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『ガールズ&パンツァー 劇場版』初日公開 見どころと感想


かねてから楽しみにしていた『ガールズ&パンツァー 劇場版』が公開日を迎え、さっそく初日から観に行ってきました。プレミア前夜祭で鑑賞するかさんざ迷いましたが、やはり感想が一斉に解禁になる今日を待って観ることにしました。もちろん、そうは言ってもまだ公開直後なので、ストーリーの核心に迫るようなことをダラダラ垂れ流したりはしませんがね。そういう感想は、また日が経ってからやることになるでしょう。劇場版はチーム別に部隊、いや舞台挨拶するのだろうなと予想していたら本当にそうなったので、公開記念に舞台挨拶も楽しんでおこうと思ったのも理由のひとつです。

しかしまあ、自分のアニメという話題のカテゴリが、もうほとんどガルパンの話、というくらいハマってしまいました。放送開始前の冴えないPVで何となく気になって本放送1話を観てから、かれこれ3年くらい話題にしています。個人的にもう一過性の作品ではないです。アニメ本編、題材・元ネタの消化、大洗との関係まで、後々まで記憶に残る作品になりました。劇場版で完結の様ですが、どうにかシリーズ化して新作が続くような、一つの流れになって欲しいとすら思っています。この戦車道の世界は、まだまだ描く余地がある気がします。悪あがきと言われようが、それくらい終わるのが惜しい作品です。

当日は、TOHOシネマズ日本橋の夕方17:15〜の回で初鑑賞。舞台挨拶があって、かつ周辺(秋葉原、神保町)で用事が済ませる映画館にしました。17:15〜の回は舞台挨拶が上映前なので、大きなネタバレもなく舞台挨拶も記事にできるだろうと思ったのもあります。あ、当日麻子状態になって、慌てて映画館に行かなくてもいい開始時間というのもあります。テヘヘ。

この時間は意外と人がはけていて、すんなり入場。取り敢えずパンフレットを確保しました。時間があったのでグッズを検討。このクリアファイル攻撃は、何なのだ? あと紹介記事のアニメ全話おさらいも。入場者特典はカチューシャ・ノンナの色紙でした。ケイ・ダージリンかこの組み合わせがまず欲しかったので、ヤッタネ。

◆舞台挨拶
11/21最後の、生カモさんチーム司会で、生あんこうチームによる舞台挨拶。あんこうチームの面々の背格好が、本当にアニメ本編のキャラと同じようなバランスで、ちょっとニヤリとしてしまいました。また、そど子の中の人(井澤さん)を初めて見ましたが、いちばん装いが校則違反だと思いました。あと渕上さんはテンションがおかしくて、面白かったです。みほが未成年飲酒でもしたのかって感じでした。挨拶の内容は各々ネタバレに配慮したもので、感謝。特に井口さんが、今後の展開も希望する口ぶりで、ちょっと意外だったかも。あ、「そど子」「れま子」のやり取りも生で聴けて大満足。舞台挨拶に行った理由のひとつが叶いました。挨拶終了後の舞台袖から、メンバーの「おつかれさまー(キャー)」みたいな声が一瞬聴こえて、ホッコリしました。今日はお疲れ様でした。

◆「3分ちょっとでわかる!!ガールズ&パンツァー
月刊戦車道特別号やパンフレットでもお馴染み、本編おさらいの時間です。デフォルメキャラが可愛い時間でした。新規、未見者のための配慮かもしれませんが、まあ魅力を詰め込むにはチト短かったですかね。本編開始前に、これまで作品を観てきたファンが息を整える内容ではありました。

◆『ガールズ&パンツァー 劇場版』本編 ・見どころ
前述の通り、まだこの時期なので、まず感想よりも見どころとして書いておきましょう。

・戦車戦の映像と音の迫力は極上です。こちらの期待度を遥かに超えた出来です。映画の時間の多くを戦車戦に割いており、今こんな映画はアニメ・実写他になく、絶対にこの作品でしか観られないことは保証します。このクオリティはTVシリーズでは無理だと納得しました。映画後半は息をつく暇がなく、私は(良い意味で)疲れました。ぜひ映画館で観ておいて欲しいです。

・戦車のある世界観がさらに補完されています。大洗を始め、日常で「この世界は、戦車の存在が普通なんだ」ということが劇場版で確固たるものになっています。映画を観たら、この世界観はまだまだ今後に活かして欲しくなります。ロケーション、登場する戦車を始めとした兵器・装備、組織の設定等々、何度も観て楽しみたくなります。その点で1回観ただけでは、物足りないはずです。

・物凄くガルパンファン向けの内容です。これが重要なのですが、確かに各メディア・グッズによるTV本編おさらいや、「3分ちょっとで〜」のように、新規のファン獲得も視野にはあると思います。しかしながら、やはりTV本編全話やOVAを観て「ハマった」ファンだからこそ楽しめるシーンが多くあります。これまでついてきたファンが、期待や予想、妄想をぶちまけられる、濃い内容であることが素晴らしいのです。アニメの一ジャンル足りえる、誇り高き「一般向けではない」、「マニアック」な作品に仕上がっています。

