デジタルエンタテイメント断片情報誌

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演奏会「GIRLS und PANZER Herbst Musikfest 2015」の感想

11/3は楽しみにしていたガールズ&パンツァーのイベント、「GIRLS und PANZER Herbst Musikfest 2015」(よこすか芸術劇場、指揮:栗田博文・東京フィルハーモニー交響楽団)を聴きに行きました。
チケットについて、1回目(昼の部)は売り切れ、2回目(夜の部)は当日券もアリ、とのことでした。しかしまあ、チケットの最速先行販売受付(7月〜)では座席指定ができなかったのですが、その時点でガルパンシート(プレゼント付きの、S席より高い席)を申し込んだ人って、どのくらいいたんでしょうかね? 私など、オケ全体・演奏者も観たいので2階席以上を指定したいクチなのですが。しかもプレゼントの内容もしばらく不明でしたし。申し込んだ人は相当チョロい客だと思います。


というわけで7月の最速先行販売から申し込み、ガルパンシートを確保して、2回目(18:30〜)を聴きました。

2回目を選んだのは理由があって、
・こういうイベントだと、2回目の方が(段取り等含めて)1回目のミスを修正してきそう、という期待。
・別のコンサートで、2回目の方がアンコールが多い、ということがあったため。
・申し込み段階の話だが、終演の時間を考えた時に、場所的に敬遠する客が多そう(=倍率が低そう)。私は翌日を有休にして臨んだ。フフン。丸一日寝るだけだが。


現地到着後、開演前の人集りを確認してから、目の前のダイエーで一旦休憩。15年ぶりくらいにドムドムバーガー食べました。人が動いているのを見て、会場へ移動。

物販は予てからパンフレットだけ欲しくて、パンフレットの販売列だけ分けて欲しいなあと期待したのですが、全部一緒で少しゲンナリ。しょうがないので並びました。まあ10分も並びませんでしたが。物販はパンフレット以外はあらかた売り切れていたようで、夜の部から来て他に欲しい物があった人は残念だったでしょうね。ハイレゾ音源の売り込み自体は、客層を見る限り悪くなさそうですね。上手くやれば、ポンとお金が出そうな感じです。並んでいる途中で団伊玖磨のコーナーを見つけてニンマリ。そうでした、神奈川縁の人でしたね。団伊玖磨のマーチはカッコ良いので、劇場版で使用されたりしないのかしら。されないか。オペラ『ガルパン』? これも無理か。


東京フィルハーモニー交響楽団は2013年の「ウルトラマン シンフォニーコンサート」*1、2014年の「伊福部昭生誕百周年記念」コンサートと、定期演奏会以外にもここ最近、割と聴いていますねぇ。指揮者の栗田さんが、東フィルとベートーヴェン第九を宣伝していましたが、去年は聴きに行きましたよ、エッティンガー。・・・『SF交響ファンタジー第1番』に惹かれて。ということで、技術的にも特に心配していなかったです。

まあもっとも、この手のコンサートでオーケストラのテクニカルなところばかり気になって楽しめない人は、無粋かなという気がする(それだけの知識・見聞があったら尚更)。このコンサートと今度の劇場版が大好評で、別のオーケストラでまた演奏会イベントがあったりすると、少し話は別だが。イカンイカン、願望が漏れてしまった(でも指揮者の栗田さんの口ぶりから、次の演奏会は期待して良さげでした)。

ただ演奏とは別に、初っ端の『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』で、「ん?」と思ったのですが、ホールのスピーカーでもオーケストラの音を流してたんですね。私は1階の真ん中、中央左寄りで聴いていたのですが、正面右側に配置*2された低音楽器(コントラバス)の演奏を見ていたら、左側からも低音が聴こえてきてました。要は目で追っている音と、聴こえる音の出るところがズレていて、一瞬混乱しました。席が左右寄りの人や2階席以上の人にはどう聴こえたんでしょうか。器楽曲もやっていたし、特に2階以上の席で「音が小さい(聴こえない)」というケースに配慮したのか、オーケストラ伴奏の歌があるときは一般的なセッティングなのか、どうなんでしょうね。また調べなければ。少なくともクラシック音楽の演奏会だとスピーカーは通常使わないですわな。座席によって聴こえ方が違うのも演奏会の楽しみの一つですから。

