デジタルエンタテイメント断片情報誌

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平日に行く大洗とガルパン 前編

今週は茨城県は東茨城郡、大洗町に行ってきました。アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台、大洗です。これまでも訪れたことはあったのですが、今回は久々、こうしてまとまった記事にするのは初めてです。

これから前編・中編・後編の構成で、「平日」にガルパン目当てで行く大洗の楽しみ、そして作品に絡めた話題を綴りたいと思います。本当は前編・後編にしたかったのですが、長すぎたので3分割。

ちなみに前日(9/6)の記事は先日発売された『大洗フィーベルNEU 2.0 大洗ガルパン・トラベル・ガイド4』(廣済堂出版)の感想です。この記事を事前に用意して行きました。前フリです。

東京(上野)から水戸への交通手段

いきなり大洗到着! から話に入る記事が多いようですが、まずは水戸までの行き方について。ガルパン目的のファンは、大洗まで自動車で行く御仁が多いようですが(前述の『大洗フィーベルNEU 2.0』より)、公共交通機関の場合は水戸から鹿島臨海鉄道で大洗が大部分かと思います(地図参照)。

ではそのとき、私のように東京(上野)から水戸へどうやって行くかといえば、

1.高速バス 2.鉄道(快速) 3.鉄道(特急) 

のどれかでしょう。私は大体2か3です。鉄道(特急)は時間の都合を考えたときに、片道だけでも選択します。今回も同様。その他利点は下記リンクが詳しいです。

個人的にバスは体調によっては酔ってしまうので苦手。行きで体調最悪だと、大洗の海鮮が楽しめなくて辛いですから。ええ、ただの体験談です。まあ他作品、他趣味で全国行脚している御仁も少なくないでしょうから、今更の話でしょう。旅行記事らしく地図を記事に貼ってみたので、一応。

なぜ平日なのか

今回わざわざ「平日」と謳っている理由を補足しましょう。私は大洗に行くときは大体平日か、平日・土祝、日・平日の組み合わせです。

平日の大洗、ここが良い
  • 写真が撮りやすい

平日の大洗は、びっくりするほど閑散としている(※もちろん平日でもイベントがある日はそれなり)。サイトの素材収集の目的もあったので、人がいないとシャッターチャンスが多い。ただ道路沿いの店や場所の撮影は気をつけて。夢中になって車が近づいているのに気付かなかった、なんてことがないように。

  • 色々と待たずに楽しめる

休日に行くと、人気の場所はやはり混む。写真、商品等々いずれの目的にせよ、待つのが嫌なら平日が狙い目。アクアワールドもゆっくり見られるし、人気の宿も平日なら案外予約が取れると思います。

平日の大洗、ここは注意
  • お店が開店前、休みの場合が割と多い

やはり平日だからか、不定休や昼過ぎても開いていないお店はあります。これはしょうがないのですが、目当ての店があれば事前に下調べしておきましょう。

  • キャラパネルや戦車パネルが出ていないこともある

前項に関連して、イベント「ガルパン街なかかくれんぼ」のキャラパネルや戦車のパネルも当然出ていないことがあります。特に『最終章』で新キャラも増え、コンプリートを狙うのであれば土日祝を狙ったほうがいいかも。

旅行の趣旨は?

お店や名所の写真とその紹介中心の記事ではないです。その辺りは割と淡白かと思います。それらは既に各種SNSやブログで溢れかえっているので、これは、というものに留めます。

実は今回の旅行は「ガルパンをダシに大洗を楽しむ」のではなく、「大洗をダシにガルパン(作品)を語る」のが主な目的です。とりとめのない、軽めの作品・キャラトークで、少し発散したいと思います。普段からSNSでそれらを小出しにしておけばいいのでしょうが、どうもそういう性分でないもので。

ただ現地で写真は撮りまくりました。理由の一つはサイト用。もう一つは、敬虔なクリスチャンである将棋の元棋士・加藤一二三がバチカンでローマ法王に謁見を受けたときのエピソードを思い出したからです。

私は折々に法王の写真を50枚ぐらい撮った。皆法王の一挙手、一投足を見つめ、話に聞き入っている。はじめの頃は写真を撮っている人もいたが、いつの間にか写真を撮っているのは、謁見場で私一人だけになってしまった。この写真撮影は生涯の貴重な思い出となった。


『一二三の玉手箱』(毎日コミュニケーションズ)

「神」や「聖地巡礼」といった表現を繰り返すのは、個人的に軽々しく感じられて好きではない。ですが”信仰”とはこれだけ人を夢中にさせるのだ、このことを無邪気に体現している様子は心打たれるものです。そこで私も誇れるほどの入れ込みではありませんが、行動で示すべく撮りまくってきました。写真は大事にしたいと思います。

平日に行く大洗 前編

それでは前編(一日目)。平日昼の大洗鹿島線は、そんなに人が乗っていない。ただ身につけているグッズを見て、ガルパンファンの存在を確認。

駅の通路から、ガルパンのキャラクターがお出迎え。

2013年2月(か3月)頃はこんな感じ。懐かしい。第12話が水戸で一挙公開される前に、下見で行ったのね。フフン。相変わらず下手糞な写真。今回の記事ではこうした比較も少々挿れるつもりです。


