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『ハイスクール・フリート』(『はいふり』)#3の感想

何だかんだで週1の楽しみにしている『ハイスクール・フリート』(『はいふり』)。今回は3話の視聴前(感想を書く前)に、この作品に期待している(していた)ものをおおまかにまとめていたので、その話をしてから3話の感想に行きたい。

・ストーリー

そろそろ作中の”大義”が欲しい。こう書くと大げさか。要は、敵味方双方の正体・目的が見えてきて欲しいところなのだ。主人公(晴風)・学校の目的、他の艦の存在、勢力図・・・。ブルーマーメイドの正体、主人公含めた「晴風」の乗員は本当に”味方”なのか等々。真意がまだよくわからない。謎や含みをストーリーに持たせること自体は悪くない。ただ、今後の登場キャラ、艦隊戦描写にまで悪影響が出るような持たせ方はやめて欲しい。既にどちらも息切れ感があるので、一番不安な点だ。正直、現時点では作品の出来の悪さとして目立っている。

・登場する兵器(兵装)

艦よろしく旧兵器のままで戦い続けるのか、ハイテクっぽい水上を走れる乗り物が出てきたので”超”兵器も出てくるのか。書いていてコーエーのゲーム『鋼鉄の咆哮』を思い出してしまった。まあ、あの作品の兵装ほど、はっちゃけないでしょうな。別にレーザーとか出しても良いのよ? 作中で面白く料理できれば。もちろん、新兵器対旧兵器、そこに人間の知恵や工夫が入って・・・といった王道な展開も、期待しているのですが。

・音楽

これはもう期待感ゼロ。作品の題材(海(軍))、横須賀との関係、行進曲が魅力的な縁ある日本の作曲家もいるのに、本当にもったいない。日本に限らず、それこそ古今東西の名曲だってネタにできそうなものを。音楽がウケれば懇意にしている自衛隊の音楽隊がイベントで演奏、なんてのも制作側が思いつきそうなのに、そこは仕掛けなかったようですねぇ。残念。


それでは『はいふり』3話の感想。冒頭で他の艦らしき状況が出て、少し「おっ」と期待したのですが、話題の中心は「反乱」のことでした。お話として引っ張るなとは言いませんが、これはもう種明かししたときに余程練り込んだ展開でないと、厳しい気がする。1話から観直した時に、「このシーン、つまんない理由でやってるんだよな〜」「ここで伏線入れときゃ面白くなったのに」とならなければいいのですが。

そんな不安を煽るかのように、前回の引き、武蔵からの救援要請は割とアッサリ無視することに。あ、その前にココちゃんの状況確認シーンがありましたね。しかしまあ、音楽もその使い方も、相変わらず最低ときたもんだ。ドラマも映画も実写もアニメも、何も観たことないのかね? もうブルーレイ特典には音楽を除いた、台詞と効果音だけを入れたバージョンを収録すればいいと思いますよ。リアルな実習描写になって良いじゃないですか。個人で好きな音楽をつけることもできるし。ええ、もちろん嫌味です。今回、音源のパターンが少ないこともわかったので、余計ガッカリしました。

イカンイカン、音楽についてはこれくらいにしておきます。今後はネタかギャグとして面白かったら話題にしよう。主砲の点検シーンですが、服装がいつもと一緒なのは「アニメだから」で別にかまいません。ただ、作業服に着替えたり、ライフジャケットつけたりしても別に悪くないと思うのですがね。むしろ「こっちの服のほうが似合ってる・可愛い」「お、こだわってる。海上保安庁も納得だな」と、キャラ・作品の魅力になる要素が詰まっている気がするのは私だけでしょうか。予算等々、制作側の都合ですかねぇ。うーん、淋しいものだ。この作品に限ったことではないですが、どうも「萌え」というのはナメられているみたいですね。女の子出しときゃ良いと。

話がそれた。ついに作中でツッコミを入れられてしまった、ココちゃんの一人芝居。本当にお寒いキャラ立てになってしまった。作中でツッコむくらいなら、もうやらないほうが良いと思うが、たぶんまだやるんだろうな。

その後、広域通信と、武蔵からの救援要請を無視するくだりにつながります。無視する判断は別に悪くないですが、ストーリーとして今回は「武蔵危機の真相と、事の顛末が徐々に明らかに」みたいなのを予想していただけに、肩透かしを喰らいました。前述の通り、これ、今後の展開について相当練っていないと、ストーリーを徒にチグハグさせているだけですからね。例えば救援要請を無視する主人公側の動きと別に、武蔵の状況を同時進行で仄めかしてもいいわけです。この不安は今回も解消されず。

お、寝起きの描写はベタにやるんですね。専門用語やら艦のスペック説明には妙にこだわるくせに、やはり「萌え」には何のこだわりもプライドもないようですね。どら焼きが発売されても買いませんよ。

男子が乗っているらしい、正体の掴めない潜水艦との戦闘ですか。ストーリーの方向性が掴めない上に、再び正体不明な相手との戦闘というのは、熱中できないものです。1話の感想から書いているが、ギャグシーンとシリアスのメリハリがないので、緊迫感も薄れている。戦闘描写自体はそれほど悪くないだけに、惜しい。CGも夜の方が粗が少なく、見栄えが良いのね。1対1の描写が続いているので、やはりストーリーを進めて戦いのバリエーションを増やして欲しいですねぇ。毎回戦闘しなくてもいいです。”入魂”の描写が観たい。敵のスペックも台詞じゃなくて、描写でわからせて欲しい。

また、これだけキャラがいるのに、結局主人公だけを有能キャラに仕立て上げるのは、群像劇としてもつまらなく収束しそう。台詞のあるキャラも絞られてきた感がある。あとは、話し方と語尾でキャラ付けしているのが数名いるが、ストーリーや世界観といった作品の他の要素でキャラの魅力を補えていないので、現時点ではキャラの魅力になっていない*1。安直、ということですな。長い名前も同様。

最後に帰港命令。戻るんですか。罠でもなんでも良いです。面白ければ。取り敢えず戦闘がウリなら、何と・何のために戦うのかは早めに明らかにした方がいい。次回、せめて掴める藁くらい、期待したい。

*1:しかもキャラ付けのためにやっているのに、棒読み気味だと萎える。

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