デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

玉音放送と現代の技術で趣味に寄せる夏

やはり状態の良い原盤の存在と現代のデジタル技術は侮れない、と思った8月だった。

歴史的舞台、鉄扉開く 自らの玉音放送聴いた御文庫付属室 再生原盤は昭和天皇独特の抑揚を明瞭再現
(2015.8.1 産経ニュース)

今更でもあり、詳細と音声はリンク先で確認してもらうとして、今年の夏に公開された終戦詔書玉音放送)の新音声には驚いた。『皇紀二千六百年奉祝楽曲集』 の付録として収録されていた、これまで一般的だった音源(音源提供:NHKサービスセンター)のデジタルリマスタ版と聴き比べたのだが、これほど音の明瞭さに差がでるとは。

皇紀二千六百年奉祝楽曲集 [R.シュトラウス/ピツェッティ/イベール/ヴェレシュ] 玉音放送 (Festmusik zur Feier des 2600 jahrigen Bestehens des Kaiserreiches Japan op.84 etc) (2CD)

皇紀二千六百年奉祝楽曲集 [R.シュトラウス/ピツェッティ/イベール/ヴェレシュ] 玉音放送 (Festmusik zur Feier des 2600 jahrigen Bestehens des Kaiserreiches Japan op.84 etc) (2CD)

注目点がずれている、との謗りを受けるかもしれないが、このCDに収められているようなクラシック音楽の歴史的音源も、新音源発掘と現代の技術でどんどん蘇ったりしないものか。
昨今のクラシック音楽における、新音源使用やリマスタリングによる演奏の再発売には辟易することもある。「今までの盤と何が違うのか」と訝しむことも少なくない。もちろん人声と楽器の復刻についても一概に比べられないだろう。しかし、こういう復刻を聴いてしまうと、クラシック音楽でもこのくらいセンセーショナルな音源を期待してしまう。大げさに言ってしまうが、これまでの評価を覆すような音を”暴いて”欲しくなる。
久々にこのCDを取り出し、一通り演奏を聴きながら、そんなことを度々思った。

スポンサーリンク