐘みたいな感じで、他の出典や実体験も踏まえたら良い記事になりそう。まあ誰かやってるか。そう思うから目標に近づかないんだな。まずはブログの更新を早めにか。

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