デジタルエンタテイメント断片情報誌

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「辛口・毒舌」を自称する文章というのは、思ったより辛口・毒舌に感じない。個人の感じ方だと言われるかもしれないが、だったら自称しないで欲しいと思う。しかも感想・批評といった文章で「辛口・毒舌」が自称されている割には、自称「面白い」感想・批評というのにはお目にかかったことがない。
前述の「辛口・毒舌」を自称する文章を書く人は、いっその事「今日の感想は辛口です」などではなく、「今日の感想は面白いです」と言ってくれればよいのに、そこは自信がないのか。自分で自分の文章を講評している点では、同じ事なのに。

そんな中、「毒舌」を自称していて面白い文章は、今東光の『毒舌身の上相談』、『毒舌仏教入門』くらいか。読んでみると「毒は薬にもなる」を痛感する語り口で、面白くて普遍性がある。本のタイトルは『毒舌〜』だが、本人は別に「今回の文章は毒舌だけど〜」なんて書いてないのね。この人くらいになると予防線を張る必要がないんだな。
『毒舌身の上相談』が今でも通用する質問・解答だらけで、世の中何にも変わってないですねぇ。

毒舌 身の上相談 (集英社文庫)

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毒舌・仏教入門 (集英社文庫)

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