というわけで音響の印象としては、オーケストラ(ホール)の響きというより、上質なサウンドトラック演奏会、という印象を受けました。サントラの録音なら、映像との効果重視でオーケストラの配置は別に現代配置なり古典配置なり、関係ないわけです。配置が録音会場の制約上、というケースもあります。この演奏会は、BDとCDで後ほど発売されるそうですが、この点で収録された音はどうなっているのか、楽しみになってきました。


曲目としては、前述の『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』から始まって、西住みほ役:渕上舞朗読とTVシリーズダイジェスト映像に合わせた演奏、TV版・劇場版主題歌披露、観客と一緒に『Enter Enter MISSION !』(アンコール)でした(間違えていたら後で修正します)。パンフレットはこのくらい書いてくだせえ・・・。パンフレット代は、はっきり言ってお布施でしたな。演奏に合わせて、映像や奏者を舞台上部のスクリーンに上映する形式。

印象に残った演奏としては、『生徒会、悲壮な決意とともに進みます!』はオーケストラアレンジが成功していると思いました。弦楽器の効果が出ていて、サントラ収録版より好印象。『ブリティッシュ・グレナディアーズ』がサントラより締まった演奏になってました。劇場版に向けて、聖グロリアーナ、強敵の予感です。

4話から5話の繋ぎで、『リパブリック讃歌』をアレンジしていたんですが、これこそ映画版のようでちょっとゾクゾクしました。「ジョニーが凱旋するとき」を思わせるアレンジ。たんたんたぬき・ヨドバシカメラと言われつつも、こんなに渋くなるものなんですね。対サンダース戦は、この後の『アメリカ野砲隊マーチ』も映像に合った演奏で、改めて作品(映像)と音楽の一体感を感じました。だからこそ、今回のような演奏会が成り立つというわけですな。個人的にこの5・6話(対サンダース)の頃が、本放送の時に最もテンション上がっていた頃なので、色々思い出が蘇って嬉しくなりました。ええ、サンダースは私の贔屓ですよ。シャーマン万歳。

強敵アンツィオ戦も、もちろん省略されていませんでした。この順で映像を見ると、音楽も然ることながら映像も進化していることを実感。対プラウダ戦は、『金平糖の精の踊り』をそうやるかー、という感じでした。『パンツァー・リート』は手拍子でしたが、私はオーケストラが足踏みするのかと思ってました。まあオーケストラがそれをやると、劇場内でみんな足踏み始めて危険ですね。

渕上舞ChouCho佐咲紗花あんこう音頭でサプライズ)の3人を生で見ましたが、キレイでした。オーケストラ伴奏のイベントとして考えると、なかなか贅沢だったのかもしれません。しかし、最後に『Enter Enter MISSION !』を観客と歌うのはチト厳しかったかな? 多分『雪の進軍』あたりの方が盛り上がった気がする。男声の『あんこう音頭』でも良いな。

劇場版情報としては、主題歌以外は特になかったので、また期待しておきたいと思います。やはり劇場版サントラは映画を観る前に聴かない、曲目見ないようにしなければ。次の演奏会開催も期待しつつ、ここまで。

TVアニメ『ガールズ&パンツァー』オリジナルサウンドトラック

TVアニメ『ガールズ&パンツァー』オリジナルサウンドトラック

(2016/2/14追記)2/10に発売されたCDはぜひ聴いて欲しいです。当日以上に楽しめるかもしれません。その記事はこちら。これは2/24の映像(BD)も期待。

*1:今年(2015年)は予定の演目を見て、パスしました。事前に公開された企画内容としては、2013年の方が興味を惹かれるものだったと思います。

*2:オーケストラの配置はいわゆる現代的な配置(正面から左が高音の楽器で、右が低音を担当する楽器の配置)でした。

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