デジタルエンタテイメント断片情報誌

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秋のアニメ映画観に行った その4

めっきり寒くなり、秋というよりもう冬ですが、また映画を観てきました。正直そんなに楽しみにもしていなかった作品。題材も題材だし…、という感じで。今回は先日公開された『かぐや姫の物語』(公式サイト)の感想です。


いやぁ・・・、これは面白かった。1度は観て欲しい。むしろ1度だけ観て、思いを馳せる作品なのかもしれない。 『竹取物語かぐや姫)』を読んだ人が想像するであろう、「かぐや姫ってどんな風に大きくなったんだ?」、「かぐや姫って、一体どんな男が良いんだろうな」といういわば「想像の余地」の部分を、『竹取物語』のストーリーの根幹を壊さずに魅力的に描いている作品。お話の大筋はわかっているのに引き込まれる。かぐや姫もすごく可愛い(画、性格付け共に)。かぐや姫の可愛さ目当てに観に行っても間違いないです。むしろこういう可愛さの表現をアニメでもっと味わいたいのですがねぇ。
原作『竹取物語』との比較で特に言えば、石上中納言についてはあっさりした処理になっていました。実は石上中納言をどう料理するのかな、と期待していたのでそこはちょっと拍子抜け。
音楽と映像の効果も素晴らしい。音楽が映像を邪魔せず、画で魅せる場面は劇場内が静まり返る。音楽だけが景気良くて「うるさく」感じる作品も多い中、流石だと思った。
役者の演技について触れておこうか。何も不満がない。映画を観ていて、「下手クソだな」、「これ○○だな」みたいなことを全く思わずに鑑賞できた。アニメーション映画ならこういうキャスティングが当然。きちんと演技してくれたら、私は別に俳優だろうが声優だろうが素人だろうが誰が演っていても一向に構いません。キャストのことなど考えずに作品に没入するも良し、演技に注目して観るも良しです。個人的には翁と媼が素晴らしかったな。捨丸はモロにジブリのイケメンという感じで、むしろ微笑ましい。

130分があっという間です。お話、キャラクター、映像、音楽(声)、何に注目していても飽きがこないと思う。この作品が退屈だとか、冗長に感じるような選ばれた人種にはなりたくないものですな。良い作品を観ました。

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