デジタルエンタテイメント断片情報誌

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『ガールズ&パンツァー』の再放送感想(5〜6話)

大洗の盛り上がりは相変わらず絶好調のようで何よりだが、そろそろOVAや映画情報はどうなってるの? なんて考える今日このごろ。

そんなところにタイミングよく再放送ですが、5・6話のサンダース戦は、戦車とその戦い方、キャラクターの魅力といったこの作品の面白さが満載の回だと思っています。もちろんこの後も面白いのだが、本放送時のワクワク感はこの頃が最高だった。まだお話は折り返し地点、大洗女子の行く末は? 次のライバル校はどんな学校*1? やっぱりオリジナル作品が観たいですねぇ。

・第5話再放送(MX・毎週日曜23:00〜)
まず5話。本放送時も書いたが、ちょっと詰め込みすぎなのだな。姉・まほとの関係、みほに内緒で練習するあんこうチームのメンバー…。描写は悪くない。家族、友人、友情…むしろ好きな要素。でも全話観た後だと尚更、取ってつけたような感じがするのも確か。話数をもう少しかけてじっくり描写したらもっと面白いのになぁ、と。1クールの中でやりたいことだらけだったのだろうが、惜しい。まあでもこの辺りは次作以降に期待。

詰め込んだ分、戦車戦は見せ場がたくさん。ウーン、作品作りの難しいところなんだろうな。特に今回の作戦の応酬はすごく良い。通信傍受は本編でズル扱いとは言え、敵が頭を使ってくると面白いのよ*2。そしてそれを逆手に取る。基本だけど、やはりそうこないと。サンダースは出場車輌がバレた時点で、大会当日の出場車輌を変更しても良かったのに。パーシングとかチャーフィー持ってきたりして*3

そして3突が3突らしく活躍。大洗で4号と並ぶ、他校の戦車に対抗しうる攻撃力の車輌。さすがに上手い構成。これでもっと歴女メンバー全員に注目が集まれば良いのに〜。

・第6話再放送
6話は、5話の流れを引き継いで、サンダースの逆襲、といったところ。この大洗女子ピンチから大逆転の流れは、本放送時はたまらなかった。沙織と華の活躍は、この話以降も重要になってくるし、『戦車道』を考える上で、サンダースのケイのキャラも光る。ただ戦い方については、お話として作るならこれっきり(1期だけ)の話かな。やっぱり大洗女子ももっと良い戦車揃えて欲しいなー。あ、制作スタッフこだわりのシャーマンの描写は良かったですね。すごく強くもないが、実際性能もそれほど悪くないし弱くもない。あの車体も愛嬌がある。また出番があるといいな。団体戦(タッグマッチ)で見てみたい。

麻子の祖母の話に絡めて、5話に引き続いてみほとまほの関係描写を試みているけど、改めてみるとちょっと浮いているか。どうせやるなら、次回以降で麻子を送った後のまほやエリカの描写なんか見てみたかった。まあ『戦車道』に絡めた意図はわかるし、目くじら立てるものでもないが。

面白いと思った作品には、もっと面白くなってほしいのよね。欲張りですな。7話は予告で期待したな…、アンツィオ。

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*1:だからこそ7話はある意味ズッコケた。

*2:狡猾な敵って、最近少ない気がする。

*3:その辺も細かく言うと、参加戦車等は試合前48時間前までに届けなくちゃいけないのだが(戦車道試合規則より)、そこは話の中でうまくやってね、と。

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