デジタルエンタテイメント断片情報誌

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平日に行く大洗とガルパン 中編

アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台、大洗こと茨城県は東茨城郡、大洗町に行ってきました。今回はその中編です。前編・中編・後編の構成で、「平日」にガルパン目当てで行く大洗の楽しみ、そして作品に絡めた話題を綴りたいと思います。

旅行の趣旨と前回までのおさらい

この旅行は「ガルパンをダシに大洗を楽しむ」のではなく、「大洗をダシにガルパン(作品)を語る」のが主な目的です。各場所の紹介・感想そこそこに、とりとめのない作品・キャラトークを並べています。

前回(前編)の行程はこちらです:

また、旅行にあたって、先日発売された『大洗フィーベルNEU 2.0 大洗ガルパン・トラベル・ガイド4』(廣済堂出版)も参考にしています。その記事はこちら:

平日に行く大洗 中編

フェリーターミナルから商店街に戻る。大判焼の甘太郎(あまたろう)。昼食前に食べなくてよかった。つい2、3個買って食べちゃうのね。1個じゃなんか申し訳無くて。それが狙いか。ここは交差点・道路沿いで撮影は注意。
(2022/9追記 閉店されたとのこと。残念)

知波単学園の玉田。『最終章』で大きく評価を変えたキャラ。『劇場版』あってこそ、なのはわかってはいるが、『劇場版』を観てからは正直「もういいや」と関心をなくしていた。それが『最終章』で俄然好きになってしまった。意固地はいかんよ。

”一番槍”ってのが良いね。突撃上等というものの、『最終章』では機動力を活かしたその戦上手ぶりに痺れた。あれだけ機敏に戦えるのなら新砲塔チハ任せるわな。福田を励ますシーンの度量の広さ含めて、アンツィオのペパロニとも違うキャラ作りなんだよなあ。ここぞでやってのける感じがね。猛将・勇将と呼ぶに相応しい。ガルパンで案外珍しいキャラ。『最終章』第2話のラストから気を取り直して、もう一暴れして欲しい。


さらに進んで「曲がり松」に位置する旅館、肴屋本店。ロングショットにするつもりが忘れた。ガルパンファンが大洗で「行かねば」と思う場所・店の一つではないか。しかもキャラパネルは何かと人気のダージリン。

『最終章』はどういう活躍をするんですかね、聖グロリアーナは。トーナメント表を見る限りだと、まあ普通は大洗女子と試合の前にプラウダか黒森峰に敗退、と読みますわな。既に作品を代表するキャラとして、おいしいポジションを掴んでいる感もありますから。『劇場版』でもローズヒップが新キャラで加わって、改めて『最終章』でクローズアップしなくても存在感十分という気がする。

「大洗女子が勝ったことがない学校」ということで、再戦あるのではと考える向きもあるだろうが、まあ黒森峰かなぁ。ガルパンはウケた要素はとことん引っ張るので、解説役としても多分変更は無いでしょう。

どうせならアンツィオに一発食らうか、無限軌道杯とは別の試合(形式)で『最終章』後半で出陣、くらいの展開は用意して欲しいが、ないだろうなあ。


ちょっとアンツィオの話題をしていたら、山戸呉服店。ここもファンが訪れたい店でしょう。人気のアンチョビ擁する、素敵なグッズ(タオル)が買えるお店。キャラパネルはこの日は店内。

お店のノリと勢いも良いみたいです。

海楽フェスタ2013のときはここにいました。

OVAで主役になり、キャラも学校も人気十分。ネタ・ギャグ要員としても申し分ない。『劇場版』も活躍の場を与えられた。ただ『最終章』では次の聖グロリアーナとの試合で負けちゃうのかな、というアンツィオとアンチョビ。サンダースと並んで、トーナメントを勝ち進む展望が語られない学校。いやでも、だからこそ『最終章』後半は無限軌道杯とは別の試合(形式)になるんじゃないか。そんな予想をしたくなる。バトルロイヤルとかね。これなら3~4校同時に捌ける。やらないだろうな。

無限軌道杯の話に戻ると、大洗女子と対戦することはなくとも、せめて聖グロリアーナを破る展開はないか。そして次の対戦相手(プラウダか黒森峰、できれば黒森峰)の試合で敗退、と。1回戦は奮戦していた様子なので、車輌なり人員なり、もう1組2組補強すれば、イケるのでは。P40とM41型セモヴェンテはそれなりに戦える車輌だけに。なんなら大洗女子と再戦でもいいぞ。さすがに優遇され過ぎか。でもね、いつものギャグ描写の調子で聖グロリアーナにアッサリ負けて終了では、ヒネリがない。

むしろアンツィオの将来を案ずるアンチョビがすごく悩む、みたいな展開は大好きなのですが。他校同士の試合を『最終章』に組み込むなら、ここだと思うがなあ。そこでOPを見直すと、『最終章』で出番あるの? ていうキャラがいますよね。無限軌道杯に関わってなくて、しかも黒森峰と主人公に縁深いのが。助っ人を頼んでみては? 「これも戦車道よ」がここで再発動ですよ。ゲーム『ドリタン』の感じだとやってくれそうな雰囲気がありますが、本編はどうかな。これ他の記事でも書いたな。まあいいや。


