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『ガールズ&パンツァー最終章』第2話雑談:第2話ココが見所・良かった所

公開までだいぶ時間がかかりましたが、第1話並に動員数も順調らしい『ガールズ&パンツァー最終章』第2話。公開第3週となり、公式サイトで情報が色々と公開されたので、ここらで所謂ネタバレありの雑談・感想追加といきましょう。BC自由学園との試合結果は? そして次なる対戦カードは? というところで今まで書けなかった内容について、今回は砲弾、いや放談したいと思います。


まずはそんな公開された情報がひと目で分かる新PV(60秒)をリンク。もうアイキャッチに使っているけどね。※画像をクリック、タッチすると動画(YouTube)が再生できます。

最終章第2話ココが見所・良かった所

ボカージュでの戦闘が色々と楽しい

『劇場版』とも一味違う、BC自由学園とのボカージュ戦。『最終章』第2話では各キャラクター・戦車からの視点による長回しが効果的で、戦車に乗っているような臨場感が楽しい。画面上のスピード感も『劇場版』より抑えめで、目がグルグルするようなこともなく、程よい見せ方だ。そして視覚が安定すると、音を楽しむ余裕も大きくなる。”同士討ち”の展開も、まず砲声で察することができて面白い。4DX・MX4Dや極上爆音上映といった、映画館で楽しむことを意識した映像・音響作りが良い具合にハマったと言えるだろう。

※現在特別配信中の第2話冒頭。画像をクリック、タッチすると動画(YouTube)が再生できます。

2回戦は試合会場の設定が良い

場所が日本かどうかは置いておいて、まず「密林」という試合会場が絶妙。加えて天候、足場・視界の悪さ。夜間の交戦もまた趣深い。作品の幅を広げたと思う。戦記・戦史的なネタや興味はもちろん、国際競技が悪天候でも可能な限り試合をするように、戦車道もまた”競技”なのだ、という実感が改めて湧く。

試合会場の設定に戻ると、ボカージュと同様、こういう設定を使って映像のスピード感にメリハリを出すのは歓迎したい。同条件の中で対戦相手の特徴や大洗女子の得手不得手が出るからこそ、勝負の行方に手に汗握るというものだ。戦車のエンジンを換装しているから爆速で走れる、それはそれで悪くないが、まだまだ本作に眠っている戦車本来の魅力は少なくない。それは『劇場版』で顕著だった、カーアクション的な要素だけではないと思う。

個人的には人も戦車も、もっと汗まみれ、泥まみれになって欲しい。いや、別にいかがわしい理由では⋯。

戦車道を体現すべく”突撃”する知波単学園

そしてこの2回戦の相手が知波単学園である。1回戦が新たな学校との対戦だっただけに、意表を突かれた。だが本作で最も痺れた要素は知波単学園の存在である。

なにせ知波単学園が今話では”戦車道”しているのである。『劇場版』で、試合の勝ち負けお構いなしに”突撃”を敢行することもあった、あの知波単ではない。学校の特徴以前に、戦車道という競技においてファイティングポーズを崩すことをラストまでしなかったのである。月並みだが感動した。第2話を観るまではギャグ要員だと思って、正直疎んじていた。

これまで大洗女子と対戦する各学校の描写は、「コミカルで面白い学校だけど、ライバルとしては何かちょっとマヌケにしちゃうのかな」という印象があったが、今話の知波単は「ときにコミカルで面白く、魅力的なキャラがひしめき、ここぞで力を発揮」している。要は大洗女子(主人公側)に近いものを見せているのだ。これはもう、知波単学園に感情移入したくなる。

また個人的にこれは、よく言われる知波単の「成長」ではなく、もともとそういう学校であったのだと思いたい。今話の知波単の戦いぶりを見るに、一朝一夕の練度ではないからだ。指示も(面白おかしく描写しているが)徹底されている。そのきっかけが『劇場版』での試合であり、大洗女子始めとした各校との交流の中で戦車道を見つめ直し、ついに自らの殻を破ったのだ、と。パンフレットネタじゃないよ。

こんな事書いて、また3話はBC自由学園みたいに反撃・策にハマってサッサと終了、だと悲しいなあ。

知波単学園のキャラクターと、予想を裏切る演出・展開

まず西隊長の冷静さ、寛容さ、指揮能力の高さ。『劇場版』のイメージが刷新された。映画館でその将器を大いに感じて欲しい。試合前のみほとの会話も良い。相手を敬いながら、相手の意気にすぐ応える台詞回しがズルい。ちなみに私が好きな台詞は「まだだぞ、まだまだ、ま~だまだ」(※だったと思う)。場面と合わさって、カッコ可愛い。

※現在配信中の第2話15秒CM。画像をクリック、タッチすると動画(YouTube)が再生できます。

そして福田以下全員が団結している様が素晴らしい。”いろんな”突撃を繰り出す中で、コミカルな描写を挟みつつも、福田と西隊長だけで示し合わせたものではないことが分かる。

特二式内火艇だって、単に新登場というだけではない。「やっつけたら帰る」という姿勢で戦うから存在感が増す。台詞一つ一つが信頼を前提としていて、そこにいろんなキャラが活躍できる下地があるのだ。そうそう、久保田の働きもナイス。

そして個人的にこれがミソなのだが、今話では2回「ここで知波単終わりかな(負けかな)」と観ていて予想した場面があった。これを巧く演出と展開で回避されて、「してやられた」と思った。1つはラスト、結構話題になっていそうな「撤退」を決めた場面。今まで見せたことのない知波単を見せて、最後にダメ押しである。

実はこのラスト前にもう1つある。福田が「暗い所が苦手」と話す場面。ここがガルパンでよくある、「相手が隙を見せる」瞬間だと思ったのだ。福田が混乱して⋯みたいな。まさかあの場面を歌謡曲で乗り切るとは。こんな具合に、拙い予想を知波単の魅力で跳ね返されて、第2話の虜になってしまった。こうなると、俄然第3話も期待してしまう。


現時点で書きたいのはこんなところかな。一段落したら総括した記事も書くつもりです。それまでにもう少し第2話を観ておきたいです。


<関連:第2話公開初日と各種上映形式の感想>

(2019/8追記)※DTS:X上映の感想はこちら

(2019/8追記)※Dolby Atmos上映の感想はこちら

(2019/7追記)※記事時点での第2話感想をまとめています。こちらもよろしくお願いします。


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