ちなみにこの頃の大洗の写真ならば、タウンフォトネットが参考になる。上で載せた私の写真より、断然美麗。

また大洗観光協会の特設サイトは目立った更新はないが、当時の雰囲気を残したままで好き。盛り上がりはこのくらいまでがいいのかも、などと思ったりもする。


大洗駅前のパネル。麻子は制服が似合う。今は看護師姿だが、献血キャンペーンの白衣も良かった。おばぁのこともあるし、やっぱ医者目指すのかね。その辺り、TV版でポツポツ散りばめた設定・キャラの背景はもう使わないんだろうな。まぁ生死に関わることだから、深読みしてもしょうがないか。



まず商店街一円を巡回したのだが、いきなり目当てのお店が開店前。残念ぜよ。

オレンジペコのキャラパネル、ヴィンテージ・クラブむらいもこの日はお休みでした。しょうがないので、海楽フェスタ2013当時の写真。店の前のこのスッキリとした感じ。

オレンジペコも本編で描かれる以上に、期待やら妄想が膨らんでいるキャラの一人かな。次期聖グロリアーナ隊長候補、みたいな。ただあのポジションだと、本編でそういった描写はちょっと厳しいわな。せめて車輌任せられないと。他校のキャラとの交流にしても、みほ以外にそんな場面もないし。大体『最終章』にそんな尺ありますかね。トーナメント形式では、せいぜい対戦校の一キャラとしての出番でしょうね。「そんなことはわかっていてキャラを愛でる」、いやいや私もそうです。でも「描写なし」だと、突然虚しくなるのよ。

そこにいくと、『最終章』第2話で決着直後のオレンジペコが一瞬怪訝な顔をしていた理由は本編で知りたい。せめてローズヒップとの関係もね。


しばらく行くと、大野あや。店は『最終章』第2話でもお馴染み。

いいキャラしていると思う。誤解を恐れず書けば、メガネっ娘という属性に負けないキャラ作りに好感が持てる。眼鏡以外は敢えて狙ったようなルックスも良い。逆に福田みたいなのは、「ああそういうキャラね」みたいな印象になっちゃうのね。いや、嫌いじゃないですよ。そりゃ『最終章』第2話を見たらね。

ウサギさんチーム自体が動かしやすいのか、比較的メンバー内のやり取りが挿入される。ウサギさんチームを今後どういうポジションにするか、『最終章』で気になるところ。次代のリーダー格か、体の良い数合わせ要員に過ぎないのか。またしてもファンの妄想に委ねるのか。『最終章』第2話は、成長成長と聞くが、果たして大洗女子の面々の「成長」は如何に。


TV版4話で有名な、若見屋交差点の今。何もなし。

2013年の写真。私が行ったときもまだ「改修中」の立て札が残ってました。これにファンがテンション上がったんだな。ファンがじゃなくて、私が、だな。


みつだんごのたかはし。お店の方が店番されているので昼飯の角度。みつだんごの満腹感は食べて体感していただきたい。

海楽フェスタ2013当時の写真。

沙織とともにみほを戦車道に繋いだキャラでありながら、みほと喋ると噛み合わない華。それが味、とも言えるが(店の話とかけているわけではない)。母親絡みの話をやるのであれば、もう少しみほとの絡みがあってよさそうなのに。華の問題はTV版で解決した上に、砲手としての見せ場も済ませたせいか、なんかこう、持て余してるね。あんこうチーム全員に言えるか。『最終章』でもあんこうチーム中心に描くのであれば、関係性をクローズアップするのが常套手段だと思うのだがなあ。

大洗に行く前にTV版を復習したが、例えば2話までは車内での役割違ったでしょ? 沙織が車長で。あれがヒントですよ。みほに「沙織さんがいたら」「華さんでないと」等々思わしめるだけでも、みほのキャラクターが等身大になるわけですよ。仲違いが作風に合わないと踏んでいるのならば、キャラを喧嘩させる以外でここに持っていく展開は、私はできるのではないかと思う。


ここで一旦商店街を外れて、海沿いのお店に昼食へ。今回の私的イチオシスポット、「和久(わきゅう)」(昼のみ営業)。大洗で新鮮な海の幸を。惣菜もおいしそうだった。

「お刺身定食」がBuono。海鮮丼はね、丼になっちゃうと、普段も食べる機会があるんですよ。だからこそ定食が食べたい。エビが醤油つけずにそのまま食べてもおいしい! つけるの忘れて食べて驚いた。甘みがあって、変なくどさがない。


カルパッチョのキャラパネル。平日は店内でお出迎え。髪の毛痛むからね。でもナポリなら慣れっこでは⋯栃木だから仕方ないか。鉄板ナポリタンも良いが、カルパッチョに会いに和久へ是非。

カルパッチョみたいなタイプが案外後輩に恐れられたりするのかな。それも関根潤三みたいなタイプで。練習サボった後輩をずっと待ってて、謝りに行ったら「じゃ、やりましょうか」ってね。完全に妄想だなこりゃ。やっぱりアニメ本編の穏やかな性格付けが一番好き。アンツィオも歌わせて、歌が上手いキャラで名乗りを上げて欲しい。完全に願望だなこりゃ。


食べ過ぎたので、少し歩く。フェリーターミナルへ。昼食前にみつだんごを食べたのだが、おやつで食べるべきだった。

ここは船舶科のパネルもあるし、エアコンは効いてるし、休憩スペースに丁度いいです。乗客の邪魔にならないように。


丁度いいのでこの辺りで次回は中編へ。旅行記って書くのにすごく時間がかかることを知った。

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