デジタルエンタテイメント断片情報誌

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私の「卒業」は何も変わらない

「卒業」の“卒”という漢字の部首は何かご存知でしょうか。

私は「なべぶた(亠)」かな、と思ったのですが、「じゅう(十)」だそうです。

ところで“率”という漢字があります。この漢字の部首も「なべぶた」ではなく、「げん(玄)」だそうです(以上、漢検のウェブサイトより)。

形は似ているのに、よく調べると何だか異なるこのふたつの漢字*1は、学生時代を通じて「そつぎょう(卒業)」や「かくりつ(確率)」といった書き取り問題でよく出題されていました。おそらく頻出問題でしょう。その度に、一瞬筆記を躊躇するのが、私の「卒業」という字でした。

Googleで検索すると、私以外にもそういう同志(大げさ)は割といるようです。コンピューターの入力・変換で間違えることはないですが、手書きでメモするときなど、いまだに筆記がピクッ、と止まるときがあります。

そういえばこの時期は、漢字以外のことを考えても、何かと戸惑うことも多いですねぇ。

写真は伊達政宗ゆかりの瑞巌寺境内にある、臥龍梅(丁度この時期に撮影)。「花ぞ昔の香ににほひける」、いやいや私のような人間だって、今も昔も全然変わってないです。

    

*1:余談ですが、この記事を考える際、手持ちの『新版漢語林』(大修館書店)も確認しましたが、こちらでは”卒”も”率”も、「亠」に整理・分類されていました。『新版漢語林』は調べやすさ重視で、「じゅう」や「げん」といった整理を改めた様です。部首なのでどの辞書でも分類が統一されているかと思いきや、異なるとは思わなんだ。

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