デジタルエンタテイメント断片情報誌

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チャージマン研!ライブシネマコンサート 【宮内國郎特集】VOL.2に行く

ねぇ今日も『チャージマン研!ライブシネマコンサート 【宮内國郎特集】VOL.2』行くだろ? モチ代、あんな楽しくっておいしいもの他に無いんだもの。よし決まりだ、急ごう。

今年2月に作曲家・宮内國郎の生誕と偉業を称えるべく開催されたコンサートが10/8に帰ってきた。宮内國郎作品の演奏は一層充実の上に、メインの「チャージマン研!ライブシネマコンサート」には特別ゲスト:”魔王様”・佐藤昇を迎えるという、とんでもねぇレセプションだ。

音源の復刻や譜面起こしだけでなく、キャストまで動員する企画のマニア根性ぶりに感じ入り、今回もコンサートの感想・レポートを僭越ながら残しておきたい。

VOL.1のレポートはこちら:

※今回の記事は、作品の映像・台詞の一部に現在では不適当と思われる表現もありますが、差別的な意図もなく、作品の歴史的価値を重視するため、オリジナルの通り記載しておりますのでご了承ください。

渋谷区文化総合センター大和田、行ってみよー!

渋谷駅は人工の囚人島です。改良工事も、ジュラル星人の仕業に違いない。専門的なことはともかく、ここは渋谷区文化総合センター大和田。ニコニコ動画が死んでしまって、一人ぼっちになってしまったかわいそうなお友達が今日は大勢いるんDA。

相変わらずVOL.1のときからレセプション会場はひっそりとしている。やはり地球のジュラル星人は研に全滅させられたのか。入場するとロビーでジュラル星人が花に化けており、これは人類をほっこりさせる回りくどい作戦の一端に違いない。

今回、目当ての物販(CD)が商品完成が間に合わず先行発売を中止したので、悠々と席に着くことができた。ワカメ!

レコードは予定通り販売していた様子。うーん、レコードかぁ・・・。

既に発売中の『音楽大全』がなかなか売れているようだった。まだ持っていない人がいたら、時代遅れだなあ!

3SCD-0036 チャージマン研! 音楽大全

3SCD-0036 チャージマン研! 音楽大全

  • アーティスト: 宮内國郎,皆川おさむ,ひばり児童合唱団,高橋奨,藤井麻理
  • 出版社/メーカー: スリーシェルズ
  • 発売日: 2018/03/10
  • メディア: CD
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爆発!第1部【宮内國郎特集 コンサート形式】

恒例の宮内國郎音楽メドレーだが、前回同様、正直作品名すら知らなかったお友達も多かったのではないだろうか。でも気にするな! きっと普段からオーケストラ・トリプティークのファンが、日本人作曲家の演奏会アンケートでマニアックな曲を競うようにリクエストしたり、演奏や録音について小うるさく書いてるんDA。それに真摯に答えちゃうのがトリプティークなんDA。

かく言う私も『ネビュラの星』の歌が聴きたくなってしまった。曲調は『特捜隊の歌』+『ウルトラマンのうた』ね。そうそう、『トリプルファイターのうた』の最後、「トリプルファイター」を「宇宙のエース」と歌いたくなるのは私だけだろうか。

オープニング曲集で一番感動したのは『ザ☆ウルトラマン』。子供の時分に聴いた以上に音楽の良さを再認した。子供の頃に親しんだアニメ・特撮が、今の自分の趣味・興味に回帰するのはこんなに嬉しいものなのかと思う。そして、宮内國郎の音楽に襟を正し、思いを馳せたい。

組曲では『ガス人間第一号』がトリ。前回もなかなか気合の入った構成だったのに、ここまで徹底するとは。これは水野ばりに拍手。曲に飽きて観客席で暴動が起きなくてよかった。

ガス人間第1号

ガス人間第1号

第1部 佐藤昇の語りとオーケストラによる「チャージマン研!」組曲

第1部はやはりこれが圧巻だった。特別ゲスト:佐藤昇による”魔王様のお言葉”は、44年を経ても、声質・声量ともに・・・すんごぉい

その上、当時よりも台詞に深みと演技力が増しているのだ。Youtubeで聞いたときの、「そうそう、こんな感じだった」どころではない。「おかし、正真正銘の魔王様じゃねえか!」である。このお言葉を聞けば、「おー(約2名)」と反応したくなるのは必然。

