デジタルエンタテイメント断片情報誌

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カードキャプターさくら クリアカード編 第1話を視聴して

待っていたかというと、そうではないと思う。むしろ、原作・アニメ共にそのあまりにも綺麗な終わり方が、作品に抱いた願望や妄想もすべて受けとめてくれたおかげで、18年ばかりの間、安寧に過ごすことができた。

普段からアニメに関する記事を取り扱ってはいるが、アニメが好きと言うには偏った内容になっている。そんな人間にとっても、新たに『カードキャプターさくら クリアカード編』のアニメが始まることは、望外の喜びなのである。
ジャンルや性的嗜好の枠を超えて、こういう作品を楽しむことを、「嗜んでいる」と私は言いたい。


どんな作品なのかと改めて聞かれたとしたら、個人的には「聖典」という表現を採りたいが、あらゆる「萌え」を超越した作品、でどうだろうか。
大体、主人公である女の子に、既に両想いの男の子が存在することが当然とされる時点で、次元が違う。公式サイトのキャラクター紹介にある「さくらがいちばん好きな人」がどちらの意味に取れても、何の問題もないのだ。

いずれにせよ、これを観ない手はない。

以前とキャストが変わらないのはやはり嬉しい。いや、そんな個人の感想以上に、このことは作品とスタッフ・キャスト、ファンに与えられた夢なのだと実感した。

作品とそのキャラクターがメディアの中で生き続ける一方で、その生を実現し、享受する人間は有限である。だからこそ、できることなら”永遠”を目指し、目の当たりにしたくなるのだ。そして、たとえそれが完璧でなくとも、上手くいかなくとも、迎え入れられるだけの時間は貰っている。


アニメファンとして作品の評価・議論をすることは必要であり、大いに結構なことである。でも第1話を観た限り、私はこのクオリティなら十分夢を見ることができそうだ。そのことに感謝して、毎週楽しみにしたい。

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