好きだけど外食ではなるべく選択しないようにしている食べ物が2つあって、一つはカレーライス、もう一つは今回のテーマ、パスタである。それはなぜか。
理由は簡単、レトルトが安価でハズレが少なく(味は大アタリじゃなくて良いのだ)、ご飯を炊く(パスタを茹でる)・ソースを温める・ご飯(パスタ)にかける、の三拍子で食べられるものをわざわざ外で食べたくないし、私の金銭感覚では割高だからだ。
そんな御託を並べていたのだが、最近レトルトソースをかけたパスタを食べていて、ふと思ってしまった。「もっとウマイの、家で作れるのだろうか」。こうなると途端に味に疑問が浮かぶ。
はてなブログの「ブログチャレンジ」という、今では少々お寒い項目も混ざった”ブログ使いこなしチェックリスト”の中に「料理日記を投稿する」という項目がある。「ブログのテーマは絞るもんだろうがこのバカチンが!」と私のように怒鳴りたくなった御仁もいるだろう。
しかしよく考えたら、当ページは節操がない記事が売りだった。というわけで今回は料理日記です。あと一応、画像は全てフリー素材のイメージです。だってー、一応世界に向けて発信している記事でぇ、「まずそう」と無言でページを去る人を増やしてもしょうがないしー。
基本の料理本
料理をするにあたっては、まず文献を参考にする。まあネットで検索でも良いのだが、どうせどっかで調べて作ったのも多いだろうし⋯オフィシャルガイドは発表しておこう。
- 作者:落合 務
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 文庫
この本の中から、簡単「トマトソース」を紹介する。トマトは好き、でも市販・甘ったるいもの、トマトジュースの味はちょっと⋯という御仁にもお薦めしたい。まあ私のことなんですが。
トマトソースのレシピ
トマト缶は凄く安い。レトルトソースとあまり値段が変わらない。そして大抵中身はイタリア産。おしゃれ。これは使わない手はない。この本の簡単「トマトソース」が本当に簡単なので引用しておこう。2缶で3~4人前分。
- EVオリーブオイル50ccで、皮を取ってつぶしたにんにく3かけを軽く炒める。
- トマトの水煮缶2個を、トマトをつぶしながら缶汁とともに1.に加える。
- 3分の2程度になるまで煮つめたら、軽く塩で味を調える。
(『落合務の美味パスタ』講談社+α文庫 P.43)
そうそう、筆者のパスタは基本EV(エキストラ・ヴァージン)オリーブオイル使用とのこと。1缶でやるならオリーブオイルは30cc、にんにく2かけ程度でよい。単純に半分の分量にしないのが、味を失敗しないコツ。
また、30分位煮詰めるとのことだが、深型のフライパンで弱火なら、10~15分くらいでも結構煮詰まる上、味も良いので今回の記事の趣旨にも合う。深型フライパンは便利なので、なければ安いのを是非ご用意。
和平フレイズ 超深型フライパン 20cm ダブルマーブル IH対応 WR-5949
- メディア: ホーム&キッチン
これを作って、パスタと絡めて、繰り返しになるがパルメザンチーズをドバドバかけて⋯。おいしい。コレだけでいい。心なしかレトルトよりも胃に持たれない気がする。
余談・カルボナーラの心構え
この本に載っているカルボナーラは、生クリームは使わない(所謂ローマ式)。ただ、作ると意外と面倒な箇所があったので今回は割礼、じゃなかった割愛する。正確に言うと記事を書こうとして数回失敗したので、1つだけ心構えを書いておく。すげぇ偉そう!つくるならチーズと道具はケチらない
この本で必要な量のチーズ(30グラム)をブロックで用意すると、レトルトのカルボナーラソースが2つくらい買える。しかも専用のチーズおろしを使わず、しょうが・にんにくおろし用のおろし金(100円ショップ品)で済ませようとするなら注意が必要だ。30グラムはおろすのに結構時間がかかる上、面倒くさい。ただ、分量を正確に入れたほうが、ウマイ。なので道具はちゃんと用意しよう。またチーズは最初から削った製品で大容量のものがあるので、それでも良いと思う。
最後に トマトソース讃
大したこと書かないのに大げさなトピックだな。まあいいや。文章で料理を表現するって難しい。椎名誠の偉大さを改めて感じた。
それにしても、トマトソースは素晴らしい。トマト缶は缶の中身も洗いやすくて(油分がない)、本当に便利だと思う。そういうところ大事だよね。トマトソース万歳。