◆『ガールズ&パンツァー 劇場版』本編 ・感想
見どころとして書きたいことは書いたので、あとは初見の感想といきましょう。ネタバレは一応配慮してあります。前述の通り、感想はまた後日改めて書きたいと思います。

・今回のストーリーにおける急展開は、まさに戦車戦をやるために用意された展開です。ちょっと驚きつつも、「まあ世界戦はまたキャラと設定に時間を費やす必要があるし、全キャラ・全学校出すならこうなるわな」という感じです。舞台転換としては悪くなかったですが、制作上苦しんだ末の展開なのか、TV本編よりもさらに駆け足でお話を進めていくのが、ちょっともったいない気がしました。

・戦車戦自体のクオリティーは極上ですが、戦闘の勝ち負けは、時代劇の目まぐるしい殺陣のようです。チームごとに作戦も展開しますが、作戦にタメを感じる場面は少ないと思います。戦い、戦いの連続で、例えばTV本編5話のような間や応酬が好きな人には物足りないかもしれません。全登場チームに活躍の場を与えるため、こういう構成になったのかなとも思いました。対戦相手の慢心、うっかり等による戦い・展開は今回殆どなく、まさに「ぶつかり合い」なのですが、それ故に作品の心地良い「たるみ」も多少減退した感じです。

・新キャラクターは、敵味方ともに、もう少し掘り下げて欲しかった感があります。キャラ作り、キャラ立てに苦心した感じです。学校別感想を一言程度後述しますが、狂言回しとしても、もう少しお話の中でキャラの背景を知りたかったと思います。対戦相手も、使用戦車はともかく、ちょっと無個性になった感があります。これは映画における戦車戦との時間配分もあるのでしょうが、今回登場の新キャラは、観ていて好きになっていくかというと、うーん、そういった場面はあまり印象に残りませんでした。ここは正直、TV本編・OVAと劇場版に積み重ねの差が出ています。

・※これは多少ネタバレ要素が多くなっているかもしれません。念のため注意しておきます。学校別感想を簡単に。
黒森峰女学園・・・まほ姉ちゃんが、みほのことが大好きなのは大変良くわかりました。マウス持ってきて欲しかった。

プラウダ高校・・・戦闘シーンが連続する中、ちょっと美味しいシーンがあった学校。それを受けて、カチューシャがもっと挽回してくれれば最高でした。でも色紙が当たってよかったУРаааааа!

聖グロリアーナ女学院・・・ダージリンさんはホントどの作品でもぶれない役どころです。もっと悔しがるところを見たいくらい。

サンダース大学付属高校・・・予告ではそれほど目立ちませんでしたが、地味に良い役どころです。サンダースファン(※私です)は観に行って損は無いです。作戦会議では、思い起こせばケイ発案の作戦が一番有効だった気がします。贔屓の引き倒しですか?

アンツィオ高校・・・アンツィオも活躍するので好きな御仁は是非観に行きましょう。この学校は特に、作戦と戦車のチョイスがドンピシャです。やっぱり、アンチョビのキャラクターは良く出来ているのを再認。

知波単学園・・・後半、もっとカッコ良い活躍の場面が欲しかった。前半、キャラクターを「愚か」にしすぎた感があります。前半と後半でその落差・成長があまり味わえなかったかな。ガルパンのキャラクターで珍しく、アタリではなかったです。

継続高校・・・知波単学園と同様、もう少し掘り下げて欲しかったと思います。キャラを立てたかったのでしょうが、カッコつけ過ぎましたね。他校との絡みが、もっとあってもよかったと思います。あ、もしかして学校ごと今後のネタに残しておくのかな?

県立大洗女子学園・・・日常であのキャラが!? という展開がある一方で、意外や意外、戦車戦での活躍は、少し割を食った感があります。今回はみほ隊長による大逆転作戦、という印象は薄れています。「みほと家族」も、まだ掘り下げられそうですね。

◆『ガールズ&パンツァー』劇場版を観て今後の展望
EDまでの流れの話にもなるので、詳細は避けますが、「これで終わっていいの?」というのが、初見で率直に感じたことです。むしろ「もう1回作ってみない?」と言いたくなります。「完結」というほど締めくくっているわけではなく、冒頭で述べた通り「戦車道の物語、まだやり残したことがあるのでは?」という余韻が残りました。私自身、期待のハードルが上がりきっているせいかもしれませんが、完結と言うには物足りないし、早いのではないでしょうか。もっとも、「今はこれで勘弁」という話なら、新しい展開はいくらでも待ちますぜ。取り敢えず、まだまだ映画館に足を運ぼうと思います。

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