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邦画と特撮、アニメに寄せて 『ケムリクサ』第7話・第8話

後半のお話がどうなるか、注目したい『ケムリクサ』(MX 毎週水曜22:30~他、配信有)の感想です。今回は第7話・第8話。更新は2話ずつまとめて隔週予定です。

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第5話・第6話の感想はコチラ:

第7話の感想

貴重な水が沢山見つかり、壁の向こうで安堵できると喜んだのも束の間、新たな出発の回。比較的気楽に見られる。

ここにきてわかばの便利キャラ化を感じる。ちょっと話を進めたくて、急いている感じがある。時間を割きたい山場がまだあるということなのだろう。

こういう場所が見つかると、これまでの移動で見た日本を思わせる景色の意味は何だったのか、みたいなところが引っ掛かる。水が重要というのは理解しているのだが、これまでの台詞や画からそれほど難儀しているふうには感じなかった。水もキーアイテムのようで話の本題は別の所にある、と考えるのが順当かな。

そうそう、安心な暮らしを望んでいるようだが、本来りん達はどんな暮らしをしていたんだろうか。定住は求めているのか。また今までの感想に書いた通り、猫耳や服装にどんな意味があるのか。この辺りも種明かしはあるのか。

6話の感想で「祠はないのか」と冗談半分に書いたのだが、鳥居が登場して苦笑。大樹が出てくれば、想像するのは大体そんなものでして・・・。うーむ。

大量のアカムシを見つけて話し合い。みんなでどうにかすることに。役割分担して、ちょっと作戦でも立てて壊滅させるのかと思ったら、全員で行ってなんとかするそうで。こういうときは往々にして悪い結果の予感がするものだが、どうだろう。「全員で行く」っていう発想が無謀に感じるせいで、わかばが話を聞いていない(でも行く気満々)描写は、ギャグのつもりかもしれないが、ちょっと外したね。

水を用意して、特にりんが意気込んで戦いに向かうようだが果たして。

第8話の感想

というわけで8話は戦いが中心になると予想したら、拍子抜けなくらい戦いの描写が端折られた。まだまだ話の先は長いんだね。2話まとめて感想を書くと、こういう振り返りがしやすくて良いわ。

6話の感想で演出をゲームっぽいと書いたのだが、話の進め方もゲームみたいになってきた。一つの話で展開に大きな起伏をつけるのではなく、エピソードを積み重ねて消化していく。今回の話なんて、ADVで選択肢が出てきて2周目は回避したり、別ルートで進めるんじゃないかって思えるくらい。下衆の勘繰りに過ぎないが、ゲーム用のシナリオ案だったんだろうか。そう考えるとわかばのキャラクターも、台詞過多も納得してしまう。特にADV型のゲームなら主人公の内心含めてテキスト(音声)で示すからね。そして姉妹は全員攻略可能と。

シロ(白?)が道案内の手助けをして同行するのもまさにNPCといった感じで、ゲーム的。一昔前のRPGを思い出す。

6話で登場したケムリクサの文章の続きが表示。これも読ませるようで読ませない(でも読んでアレコレ考えてね)手法かな、というのが第一感。ネタバラシは後ですよ、というわけだ。しかしそうだとすると、ゲームのような演出含めて前回と全く同じだな。導かれる結果が違うのかな。

りんのケムリクサがささやかに伏線化。どこかでわかばが思い出す場面がきそう。そして出会った大勢のシロと、ヌシ、フネ、船長、街のこと・・・ここに「ひと」がいたのか? と匂わせつつ、シロに情が移る流れに持っていく。改めてソツのない話の構成だった。今回は全体的にゲームレビューみたいな話の追い方になってしまう。

実は初登場時からずっと、シロのことは「罠」だと疑っていた。ゲームだとバッドエンドにつながるような。友好的・協力的な雰囲気から、表示される文字に従っていくとだんだん雲行きが怪しくなって・・・ってパターンね。そうしたら「過去に仕えていた主(あるじ)がいなくなっても変わりなく」というパターンだった。こういう話をやるときは、ホントにケレン味がないね。なさすぎてシロ達の最期は、さすがに予想がついてしまった。前半に表示されたメッセージからして、誰かが助からないのかなと、予想を立ててしまう。

ラストのわかばについては、今話みたいに泣いても悪くないし、「シロ達」の存在の背景に船長、おそらくは「ひと」があったことを理解して(シロ達含め)心から感謝する描写にしてもよし。りんの「死」に対する質問はどちらでも可能だから。個人的な好みだと後者。後者だと本作ではわかばのキャラがネックになるか。

7話の感想で触れた、見覚えありそうな景色が新たに登場したところで次回。シネスコでテンション上がるのはなぜか。


※第9話・第10話の感想はコチラ:

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