デジタルエンタテイメント断片情報誌

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世界史をまずは気楽に学び直したい

ニュースを目にしたときや、本を読むときに役に立つ。映画やテレビドラマを観るときも同じく。ゲームで遊ぶときだって、知識があった方が色々と楽しい。もちろん創作活動にもプラスになる。

そう、今回は歴史、とりわけ世界史を学び直してみようという話です。私自身、最近思うところあって読書に力を入れているのですが、特に政治・経済、哲学がテーマになると、どうも世界史の知識が気になってしまいます。各国の起源から思想の時代背景、単なる用語知識まで、やはり整理しておきたい。

時期的にインプットした知識をフル活用している人も少なくないでしょうが、今回はそんな”今真っ只中”の人よりも、もう忘れた、断片的な記憶しか残ってない、勉強をやり直してみたい、そんな人向けの記事です。

教科書的な知識から入りたいけれど

「世界史をやり直したい」という人は世間的にも一定数いるようで、そんな人がまず手にとるのは”教科書”(市販版)の様子。実用書でも「高校程度・大学受験の知識は役に立つ」なんて文章とともに書籍の情報が載っていたりします。辞書的な情報量の『研究』シリーズも最近書店で平積みになっていたりします。

新 もういちど読む 山川世界史

新 もういちど読む 山川世界史

詳説世界史研究

詳説世界史研究

しかしこれがいざ読み進めてみると、なかなかツライ。章立てはしてあるものの、読み進めるだけではパッと地域や年代を整理しにくい。試験のような「必要に迫られて」勉強するわけでもない、要は気合の入った「暗記」をするわけでもないので、挫折してしまいがちなのです。また問題を解くわけでもなく、あの特有の抑揚がない文章を読むため、眠気も少々。私もこういう「教科書・参考書」勉強法は好きなのですが、世界史に関しては強く勧められません。

それでもそういう学習法が性に合っているという向きには、『書き込み教科書』(山川出版社)で用語を書き込みながら読んだ方が、読むだけよりも眠くならない気がします。古書店で真っサラなものが安く手に入るかと思います。

書きこみ教科書 詳説世界史 改訂版: 世B310準拠

書きこみ教科書 詳説世界史 改訂版: 世B310準拠

「流れ」が掴みやすい書籍を読んでみよう

”教科書準拠”の勉強でまず私がオススメしたいのは、『流れ図で攻略詳説世界史B』(山川出版社)。見開きページの左側に地域、年代、文化を流れ図で示して、右側は『書き込み教科書』と同様の穴埋め式解説。この組み合わせが情報量として絶妙で、世界史を大まかに捉えることができます。こういう教科書ものは概して内容にクセがないので、少々古い版を古書で狙って問題ないでしょう。

流れ図で攻略詳説世界史B―New

流れ図で攻略詳説世界史B―New

この『流れ図』から穴埋め解説部分を外して、著者の講義・解説文章をくっつけたのが『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』(著:山﨑圭一 SBクリエイティブ)です。ハッキリ言って”絶対に”は大げさですが、読んでいて世界史がひとつのストーリーになることを念頭に置いた構成はグッドです。私などは『実況中継』シリーズを思い出しますが、あのシリーズより日常向き、易しめの内容です。残念ですがアジア地域や文化史については一部割愛があり、今後の続刊に期待したいところです。

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた

色々手を出すとわかりますが、世界史は膨大です。まずはこの辺りから軽く攻めていくのは如何でしょうか。

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