この間の怪獣総選挙もそうだが、最近円谷プロづいている。そんなところで、今日は円谷プロ50週年記念のコンサートに行ってきました(行ったのは夜の部のみ)。ちなみに改修後の東京芸術劇場で初めて行ったコンサート。いかんなぁ、読売日本交響楽団でも聴きに行くか*1。
円谷プロの世界を堪能できた1時間半でした。ウルトラマン・円谷プロメドレーから始まって、アトラクションイベントやって、庵野秀明リクエストタイム、『交響詩ウルトラセブン』演奏、『ウルトラセブン』・『ウルトラマン』の歌を合唱してシメ。夜の部は1曲追加ということだったが、どの曲だったんだろう? 夜の部だけ行ったのでわからん。あとで調べて追記するか…。※『ウルトラセブン』の歌でした(9/2追記)
オーケストラの演奏は迫力重視でよく鳴らしていた。ウルトラシリーズの曲はオーケストラで映える曲が多いので、このくらいやってくれれば、十分楽しめる。東京フィルも手慣れたものなのかも知れない。まあこのコンサートで演奏技術についてゴチャゴチャ言って楽しめない人は、聴きに行かないほうが良いでしょう。そもそもなんで聴きに来たの? という感じですかな。
さて曲目としては、円谷作品メドレーが大変良かったです。『恐怖の街』がおどろおどろしくてたまりませんでした。その後のミラーマン→ファイヤーマン→ジャンボーグAの流れも素晴らしい。『戦え!ジャンボーグ9』も聴きたかったなー。『君だけを守りたい』はつるの剛士が歌ってました。『ウルトラマンサーガ』の時から思っていたが、歌上手くてグッド。つるの剛士はMCもソツなくやってました。相変わらず帽子被ってたな。将棋といい、ウルトラマンといい、この人を最近よく見ている気がする。
出演者では、ひょうきんな黒部進(ハヤタ)、手慣れた感じで名場面・名台詞をネタにする森次晃嗣(ダン)もいつも通りでした。今日の出演者にはいつまでも元気でいてほしいものです。そうそう、ロビーでパンフレット購入者に、怪獣絵師・開田裕治即席サイン会をやってました。私もついサインをもらってしまった、エヘヘ。
特別ゲストの庵野秀明リクエストについては、ある意味一番楽しみにしていたので、トーク内容を簡単に箇条書きしておこう。面白い人だ、というかホント心底オタクですね。ウルトラマン絡みだとより自然体でオタクな気がする。
・昼の部・夜の部聴いている。生演奏は良い。(※夜の部は客席で聴いている姿を観ました。)
・『ジャンボーグA』は良い(※これには同感)。
・『ウルトラマン』という作品の衝撃は一生の呪縛(※これは色んなメディアで語っていますな)。
・良い音楽の作品は、良い作品だ。
・リクエスト曲、1つ目は『帰ってきたウルトラマン』のM13(夕陽に立つウルトラマン)。曲の使い方は第38話「ウルトラの星光る時」が最高。特撮博物館のCM音楽は、この曲以外考えられなかった。(※曲名発表時、ホールは「やっぱり」という感じで笑いに包まれました。)
・2つ目のリクエスト曲は『マイティジャック』のOP。当時夜8時から放送で、眠い目をこすって観ていた。MJ号(マイティ号)は良い。(※円谷作品メドレーでは『MJの歌』だったので、もしかしたら⋯と思った人は多いのでは?)
・昼の部では客席でリクエスト曲が聴けなかった(MC後、舞台袖に下がってしまった)ので、夜の部は客席で聴けて嬉しい。
最後は出演者・観客全員で『ウルトラセブン』・『ウルトラマン』の歌を合唱して終演。セブンの歌も3番まで歌わせてよー。まあでもあの場で合唱するのは、気持ちよかった。やはりウルトラマンは、自分の中に生き続ける理想のヒーローですね。庵野監督のいう「呪縛」ほどではないが、なかなか打ち砕けない存在だなぁ。
客層は(特に男は)中高年多めだが、まあ男女問わず幅広く、という感じでした。その辺りは黒部進にMCでいじられました、というところでお察しください。
・『帰ってきたウルトラマン』のM13(夕陽に立つウルトラマン)について
実は私は、同曲でもM12(怪獣対ウルトラマン)のほうが好きなんだなー。M12は弦楽器がメインなのです。シロフォンが印象的な中間部も好き。どちらもオリジナルは下のミュージックファイルで聴けます。
- アーティスト:TVサントラ
- 発売日: 1999/05/21
- メディア: CD
円谷英二生誕100周年記念CD BOX - Music from the works of EIJI TSUBURAYA -
- アーティスト:TVサントラ
- 発売日: 2001/07/20
- メディア: CD
*1:有名曲もやるが、マイナー・マニアックな曲も程々に取り上げてくれる在京オーケストラ。一時期ロジェストヴェンスキーが指揮する演奏会を楽しみにしていた。