ここも『最終章』第2話で注目の、さかもとぶんぐ。消せるボールペンでも買うついでに内装を確認しようと思ったが、今回は素通りで撮影だけ。すいません。撮影時は車に注意してね。

海楽フェスタ2013の頃。まだポスター等もない。やっぱり古くてもデジカメの写真って良いなあ。

そういえば河嶋家が登場しましたが、最近コミックナタリーのスタッフインタビューでも言及されましたね。

”「経済的な理由もあるとファンも応援しやすいだろう」という考えから”⋯他の感想記事でも書いているのですが、本当にガルパンってベタのベタな意図しか演出しないんだなあ。まあインタビューありきで作品を観るわけではないので、今後の展開を待とう。

それにしてもだ。『劇場版』の頃に「ファンが内容の割に作品を穿ち過ぎ」みたいなことを感想で書いたのだが、やっぱりそういう捉え方で正解だったんだなあ。うーむ。


平日でも秋山殿がお出迎えであります。海楽フェスタ2013の頃は人だかりができていた記憶があるなあ。記憶違いか。それで写真諦めたはずなんだよなあ。

一時はガルパンのキャラ人気を独占していた感のある秋山殿も、本編ともども存在意義が落ち着いた感がある。「みほに憧れている女の子」というポジションから「参謀」ポジションになった今、再びみほとの関係を描くのか。みほにとっての秋山優花里とは。偵察の読み違え等々、何やら不穏な空気も感じる『最終章』第2話までだった。

まあでも、喧嘩は多分しないでしょ。今はそういうシリアスが受けないように思うし、残念だが『ガルパン』自体がそこまで踏み込んだ作風とは言えない。だからこそ『最終章』では、ほんの少しだけ期待している面もあるのだが。みほと、あんこうチーム全体としてね。展開次第ではあるが、あんこうチーム分裂とかやったら絶頂するか発狂するか、反応が大きく分かれると思う。私はもちろん絶頂して悶絶します。ないな。


そして店がお休みでも歓迎を欠かさない逸見エリカ隊長! 素敵!

かつての因縁から敵討ちに判官贔屓。これで人気が出ないわけがない、エリカさん。吉川英治や司馬遼太郎作品、『ハリー・ポッター』から『スター・ウォーズ』まで、大体この要素が詰まっています。物語でウケる要素てんこ盛りです、『最終章』のエリカさんと黒森峰は。私のようなひねた人間ですら応援したくなる。このままトーナメント形式の試合が続くのなら、まあ大洗女子最後の相手は黒森峰だよね、と普通は考える。今年9月に熊本でイベントやったしね。

だが本編の様子ではまだ迷いがある模様。他校の描写で1話潰すとしたら、黒森峰かな。エリカの”戦車道”発見・覚醒回ね。もう少し黒森峰のキャラは増やした方がいいね。知波単並に増やしていいと思う。エリカもファンの妄想が過ぎる感があるので、ビシッと思惑や人間関係を見せたほうがいい。ファンの(勝手な)盛り上がりをひっくり返す勢いでも構わない。想像の余地も作品の大事な楽しみ方の一つだが、ここはぜひ「本編最高だな」「エリカはアニメに限る」と唸らせて欲しい。


大洗にはガルパンコラボのカプセルホテルがある。大洗は店も夕方には大体閉まるので、泊まるだけならいっそここで良いかもしれない。内装もガルパンで溢れて楽しそうだし。私は水戸で泊まりました。理由は後編に。


ここから再び商店街を外れて大洗マリンタワー方面へ。立て看板が正面から撮れて嬉しい。


すっかり人がいなくて閑散とした大洗シーサイドステーションですが、クックファンの大洗出張所やガルパンギャラリーがあるので要チェックか。特にクックファンはありがたい。


そして大洗マリンタワーですわ。展望台はガラガラ貸し切りでしたわ。平日は最高ですわよ。

いつものイベント会場ですわ。


大洗マリンタワーは展望台が55mなので、ゴジラ視点(初代~『メカゴジラの逆襲』は50m)に近いのですわよ。私が特撮で好きになったM24チャーフィーがガルパンでは敵役、やられ役ばかりで不満ですわ。

ですのでシャーマンにはぜひ頑張ってほしいですわ。ただ面白さ優先で継続が勝ち進む気がしてならないんですの。『最終章』でこのタッグが来たら悶絶してしまいますわ。

キャラパネルとアフォガード。人気キャラが人気スポット、当然ですわ。バッジやポイントカードも貰えてお得ですの。

薄ら寒い文体はここまでにして。想像の余地の話をしたが、実は聖グロリアーナとの再戦も観たいっちゃ観たい。そして大洗女子が勝って欲しい。「大洗は聖グロに勝てない」みたいなジンクスは、個人的には払拭してもらいたい。描かれていないことをまことしやかに語りたくないのね。今はそういうのをファンが助長して、作品語りを制約化する傾向にあるから。もし制作側が面白がっているとしたら、発想がジリ貧になっているのではないか。まあそのくらい聖グロリアーナは作品で目立ってきたので、しょうがない面もあるのだが。

やっぱりバトルロイヤルがいいんでないの。どこの試合も引き分け・決着着かずで別ルール発動。ご都合ならご都合で弾けきってもらいたい。とまた戯言を書き連ねそうになる。


後編は水戸編と残りの観光スポットを。

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