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『月刊モデルグラフィックス』2018年2月号発売:【巻頭特集】ガールズ&パンツァー最終章に寄せて

『最終章』第1話が公開3週目を迎え、25日はニコ生で『劇場版』、そして26日はBS11でTV最終話(第12話)と熱気を帯びてきたガルパンですが、再び多くのファンが盛り上がっている様子で嬉しい限りです。そういえば原画展も先週から開催されましたね。

とりわけ『最終章』第1話について書くと、このあたりでまとまった情報を整理したり新たな楽しみを見つけたい御仁も多いのではないでしょうか。あのシーンに出てきた車輌の名前は? 新しい戦車のキットが欲しい、BC自由学園良いよね⋯等々。

というわけで『月刊モデルグラフィックス』2018年2月号を購入しました。BC自由学園の皆さんの眩しい肢体が目印です。これは表紙買いした御仁も少なくないのでは。ちなみにこの表紙は折り込みピンナップになっています。今回はこの雑誌の感想・紹介をしましょう。

モデルグラフィックス 2018年 02 月号 [雑誌]

モデルグラフィックス 2018年 02 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2017/12/25
  • メディア: 雑誌

TV本編放映初期の頃からガルパンの話題において欠くことのできない『月刊モデルグラフィックス』ですが、”【巻頭特集】ガールズ&パンツァー最終章”の今号は特にオススメです。『最終章』第1話を観終わった後のお楽しみとして、是非とも手にとって欲しいです。登場車輌のキット紹介を中心に、アニメにとどまらないガルパンという作品の魅力や奥深さを再認できます。もちろん『最終章』第1話本編の紹介もアニメ専門誌に負けない充実ぶりで、キャラクター目当てでも大いに参考になるかと思います。”日本戦車道連盟認定オフィシャルガイドブック”と銘打っているのは伊達ではありません。

『最終章』第1話の序盤解説(見開き2ページながら情報量はなかなか)から始まって、マーク4のキット・車内設定紹介になるのですが、この車内設定の記事が大変興味深く、必見です。サメさんチームには、是非ともこの要塞のような車内でドラマを魅せて欲しくなります。私などマーク4を全く知らなかったわけではなく、むしろそれなりに知っていた故に第1話を観た時は「こんなので役に立つのかなぁ」と不安がよぎったのですが、この記事を読むと無性に活躍を期待したくなってきました。

車内設定は「チラ見せ編」として他の車輌も掲載されていますので、こちらも読んで損はないと思います。そうそう、キャラクターの設定画集も載っています。これはモデラー以外でも需要がありそうです。

車輌の話に戻って、BC自由学園のソミュアS35。これはもうキットは複数買いかな、という内容です。商売上手ですねぇ。また『最終章』第1話公開後、ネットで情報を探しまくったファンも少なくないであろうARL44のキットや実物にまつわる記事が貴重。ARL44の”今”を知るならまずはこれが入門編でよいでしょう。

他にもチラッと登場していた車輌の名前等、いつもの”小ネタ”も紹介してあります。私はプラウダとサンダースの乗り物は、存在だけ知っていました。あと手榴弾も。

⋯とまあ、大変読み応えのある内容ですので、あとは是非購入して楽しんで頂きたいです。映画館で売っていたら、パンフレットも良いですが、こちらも「買い」ですよ。

『月刊モデルグラフィックス』には艦船やガンプラといった他のキットの紹介も当然あるのですが、「作る喜び」を伝えたくてしょうがないという誌面にいつも好感がもてます。ガルパンに限らず、一つの趣味から新たな趣味が数珠繋ぎになるきっかけとしても、素晴らしい雑誌だと思います。

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