デジタルエンタテイメント断片情報誌

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PC-98とゲームと雑誌のこと

この記事で200日目の更新になりましたよ、奥さん。なんだか無性においワーイ! したくなり、記念のネタを考えていたのだが、おかげで更新がいつも以上に遅くなってしまった。
大体「HP」「常連」「キリ番」なんて概念がすっかり廃れた昨今、こんなことで騒いでも「てめえの200日目なんてどうでもいいわ」と思われるのが関の山だろうし、そもそも約10年続けてやっと200日目とはチンタラ更新するにも程がある。でも気にしない。(全国気にしない協会)

ということで、今日は私がPCの世界にこうして細々と生きる原因をつくったPC-98とそのゲームと雑誌ログイン*1の話をしたい。特に昨今の雑誌なんて、雑誌自体の思い入れよりも、ネットでネタになった(なりそうな)情報探しでしゃぶり尽くされて終わり、なんでしょうが、 こうやって今だに語りたくなる雑誌もあったのですよ。だから許して。何を?

今PC-98を使うための環境

90年代前後のPC-98ゲームに思い入れがあり、今だにその頃のゲームが遊べる環境を揃えている。この頃のNEC製のPCは頑強で、通電してそこそこ使っておけば、なかなか壊れない。まあ、日付表示なんかは内蔵電池のせいでダメになるが。ちなみに当時金銭的に手が出なかったノートPC(486マシン)を格安で手に入れて使っている。大人って良いわ。しかもディスプレイは当時(約20年前)と比べて断然画面が大きくて良いものが接続できる。マウスコンピューター(iiyama)やアイ・オー・データ機器が今でもPC-98の640*400ラインに対応している製品を販売しているからだ(ホント、需要あるんでしょうか?)。

あとは、変換アダプタ(ノートだと2回変換)をAmazonで購入して接続すればいい。こういう周辺機器はAmazonの方が、所謂「PC-98専門店」より安い。14・15インチの画面でしか使ったことなかったので、24インチ以上の画面に映すPC-98の画面は新鮮ですよ。

『同級生2』とついでにログインの話

環境は整えた、それじゃあ何のゲームで遊ぶのか。ここで、『同級生2』(エルフ)と雑誌『LOGiN(ログイン)1995/6/2 No.11』*2のお話です。あ、『同級生2』もPC-98版発売から20週年ですね。タイミング良いじゃないの。

1995年はまさにWindows95到来の年なのだが、一般・アダルトゲーム両方扱っていたログインの記事を席巻していたのは『同級生2』(エルフ、PC-98版)というアダルトゲームだった。もうどんなゲームかは省きますよ。一応、アダルトな部分については露骨に記事にするわけではないので大丈夫だろうが、コンシューマーにも移植されたので、PS版をリンクしておこう。大人はwindows版か、PC-98本体・PC-98版共に今でも割と楽に購入できるのでそちらでどうぞ。あと長岡芳樹*3のぬいぐるみを見つけたので紹介しておこう。シャツの再現が惜しい。(※2017/5追記:売れたのか、市場からなくなってしまった。きっついなぁ)

同級生2

同級生2

  • 発売日: 1997/08/07
  • メディア: Video Game

この号では攻略として、イベントとキャラクター別アタック術を紹介している。隠し扱いだった杉本桜子の情報が解禁されていますねえ。桜子は今見ても可愛いなオイ。あと、比較的攻略が簡単だが、人気のあった篠原いずみも載っている。私は篠原いずみが好きになったせいで、ショートカットの呪縛が10年位続いた。いやホントに。この2人と「永遠の妹」鳴沢唯が今でも好きな人は、きっといるはず*4。唯といえば今は『けいおん!』の方でしょうが⋯。登場する女の子のキャラクターはすべて、テンプレというよりも「模範」的なのだな。好みはあるにせよ、これだけキチンと用意してくれるとファンがつくものです。グラフィックも美麗で、今こそPC-98版の画面を前述の環境で映してもらいたい。ちなみに別の号を読むと、ログイン編集部内で「○○ちゃんは俺のだ!」みたいな争いがあったそうで、まあ記事のためのネタだとしても、ゲーム、アニメといった界隈のノリは今と全然変わってないことがわかりますな。

ログインでも長期間にわたって取り上げられ、色んな編集者の思い入れも感じることができた、愛された作品だと思う。シナリオは、今だとコテコテかなと思う部分もあるが(EDなんて特に)、テキスト含めて面白い。こういうADVでキャラクターの会話が面白くて印象に残る作品、少なくなった気がする。出てくる女の子は同級生以外も出てきて、それがまた良い。逆に言えば、幅広く女の子を描く技量もあったわけですな。

インターネット時代になって、特にエルフの内幕と併せて作品(の販売経緯)が色々語られているようだが、これだけは言いたい。当時のメーカーや製作者の云々抜きにして、良い作品ですよ。メーカー云々の話を気に留めながらプレイする必要は全く無いし、作品の評価は別物です。メーカーに対する思い入れは否定しないが、ここで「当時のエルフで○○が〜」となる人は、私は味噌臭い気がする。今思うと、ログインの記事はそんな雑音を感じさせない、作品についてのみ向き合った良心的な内容だったと思う。

頓挫した続編『同級生3』のことですか? もう諦めろ、ダメだとわかっていても、待ってますよ、ええ。もし発表されたら予約して買うと思います。

なんだかログインの話がおざなりになったな。そうそう、「愛のモザイク劇場」で『ブランディッシュ』シリーズ(日本ファルコム)のドーラ・ドロンが処女か? というディスカッションをやってました。処女の勝ちでした。やったね、前からそう思ってました。自分の進歩の無さをしっかり確認できたところで、今日はおしまい。

*1:PCゲームの潮流の変化と、それに合わせたかのような記事のパワーダウンで休刊したPCゲーム雑誌のことです。書いておかないとな。

*2:後ほど表紙の画像くらい引用したいと思う。いつになるかは不明。

*3:くっくっく、テーマ曲は一生忘れないだろうな。

*4:ついでに書くと、この3人はログイン読者投票人気ベスト3の3人です。

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