特に第11話「地球を守れ!」のお言葉に腫れた。そして作中通りに続くバトルBGM。カッコいい、最高! と思った瞬間にパスカル光線のワチョワチョに全部持っていかれた。そんな感じで、第1部は最高の締めくくりだった。

それにしても、司会者は今回も登壇していたあたり、どうやら人間ロボットではなかったようだ。チャー研の当時を淡々と語るゲスト:皆川おさむさんにツッコミを入れたり、魔王様いじりや所作を見るにつけ、むしろ馴レーション化しているではないか。

そうそう昨日(10/7)は、ミューザ川崎で頭狂、じゃなかった東京交響楽団の定期演奏会だったんDA。君たちの中にも、行った人がいるだろう?*1 その演奏会のパンフで日本人作曲家について真面目にテキストを書いている人が、まさかこんなコンサートで企画・司会しているとは、夢にも思うまい。大変ね(他人事)。

疾走!第2部【ライブシネマコンサート形式】

確かにライブシネマコンサートは盛んになってきた。しかし世の中には、ファンに熱望されているのにそういった機会に恵まれない作品、あるいは”一度きり”のイベントでそれっきり、という作品も少なくない。

それなのに、よりによってこんなアニメのライブシネマコンサートが2回目とは。行くしかない。そういうことに協力を惜しまないのが我々チャーケニストだ。

もう音楽の頭出し、タイミングの絶妙さは言うまでもない。第45話「鳩時計が3時を指したら」のピアノ練習曲がごく当然に演奏され、ごく当然に聴いてしまう。恐るべしジュラル星人。

スペシャルライブは、やはり佐藤昇さんの独壇場。星くぅんの声からジュラル星人への切り替えが大変素晴らしかった。星くぅんの声に艶があり、改めて”美少年”に納得した。語りのタイミングの若干ズレ? そんなぁ、元から色の塗り忘れや口パクなし、陰毛と盛り沢山なのだから、些事というもの。何より地球の500年先を行く技量・熱演を披露して頂き、感服。

そうだ、ひばり児童合唱団のことも書いておかねば。安定した歌いっぷりに貫禄すら感じる。お菓子好きかい?

ライブシネマを堪能した後は、例によって指揮者のたなびでチャージングGOのあと、観客全員がばかでかい声で主題歌を合唱。そして魔王様と、ジュラル星の平和と反映を盛大に誓う。最後は殺人レコードと壇上の地獄絵図に見送られ終演。


こうして特別ゲスト:佐藤昇やオーケストラ・トリプティークの面々の活躍、宮内國郎の素晴らしい音楽により、感動体験の共有を図ったチャーケニストは全滅し、地球に平和が戻ったのです。

終わりに:尺

いつも通り今後の演奏活動で期待することで締めくくりたいのだが、ネネ、いいだろう?

まず、チャー研絡みで希望するなら、やはりまだ採り上げていない話を。記事冒頭でネタにした「燃える毒きのこの家」や、私イチオシの「ハイジャックをやっつけろ!」(「なまこわんわん!」をシェアしたい)を是非。

後は前回も書いたが、ウルトラシリーズ、どうでしょう。『タロウ』辺りも面白いと思うが如何。それからウルトラマンでは『交響詩ウルトラマン』がちょっと凝った構成になっているので、再演して欲しいなあ。

記事中では触れませんでしたが、オケの編成は毎回楽しみにしていて、これも現代音楽への興味と多分に重なって嬉しい所。ベースにギター、オンド・マルトノといった楽器が鎮座する姿は「ああ、トリプティークの演奏会だなあ」などと思うことしきりです。

そうそう、観客全員で演奏した”舌打ち”の音楽も、現代音楽として大いにアリなのでは。ちょっとリゲティを思い出しました。今後の企画・演奏会も期待。歌唱メインも良いかもしれない。

*1:普段のオーケストラ・トリプティークのファンは、むしろこの定期演奏会と客層が被っていると思う。オール日本人作曲家プログラム。私も行った。だけど記事にするのはチャー研のコンサート。お許しください!

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